第112話 心象具現
現状の神に対して出し惜しみは不可能。
覚悟を決めたクライスは魔力を高める。
その魔力の高まりを感知した神が歓喜の声を上げる。
「そうか・・・・・・・・・、覚悟を決めたか。よい、よい、よい!!さぁ、貴様の力を見せてみろ。短時間で成長する貴様の力。今の限界を我に示せ!!」
世界に自らの魔力が浸透していく。
感覚を拡げる度に魔力が満ちていく。
空間を支配する。
空間に自らの心を映し出し、この世のものとする。
故に『心象具現』。
世界を塗り替える為に詠唱する。
『世界に満ちるは幻想の花。散り逝く花弁は悠久の刻を残す。ひらりひらりと落ち逝く命。輝きは一瞬、心に沁み込む幻想郷。彼方へ導くは華の精。迷い込みその身を委ねよ。世界は慈しみで溢れている。さぁ、夢幻の如く儚く散り逝け。』
再び具現化した幾千の桜が等間隔で規則正しく植えられた世界。
空は月と星が瞬く。
月と星の光で世界が満ちている。
和かな魔力が世界に存在するものを包み込む。
風が吹けば桜の花弁が舞い散り月光に照らされ儚く光る。
此処にクライスの『心象具現』『夢幻桜花』が世界を侵食した。
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