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誰にも言えない時期のこと。
一生懸命やっているつもりでも、不備があり、失敗があり、それは努力が足りないと言われれば、確かにまだ足りないと納得してさらに努力を。。。となる途中でふと疲れてしまうことがある。それがその時の私だった。
周りはみんな気づいているだろう。あの子の意識の問題だよね、と。これはいつまで続くのか、とたまに空を仰ぎたくなる。
あの時の私は、空気全てに意識が行くほど周りに気を遣い、誰とも会いたくない時期、とやらの最中であった。それはある時期になると来るらしい。少し前に先輩から聞いたことがあった。来たか。これか。これはその時期とやらが過ぎたら平気になるのか。全くわからないまま日々を過ごす。
同じことを何度もなんども考えていたら、すぐに家についた。鍵を開けて入ろうと、ふと右上を向くといつもより少し多い星が輝いていた。昨日は見えなかった星だ。今日は昼間晴れてたかな。。。と思い出せないまま顔を戻す。
けど。
いずれ時期は過ぎるだろう。ずっと過ぎなくても、それはそれでいいか。
とにかく、今日はもう寝よう。
ドアを開けて内側から鍵を閉めると、部屋の奥から父が出てきた。
おかえり。




