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紙
黒鉛と粘土の入り交じったモノを擦りつけられ
ゴムの摩擦に火傷して
鋭利な刃物で傷つけられる
幼い子どもにぐちゃぐちゃな油を塗りたくられ
青年にはイタい絵を描かれ
画家にはあっと驚く絵を描かれる
小学生は嫌々文字を書き
受験生には鬼気迫った文字を幾度も書き付けられ
作家にはあっと驚く文を綴られる
私以外の何者も体感できない
描かれるという感覚
書かれるという感覚
刻まれるという感覚
どれを切り取っても私以外の何者でもない
......
今回は『紙』にスポットライトを当ててみました。
この方にもね大変お世話になってるです。はい。
いつかあっと言わせてやるからな！
※ドットは字数稼ぎ
