第145話 最後の時間 Ⅵ
『外の状況はこうなっている。』
インドラが宙に手を翳すと波紋が広がり景色が映し出される。
そこにはクライスの眼前にまで迫った光の奔流が映し出された。
しかし、動きは無い。
『ここは時間の流れが関係ない世界だからな。』
インドラがクライスの心情を読み取り説明を補足する。
『でも、長く居座るのも禁物よ。ここは精霊にだけ許された空間。許可を得ているとはいえ長くいれば人として帰れなくなる。』
セレネがインドラの説明に補足する。
どうやらこの空間はクライスを歓迎していないのが判明した。
「それならどうしてこの場所へ?」
クライスの疑問は至極当然であった。
精霊の固有世界に招待されたのは判った。
外の時間が止まっているのも判った。
なら、必然的に次は何故自分を招待したのか?
ここに行き着くのは当然だろう。
インドラとセレネに質問する。
『そうだな・・・・・・・・。そこに行き着くよな。』
『そうね・・・・・・・・・・、呼んだ意味はしっかりとあるわ。』
インドラとセレネは悲し気な表情を浮かべるも笑みは絶やさない。
その二人の表情からクライスは嫌な予感がしてたまらないのであった。
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