神様にたまたま勇者に選ばれた俺が山を越えたり谷を越えたり女の子を助けたりして、はるばる魔王の城まで行ってみたら。

　ある日、崖から滑り落ちた少年は自称神様と名乗る存在と出会う。
　胡散臭い事この上ない神様から告げられた知らせは「自分は既に死んでいる事」と「死にたくなければ勇者として生きろ」という事だった。
　かくして少年は生きるために渋々勇者になる事を了承し、魔王の城まで旅立つことになったのだった。
　
　これはそんな少年が山を越えたり、谷を越えたり、女の子を助けたりしながら、魔王の城まで旅をする物語。