第211話 神の素顔
振り下ろされた『天羽斬』。
その軌跡は『アンリ』の身体を斜めに斬り裂いている。
筈だった。
『・・・・・・・・・・、何をした?』
「言われた通り斬ったんだよ。」
『斬られていないが?』
「あんた、仮にも元神だろ?気が付かないのか?」
流石の『アンリ』も今自分の身に起こっていることが理解できていなかった。
確かに『天羽斬』に身体を斬られた。
その感覚はあった。
なのに身体はくっついている。
それどころか斬られた痕すらないのだ。
『これは・・・・・・・・・力が感じられない?いや、あるにはあるが・・・・・・・魔力だけだと!?』
『アンリ』は自分の身体に起きている異変に気が付く。
確かに魔力は感じる。
しかし、それ以外の力。
簡単に言えば神の権能を感じなくなっている。
そして。
『我が身の闇が失われていく・・・・・。』
『アンリ』が身に纏う闇が消えていく。
闇が薄らぎその下から真っ白な表皮が現れる。
全身の闇が取り払われて現れた存在。
それは神が創ったと言っても不思議ではない程に整った顔と腰まで伸びる漆黒の髪を靡かせる痩せ細った人物が現れるのであった。
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