第182話 加速する現状 Ⅱ
「エリス!!」
後ろに振り返ったクライスの眼に飛び込んできたのは地に伏せるエリス。
クライスは形振り構わずにエリスに近寄り抱きかかえる。
「エリス!!大丈夫か?しっかりしろ!!」
クライスの腕の中でぐったりしているエリス。
身体を揺らすことは不味いと知っているので声をかけてみる。
しかし、エリスは応えない。
クライスの腕の中で荒い呼吸を繰り返すだけ。
「一体、何が!?どうすればいい!!」
周囲の状況など気にもしないクライス。
腕の中で苦しそうにしているエリスを放っておけなかった。
そんな中で神と謎の存在の激突が激しくなっていく。
「ぐっ!!!?」
突如襲ってくる魔力の波動。
周囲を蹂躙しながら広がる被害。
咄嗟にクライスはエリスを抱え込み魔力の波動から身を守る。
展開される障壁はつたないながらもクライスとエリスの身体を守ってくれた。
そんな状況がどれだけ続いただろう。
エリスが眼を覚ます。
「ク、クライス?」
「エリス!?大丈夫か!!」
エリスが眼を覚ましたことに安堵するクライス。
「少し、無理をしすぎたみたい・・・・・・。でも、大丈夫。」
「どこがだ!!息も絶え絶えで今にも意識を失いそうなのにか!?」
クライスの言葉に苦い顔を示すエリス。
自分の状況を理解されているのが悔しかったのだろう。
それでもエリスはクライスに頼みごとをする。
「クライス、神を倒して。あの方と共に協力して神を。そうすれば、この戦いも終わる。」
「そ、それは・・・・・・・・。」
クライスはエリスの頼みとは言え躊躇していしまう。
神を倒す。
それには大賛成だ。
しかし、協力者が穴から出てくる謎の存在。
その存在にクライスは危機感を覚えてしまうのだった。
明日は月曜日なのでお休みをいただきます。
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