第一章 三人の特訓 その三
所々にAI(名前や誤字脱字の修正など)を使っているため、完全に自分作の作品ではありません。どうか暖かく見守ってください。山間部でキャンプに行ってて二日間ネットが使えない苦痛の時間で(本人の趣味)投稿できてませんでした。すみません。
午前の特訓が終わり、俺は聖騎士本部の食堂で昼食をとっていた。体に流れる闇の力は、まだ馴染まず、全身が重い。そんな俺の向かいの席に、カイトがトレーを置いて座った。
「お疲れ、イリス。すげー音してたぞ、訓練場」
カイトは、何気ない様子でそう言ったが、その目は鋭く、俺の顔色を伺っている。
「ああ、カイトもお疲れ。俺はリアリンさんの個別指導だ」
俺はそう答え、硬いパンを口に運んだ。この食堂に来ているのは、ほとんどが本部の聖騎士たちや、俺たちのような見習いだ。皆、真面目で、どこかピリピリとした空気がある。
カイトは自分のスープを一口飲むと、声を潜めた。
「なあ、イリス。お前、何か変わったぞ」
「変わった?」
「ああ。魔力が。お前から漂う魔力が、以前より冷たい気がするんだよな。闇の力とかに関係あるのか?」
さすがはカイトだ。俺が闇の力を体内に植え付けられたことを、すぐに察知した。
「……リアリンさんの特訓でな。闇の力を制御下に置く訓練だ」
俺が正直に話すと、カイトは眉をひそめた。
「そうか……リアリンさんもなかなかの無茶だな~。まあ俺の個別指導の聖騎士アルバートのほうがほっぽど無茶だけど。一日腹筋2000回するよう言ってきたんだぞ!!」
俺は一瞬笑ってしまった。そして、カイトは話を続けた。
「ただ、闇の力は、お前の剣を強くするのと同時に精神に被害が出る可能性があるからな。気をつけろよ、イリス。お前がおかしくなったら、俺は……」
カイトはそこで言葉を切った。彼の顔には、俺を心から心配する表情と、どこか深い憂いが浮かんでいるように見えた。
「心配すんな、カイト。俺には、アヴァンたちとの誓いがある。闇に負けたりはしないさ」
俺が力強くそう言うと、カイトは少しだけ安堵したように見えたが、すぐに元の鋭い表情に戻った。
「よかった。俺も、聖騎士見習いとして、お前をちゃんと見てるからな。いつかお前を追い越してやるからな!」
カイトの言葉は、まるで自分自身に言い聞かせているようにも聞こえた。彼はその後、少しの沈黙の後、話題を変えた。
「学園組は今頃、進級試験の練習中だろ。アヴァンとエルドが、大魔法使い見習いに選ばれるのは確実だろうな」
カイトの視線は遠く、学園のある方角を向いていた。その反対側では、しばらくの間、食堂で使われる食材が運ばれていた。
「ああ。あいつらが中都に来るまでに、俺はもっと強くならなきゃな」
俺とカイトは、短い昼食の間、互いの決意を確かめ合った。しかし、この時の俺たちはこの時の異変に気付くことができなかった。
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