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第十一話 はぁ〜(溜息)

コロナやその後遺症、手術、入院していましたが回復してきましたのでまた少しずつ書いていきますのでよろしくお願いします。

ーーーーーリーデ王国深夜 城(ミーネの部屋)



 レイヴンがエルガの屋敷を出て暫くして、城に戻りキルシェの姉であるミーネの部屋にて同じく事の出来事を報告していた。

 深夜に起こされたミーネはただただ不快にレイヴンの報告を聞いていた。


「•••はぁ〜、信じられない」


 ミーネはがっくりとうなだれて呟いた。


 「普通先に私に報告しない?一応姫よ姫!」

 「えぇ、存じております。しかし、どのみち伝えるなら早いほう良いと思いまして。道順でも後が楽でしたし」

 「•••ま、いいわ。確かに忠告はするつもりだったし」


 吹っ切れたのか、切り替えたのかミーネは執事に対して話を続ける。


 「とりあえずお茶を入れてちょうだい。寝ぼけ頭をスッキリしたいし。あ、話はそのまま続けるから」

 「かしこまりました」


 執事はテキパキと部屋にある茶器を出しながらお茶の準備をしていく。その間にミーネは頭を整理していく。


 「これであのクソガキを処刑出来ないかしら?」


 いきなり物騒な事を言い出した。半ば冗談の様な会話だが目と殺気を含んだ言葉でそれが本気だとわかる。


 「無理ですね。今回の件は本当に関与していない様でしたから。また何かとかわされて罰する事が出来ませんよ」

 「やっぱり?あ〜も〜ムカつく!いっそのこと、全部お前が悪いから責任とって全員死ね!って言ってやろうかしら。んでそのまま処断」

 「本当に出来ればの話しならばですね。どうぞお茶です」

 「ぶ〜」


 普段の姿とは違い、外見と同じくバタバタと子供が暴れている感じでミーネは話す。もっともこれが彼女の本当の姿なのだ。

 王族としての務め、威厳等を示す為に見せていたのは仮面をした姿。他の者には決して見せない偽りの自分。もしこの姿をリーデ国民が知ったら今までのギャップについていけず混乱するか、または彼女を崇拝する者はしばらく立ち直れず寝込んでしまうだろう。

 ちなみにだが本来のミーネを知っているのはレイヴンとキルシェだけである。


 「ん、やっぱりアンタが入れてくれたお茶は美味しい」

 「ありどうございます」

 「ついでに、そのまま私の()に来てくれない?」

 「•••まだ、誰も」

 「あっそ」


 本当はレイヴンの答えが分かっていた感じでミーネは頷く。


 「あぁ、そうでした。実はもう一つご報告がありました。襲われた異世界のお方の事ですが」

 「あの異世界人で他に?何かしら?」

 「宮國様に口止めされていましたが、伝説の生き物ドラゴンを手に入れました」

 「!はぁ〜⁉︎ドラゴン⁉︎」


 口からお茶が吹き出すのを堪えて思わず大声を出してしまう。

 もっとも襲撃の報告よりも遥かに驚く内容ではある。しかし、すぐさま冷静になりミーネはレイヴンに質問をした。


 「それは、本当にドラゴンなの?どこで、どうやって手に入れたの?」


 ミーネの問いにレイヴンは簡潔かつ詳しく報告する。また、今回の襲撃目的はドラゴンを奪う為ではないかと推測をしミーネに報告する。


 「となれば、おそらくガドドが企たのね。知っていたのかしら?しかしあの遺跡にドラゴンの卵があったとはね。無能な歴史家達だわ。しかもそれをいきなり来た異世界人が手に入れて父だなんて、本当に意味がわからなくて頭がいっぱいよ」

 「混乱されるのは無理ないかと」

 「で、本当にそれはドラゴンなの?」

 「お疑いはごもっとも。私自身あれがドラゴンかどうか正直わかりません。しかし、知能、異業への変わり様、そしてその強さはそこらの魔物や戦士では太刀打ち出来ないでしょう」

 「国に害があるならばあの異世界人と共に始末すればよかったじゃない?アンタなら出来たでしょう?」

 「えぇ、そうしようと思いましたが、おそらく私は死ぬでしょうね。良くて相打ち。あの時宮國様に救われました」


 もし宮國が双方を止めなければ現場はもっと悲惨な状況になっていたかもしれない。仮になってしまったらどちらに転んでも宮國には死が待っていた。

 当の本人はそれを知るはずもなくただ本当にどちらも争い、死んではダメだと思った行動だった。


 「•••だったら手に入れた最初に報告しなさいよ。なら利用は?害にならない様こちらで上手く手綱を付ければ」

 「どうでしょうか?利用するなら宮國様をも取り込まなければなりません。懐いているのは彼の方のみですから。しかし彼の方も変に賢いから、そういうのは期待出来ないかと」

 「はぁ、あの異世界人もね。やっぱり今は様子見しかないのね」

 「その方が良いかと。下手に手を出さなければ向こうも噛み付かないでしょう。では私はこれで。壊された屋敷の修理を頼まないといけませんので」

 「最後に聞かせて。ドラゴンの事を知っているのは私以外に誰?」

 「ご安心を。貴女様以外には言ってはいません。しかしこの後キルシェ様には報告致します。」

 「そうね。あの子にも知らせた方が良いものね。•••大丈夫よね?」

 「ハハ、キルシェ様は驚かれるでしょうね。では失礼します」


 レイヴンが部屋から去り、静寂が戻る。

 残ったミーネはそのままベッドに戻りそのままダイブ。見上げた天井に向かって面倒くさそうに呟く。


 「はぁ〜、面倒事が増えて、どうなるのかしら?」

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