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君、愛し恋し  作者: can
13/26

釣りに行こう

朝ちゅん……。じゃないか。

よろしくお願いします。

彼のことが気になって眠れない。

ダイニングテーブルにショットグラスを1つ

冷凍庫からスピリタス(ウオッカ)を出して

そのトロリとした液体(お酒)をゆっくりと注ぐ。

ショットグラスに二杯ほどで私はすぐに眠ることができる。

まず一杯目をあおると、ほのかに甘味を感じ

直ぐに口の中と喉がカッと焼け付く。

もう一度注ぎ酒瓶を冷凍庫にしまう。

椅子に座り熱い息を吐いて一気にショットグラスをあける。

後ほんのしばらくで私は立てなくなるだろう。

ゆっくりと寝室に行きベッドに横たわる。

目を閉じて酔いにまかせて眠れるのを待つ。

静かに寝室のドアを開け彼が入って来た。

肘を立てて私に覆い被さり

彼はそっと甘い舌で私の口内をくすぐる。

「口の中がからくて熱いですね。大丈夫ですか?」

私は柔らかく甘い舌が欲しくて彼のうなじを引寄せた。

彼の腰を抱いて心地よい重みを求めた。

朝起きて頭を抱えた。その後の記憶がない。


ダイニングから良い匂いがしている。

「おはようございます。食べられますか?」

爽やかに聞かれたが

「ええ」のたった一言

返事の声は少しかすれてしまった。

少し柔らかめのご飯に

人参と大根、豆腐の味噌汁

インゲンの胡麻和え

白菜の浅漬けと卵焼き

鯵が半身、塩焼きにされていて

苺がヘタを取って半分に切ってある。

熱い焙じ茶を飲みながら彼を待つ。

「お待たせしました。いただきましょう」

彼が箸を持って手を合わせた。

私も小さく「いただきます」と言って卵焼きに箸をつけた。

かじると柔らかくジュワッと出汁がしみてきて

美味しい出汁巻だった。

鯵の塩焼きも食べやすい大きさなのに

私が作るよりフワッとして

硬さやパサつきがない。

思わず「おいしい……」と呟くと

「嬉しいですね。ありがとうございます」

彼の笑顔が眩しい。


魚が好きと彼が言うので、釣りに誘ってみた。

釣れなくても海でのんびりすればいいと

ロッド2本と

仕掛けはサビキをやめて

ジグを持って出かけた。

塩焼きに丁度いいサイズの鯵や鯖が釣れ

のんびりした割に釣果も良かったので帰ることにした。

「夕飯は、お造りにしましょう」

彼は魚まで捌けるらしい。

鯖はフィレにして冷凍庫に入れて

鯵は彼がお造りとなめろうにしていた。

いつの間に釣っていたのかガシラが3匹。

裂きイカをジグに付けてテトラの穴を攻めたらしい。

「楽しかったですね」と笑顔を見せてくれる。

ガシラはタマゴを持っていたらしく

甘辛い煮付けになっていた。

身は味噌汁となり夕飯も彼が腕をふるってくれた。


私は強くは無いが酒が好きだ。

今日の寝酒は何にしよう?

昨夜のスピリタスはダメだ!

麦かな。
















お読み頂きありがとうございます。

誤字等、ありましたら申し訳ございません。

金魚の話し

冬場には水槽の水変えはしない。

少なくなったらたすだけで

水は緑(青水)だが気にしない。

餌も寒い日はやらない。結構元気そうにしている。

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