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精霊と混ざりあった少年  作者: 田舎暮らし
第2章 魔法学院 騎士団設立編
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第9話 メンバー紹介と騎士団の名前

「さて、残りの三人に自己紹介をしてもらうかの。」

「では、私から失礼します。」


ふくよかな体格の女性が一番に名乗り出る。


「二人とも初めまして、私の名前はマーガレット。王国騎士団の第四部隊所属でしたが、この度リリカ様直属の護衛騎士団に配属になりました。年上になるけど同僚なので気さくに話しかけてね。因みに、土魔法が得意で防衛には自信がありよ。」


マーガレットさんか・・・、気さくに話しかけてねって言われても年上だから難しいよな。

おっと次は前髪が長い男の子か。


「つ、次は僕ですね。は、初めまして、僕の名前はペインって言います。風の魔法が得意です。ぼ、僕も魔法学院一年生ですので、学院でも宜しく。」

「ペインは少し恥ずかしがり屋な所があるが実力は確かじゃぞ。フルネームを言って無かったが貴族の子息じゃ。ほれ、フルネームを教えてやらんか。」

「あ、す、すいません。ペイン・フォン・チャイルドです。チャイルド公爵家の長男になります。」

「「チャイルド公爵家・・・・」」

「こんなでも一応わらわの親戚じゃ。だから、普段はわらわと同じ様に気兼ねなく接してくれ。」

「リ、リリカそれは無理だと思うよ?一応、ぼ、僕は公爵家嫡男で二人は平民でしょ。し、しかも初めて会ったばかりだから難しいと思うよ。」


ペイン様がリリカ様の親戚・・・・?公爵家嫡男が同僚なのか?

エリスも呆気に取られてるし、あと一人は一体どんな人なんだ?


「最後は・・・・。挨拶できるか?」


全身黒ずくめの口元を隠した細身の男性はエリカの問い掛けに頷くだけで返した。


え!!頷くだけ?一応はリリカ様直属だよね?上司だよね?大丈夫なのか?大丈夫なんだね・・・・。


俺が、二人のやり取りを見て驚いていると男性が一歩前に出る。


「俺の名はハヤト。ジャポーネ出身だ。闇魔法の使い手で普段は隠密が仕事だ。」

「ハヤトは普段魔法で容姿を変えておるからこっちが素顔じゃ。変装時の容姿は時々で変わるから合言葉で確認してくれ。」


なるほど、隠密の方ですか。ジャポーネ出身って聞いたことない国ですけど・・・・。

しかし、護衛騎士団のメンバーが凄いな。もしかして、リリカ様が個人的に選んだんじゃないよな。


俺がメンバーの事で色々考えているとリリカ様が声を掛けてくる。


「この七人におぬし等二人を加えて九人が護衛騎士団メンバーじゃ。暫くは人数を増やすことは無い。」

「リリカ様、普段はどうされるのですか?学院まで皆様来られるのですか?」


エリスが疑問に思ったことを問いただす。


「そんな事はせんぞ。学院ではエリスが常にわらわと一緒の学部で、クライスとペインが同じ学部じゃな。後の六人は通学・帰宅時の護衛や情報収集、細かい業務の処理やわらわの日程管理じゃな。」


まぁ、そうだよな。学院まで全員は無理だもんな。しかし、ペイン様と同じ学部か・・・上手くやれるかな。


「あと、この騎士団の名前じゃが・・・・もうわらわが決めてあるからの。わらわの騎士団じゃ文句は言わさんぞ。」


リリカ様がもの凄く良い笑顔で皆の顔を見る。

当たり前だが、誰も文句は無いようで名前の発表を待つ。


「聞くが良い。この騎士団の名前は九尾の守護者ナインテイルガーディアンじゃ。」


九尾の守護者・・・・、格好いいな。由来は何だろう。ってハヤトさんの眼が見開かれてますがどうした?


「ひ、姫!!!何故その名前に?」


ハヤトさん、めっちゃ驚いてますが!!!それに、姫って!!!ハヤトさん普段はリリカ様を姫って呼んでるのか。それに、名前の意味知ってる感じ?気になるな。


全員の視線がハヤトとリリカに集中し、静かな時が流れるのだった。

第二の貴族が出てきました。

ペインは恥ずかしがり屋ですが後々活躍予定があります。

期待してお待ちください。


本作『精霊と混ざりあった少年』を読んでいただき誠にありがとうございます。



『面白い!』、『楽しかった』と思って頂けましたら、『評価(下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります)』を是非宜しくお願い致します。



感想もお待ちしています。(メンタルは弱いので誹謗中傷は控えていただけるとありがたいです。)



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