表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/53

食事の記憶

今回は我がクラスの愛すべき神様より、『郷愁』のお題を貰ったので、こんな詩にしてみました。

せわしない日常

左から流れてくる仕事を

右へ流す日常


辛い日常

上からは怒られ

下からはなめられる日常


そんな日常の中にある

大好きな時間

食事の時間


食事をしていると思い出す

胡座をかく父を

丸まった背を伸ばして必死に食べる祖母を

日本酒を煽る祖父を

そして

食事を作る母の背を


幼い日の思い出

母はクッキーを焼いてくれた

喧嘩した日の思い出

母はアイスクリームを作ってくれた

部活後の思い出

母はレバニラ炒めを作ってくれた

上京した日の思い出

母は大好物のハンバーグを作って送り出してくれた

初めて帰郷した日の思い出

母はケチャップご飯のオムライスを作ってくれた


思い出がつまった

実家の台所の母の背


次は何を作ってくれるのだろう

喧噪に包まれた都会の真ん中で私は一人、心地の良い物思いにふけるのだった。

皆さんはちゃんと思い出を残してますか?

ちゃんと親孝行してますか?

ふと、実家を思い出したとき、一本の電話をしてみて下さい。きっと、あなたの何かが救われますから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ