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君、愛し恋し  作者: can
6/26

温もりも未ださめず

酔いのまわった人間は思考力が低下する。

よろしくお願いします。

トレーナーとチノパンに着替えた教授と二人

サイドボードに酒瓶類

やたらでかい冷蔵庫に恵比寿

食品ストッカーにツマミ類と缶詰め

それぞれ収納していく。

広口の瓶とフルールドセルを手渡されたので入れ替える。

指示が無いので勝手に収納していった。

調味料置き場に収納した蜂蜜とフルールドセルは

サイドボードへと置き場を移していた。

冷たい物か温かい物、どちらが飲みたいか聞かれたので

温かい方をお願いしたら

ブルマンをマグカップで渡された。


珈琲を手に書斎へと招かれ

教授の細い指が書籍をなぞるのを見る。

本になりたいとか思いながら

にやける口元は珈琲を飲んで隠す。


「お手伝いしますよ」

夕食を作る教授の腰を

両手で少しスライドさせて何気無いスキンシップを図る。

野菜を洗って皮を剥き

教授の待つまな板上においていく。

ダイニングに出汁の良い香りがしている。

自炊が長いのか手際がいい。


教授が出た後

風呂に入っておいでと言われた。

「下着は買い置きがあってよかったが

寝巻きは私ので悪いね」

むしろご褒美の室内着に着替え

服は洗濯機に入れておけば

朝には乾燥まで出来るとの事なので

教授の服と一緒に洗って貰うようお願いした。


数種類のツマミが皿に

酒はプラチナローゼスがロックで

リビングテーブルに用意されていた。

香りのいいウイスキーをなめながら

楽しく話しを聞いていた。

教授の吐息が甘いのに気がつく

まさかのプラチナに蜂蜜

自分のグラスもアルコールの角が丸い事に今更気がつく

フルールドセルをふた粒ほど盛られていたようだ。


教授の話し方がスローになってきたので

マッサージを提案する。

ベットで楽な姿勢をとって貰い

自分の手を擦り合わせ少し温度を上げる。

襟足を揉んでいると

すぐに教授は寝てしまった

頭を撫でてさらりとした髪の感触を堪能し

額からこめかみに親指を滑らせ

バードキスを唇と鎖骨に

酔いに任せて悪戯が過ぎそうなので

腕枕をして手が勝手をしないようにしたが

朝目覚めて冷汗をかいた

教授を抱き枕にしたらしい。


温もりからそっと抜け出し

ダイニングでコーヒーメーカーをセットする。

昨夜氷を取りに来て見つけていた

クロワッサンをトースターに

クロワッサンの奥にスピリタスを見つけて

朝から笑ってしまった。

人参とブロッコリーを茹でながら

ベーコンエッグを焼く。

よそ様の家で勝手をするのは

「何でも好きに使いなさい」と既に許可を頂いているから。

ダイニング奥の勝手口から庭に出て

小さなビニールハウスにお邪魔する。

サニーレタスを2枚かいで

プチトマトは4個もいで戻る。


「ありがとう。頂いているよ」

教授が頬杖をついて珈琲を飲んでいた。

「おはようございます。すぐに食べられますか?」

お伺いをたてると目を細めながら

「ええ、いただこうかな」

温めた皿が2枚用意されていたので

半分にちぎったサニーレタスの上にプチトマト

人参とブロッコリー

ベーコンエッグを乗せる。

皿にスペースがあるので少し迷ったが

クロワッサンも同居させた。


















お読み頂いてありがとうございます。

誤字等、ありましたら申し訳ございません。

"R15"の壁をまさぐりながら……。

お酒と煙草はハタチになってから

女性は16歳、男性は18歳で婚姻が認められます。

金魚の話し

金ちゃんは生後2年でタマゴ祭りに参加する。

(我が家の場合)




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