表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊と混ざりあった少年  作者: 田舎暮らし
最終章 人と神
738/765

第229話 終局 Ⅳ

「『アンリ』様、貴方はこの国に対して思うところはございますか?」

「?」


リリカの唐突な質問。

それの質問内容にクライスは驚いた。

普段のリリカらしくない。

今の質問は下手をすれば『アンリ』の機嫌を悪くするような言いようだった。

しかし、『アンリ』本人はさらりとそれを受け流す。


「思うところか・・・・・・・・・・・・、別に何も。『アフラ』の行いに対しては思うところはあるが『アフラ』の行動原則は狂っていた。天災と思うしかないだろうな。我自身は最早何も考えたくはないな。神という厄介な柵からも解放されたただの人間に成り下がったのだから。この国に焚いてこれ以上の迷惑は掛けないようにするつもりだが。それではダメなのか?」

「・・・・・・・・・・・・・。」


『アンリ』の回答にリリカは静かに眼を瞑る。

無言の時間だけが過ぎていく。

周囲の人間も当事者であるクライスも何も言えない。

リリカの考え事が終わるまでは。

『アンリ』もそこは空気を読んでいるのか静かに眼を瞑り立つ。


「ふぅ・・・・・・・・・。」


リリカが小さく息を吐く。

長い長い思案が終わったようだった。

そして、リリカの出した答えは全員の驚愕を誘うのであった。

本作『精霊と混ざりあった少年』を読んでいただき誠にありがとうございます。


『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。


感想もお待ちしています。(メンタルは弱いので誹謗中傷は控えていただけるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ