第206話 断首と拒絶
クライスの手により上段から振り下ろされる『天羽斬』。
『アフラ』の首に吸い込まれるように白金の光り輝く刀身が降り落ちる。
そして。
スッ。
一切の抵抗もなく『アフラ』の首をすり抜けた『天羽斬』は地面スレスレでクライスの手により止められる。
そして、『アフラ』の首が地に墜ちる。
ドサッ!!
ピューーー。
頭と胴体が斬り離されたことにより首から大量の血液が流れ出る。
先程の戦闘の様に血液から異業種は生まれない。
故に本当の意味で神を殺したのであった。
「はっ、はっ、はっ、はっ。」
荒い息を吐き続けるクライス。
魔力を極限まで圧縮し精神を研ぎ澄まし『アフラ』の首を斬り落とした。
身体中から大量の汗が滴り落ちる。
ほんの数分の出来事なのに数時間も緊張してたかのように大きく息を吐く。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
全身の筋肉が弛緩していくのが判る。
手に持つ『天羽斬』がやけに重たい。
ズシリと両手に掛かる負担がクライスの身体中に広がっていく。
膝から崩れ落ちそうになるのを我慢する。
そんな身体をエリスの身体を操る先代が支える。
「大丈夫ですか?」
「ええ、何とか・・・・・・・・。もう大丈夫ですので、離れて貰っても?」
クライスはエリスを遠ざける。
これだけなら異常な事だが、中身が違う。
それ故に、自然と拒絶をしてしまったのだった。
明日は月曜日なのでお休みをいただきます。
明後日の更新をお待ちください。
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