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稲村某パートで三話目です!



 そりゃあ兄貴のガッカリ具合は気の毒だけどさ、私も都合が有る訳で……とにかくぬるベトなパソコンを使わないと話になんないのよね?


 「兄貴、借りるよコレ?」

 「うおおぉ……え? こ、これ使うの!?」


 泣いていた兄貴が突然甦り、カタカタとキーボードを叩き始めて……あ、そっか。画面に映るネチャトロようじょ風アクトレスを【ゆっくりと構内に入る機関車】に変えた訳ね……って、だから何で機関車なの!? どんなゲームなのよ……。


 「ほら、これでいいか?」

 「ゴメンね色々と……うわ、椅子もローションまみれなんだけど……」


 ひいい……お尻がつめたいよぅ……でも我慢我慢……えっと、あ! これにも同じゲーム入ってるじゃん! ラッキー♪ アカウント有ればメール送れるし~。


 ……えと、確か……っと、こーだったかな? 送信!!



 【指定されたサーバ*`${%¦²ヾ〃」」∞#……】


 ……んにょ? 文字化け!? いや、だったら最初から入力出来ないよね……ま、間違えたかな?


 【承け賜りました。】


 はい? な、何をうけたまっちゃったの? ま、まさかアムゾン経由で変なモノが送られて来ちゃう系のトラブル発生!?


 【んな訳ねぇでしょーに。気を鎮めたまえセニョリータ?】


 「あ、兄貴ぃ~ッ!! パソコン乗っ取られたぁ~!!」


 ローションまみれなパソコンから、いきなり飛び出た大胆発言に背中ぞわぞわしちゃって、振り向いて助けを呼んだんだけど……あ、あれ? 兄貴は……!?


 「ふああああぁ……何コレ、ぬちゃぬちゃなんですけどぉ……」

 「……あの、どちらの【ようじょ】サンですか?」


 さっきまで兄貴が居た筈の空間には、代わりに見覚えのある【ようじょ風のアクトレス】サンが、床の上で四つん這いになりながら手足をプルプルさせてた……。


 「し、失礼なっ!! こう見えてもワタシはモロミ・エール国の騎士、【モロミ・エルヨージョ】よ!! 後ろだけ変に略すな!!」


 すっげー眼力アリアリで言ってきたけど、【ようじょ】にしか見えないんですが……


 「……何だかすいません……あの、お幾つなんですか?」

 「重ね重ね失礼な奴だな!! こう見えて花も恥じらう二十一歳よっ!!」


 にっ!? 二十一歳ですとっ!? 兄貴と同い年じゃん!! ……で、でも……可愛いなぁ~! 妹みたい!!


 「やぁ~ん♪ おねぇちゃんになったみた~い! ハグOK?」

 「こ、こらっ!! くっつくな抱き着くな離れろぉ~!!」


 ポカポカ叩かれるけど、ふにふにホッペとへにょへにょバディがたまらな~い!! いいわ、これすごーく良い!!


 「兄貴とトレードって事で宜しくお願いします!!」

 「だーかーらー離れろぉ~っ!!」







 「はぁ、はぁ……取り乱して申し訳有りませんでした!」

 「……大切なモノをごっそり失った気分だわ……」


 私はモロミちゃんと、ローションまみれになりながら暫し格闘して、とても有意義な時間を過ごしました。


 「……で、どーしてモロミちゃんはココに来たの?」


 私はビキニにしか見えない変わった鎧みたいなのを着た、モロミちゃんに聞いてみた。


 「ん~、たぶんだけど……凄く強い魔法使いと戦っててヌルヌルローションの魔法使われた所までは覚えてるんだけど……」


 そう言いながら、髪に付いたローションをタオルで拭いつつ話すモロミちゃん。


 「あ、そーだ。ワタシの(しもべ)もコッチに来ると思うわよ?」

 「し、僕ですか!? どんな娘さんなんですか?」


 私の言葉にキョトンとしながら、モロミちゃんはサラッと答えたけど……


 「娘? 違うわよ? ガッチムチのスーパーホモ野郎よ?」




 ……え? すっごい違和感しか無いんだけど……? 

次回はしいたけ様パートです!

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