詩集～紅茶～

薬缶

今回は『薬缶』が主人公。

毎日君に満たして貰える薬缶は幸せ者ですよね。

私も誰かに満たして貰いたい

※ドットは字数稼ぎです。

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君が僕の蓋を開ける

君が僕の中に注ぎ

僕は君に満たされる

だけど

君は僕を火にかける

僕は炙られ

次第に熱を帯びていく

ああ我が主（あるじ）様

ああ我が最愛の人

君で沢山満たされて

僕は沢山満たされる

だけど

君に注いでもらった物は

やがて空になり

やがて冷め切って

そしてまた

君を求める

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読んで頂き有り難う御座います！