出来損ないのボク
今回は辞書でパッと開いたページにあった『拙作』(下手な作品)を題に書きました。
※前回と打って変わってかなり、鬱要素が含まれてます。苦手な方は控えてください
ボクは出来損ないだ
人の出来損ないだ
人のカナシサが分からない
人のウレシサが分からない
人のイカリが分からない
人のキモチが分からない
何でイカルの
何でナクの
何でヨロコブの
何でクヤシイの
分からない
本を読んでも分からない
人に聞いたら蔑まれた
そのコタエはどこにあるの
分からない
アイってなんだ
キボウってなんだ
分からない
他人と違うとソワソワする
きっとこのソワソワがハズカシイってことなんだ
でも、ハズカシイが分からない
そしてソワソワに耐えられなくなったボクが
がらんどうなボクが
最後に一粒の涙と共に叫んだ
クソッタレ!!知るかよ!!
ボクは!ボクだ!
この作品は他人との違いに耐えられなくなった少年の詩です。
人の心を知るっていうのは、難しく、そして辛いモノですよね。知りたくなかった他人の気持ちなんてものは沢山あります。でも、他人が分かっている気持ち。そんな気持ちを全く理解できなかったら、きっと、それはそれで、辛く悲しいものなんでしょうね。