第205話 魔力の質
『いい魔力だ。とても人間が出していい質ではないな。』
『アンリ』がクライスの練る魔力に感想を述べる。
その言葉にエリスの身体を動かしている先代が質問を投げかける。
「出していい質ですか?一体どういう意味でしょう?」
『そのままの意味だ。番の中には三種類の魔力が渦巻いている。それが綺麗に混ざり合い番の力になっている。故に、本来なら人間が持っていい領域ではないのだ。そういったものも含めた意味だ。』
「なるほど・・・・・。」
改めてクライスを見る二人。
クライスの練り上げる魔力は綺麗な色をしていた。
見る角度によっては白く輝く黄金色。
神聖な光の魔力と偉大なる雷の魔力、それにクライス本来の魔力が混ざり合う。
三種の魔力が混ざり合う膨大な魔力が練られる。
そして、その全てがクライスの手に握られた『天羽斬』に収束していく。
『うむ、素晴らしい。あれなら『アフラ』の首も落とせるだろう。』
『アンリ』がクライスの練った魔力に合格点を出す。
その言葉と同時にクライスが上段に『天羽斬』を高々と掲げる。
「・・・・・・・・・・・・・・・ふっ!!」
長い沈黙の後に『天羽斬り』が『アフラ』の首に振り下ろされるのであった。
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