第六章 赤髪の少女 その三
所々にAI(名前や誤字脱字の修正など)を使っているため、完全に自分作の作品ではありません。どうか暖かく見守ってください。本当に遅れてしまい、申し訳ありません。
身体が、風に溶けていくような感覚は、いつしか、暖かく、優しいものに変わっていた。
次に意識が戻った時、私は柔らかなベッドの上に寝かされていた。どこからか、優しい風の音が聞こえてくる。
「目が覚めたか、若者よ」
優しい声に、私はゆっくりと目を開けた。そこには、一つの窓から、木漏れ日が差し込んでいる部屋があった。そして、私の隣に、老人が座っている。
「え?………ちょ……!!」
私は、驚きを隠せないでいた。なんでここに……確か小鳥の方向に向かって……そのあとの記憶がない。多分、その間に倒れて、助けてもらったんだろう。
「お前は、風に導かれて、この里に来たのだ。この里は、風の巫女の里。そして、お前は、その巫女の末裔だ」
老人の言葉に、私は再び驚愕した。風の巫女……? 私が……?
「信じられないかもしれない。だが、お前の体には、この里の血が流れている。そして、お前が操る風魔法は、この里に伝わる、特別な魔法だ」
老人は、そう言って、私の右手を握りしめた。すると、私の手から、風が放たれる。その風は、私がこれまで操ってきたものとは違い、とても暖かく、そして、力強いものだった。
「この里に伝わる風魔法は、ただ風を操るだけではない。風は、人の心を操り、そして、人を癒す力を持っている」
老人は、そう言って、私の額に、そっと手を触れた。すると、私の体の中に、温かい力が流れ込んできた。それは、私の心を蝕んでいた、悔しさや、情けなさ、そして焦りを、ゆっくりと癒していく。
「お前は、闇の魔法を封印し、風魔法を学んできた。それは、お前が、誰かを守るために、強くなろうとした証だ。だが、お前は、自分の心を、風のように、自由に、解き放つことができなかった」
老人の言葉が、私の心に、深く突き刺さった。私は、イリスと、そして仲間たちと一緒にいたい。その一心で、風魔法の練習に打ち込んだ。しかし、それは、同時に、闇魔法から逃げた、私の弱さでもあったのだ。
「風は、心を映す。お前が心を解放した時、お前は、真の力を手にするだろう」
老人は、そう言って、私に微笑みかけた。
「だが、この里には、お前の心を縛る、もう一つの運命が待ち受けている。それは、この里に伝わる、闇の神の影の伝説だ」
老人の言葉に、私は、胸騒ぎを覚えた。闇の神の影……。それは、イリスが戦っている、闇の魔物のことだ。
「この里には、闇の神の影を封印するための、風の巫女の力が、隠されている。だが、その力は、風の巫女の末裔である、お前自身が、闇の力を受け入れた時にしか、発動しない」
老人の言葉に、私は、驚愕した。闇の力を受け入れる……?
「お前は、風の巫女の力を手にするか、それとも、闇の神の影に、この里を、そして、この世界を滅ぼされるか。お前が、この里に来たのは、その運命と、向き合うためだ」
老人は、そう言って、私に背を向けた。
私は、自分の魔法と、そして、自分の過去と、向き合う時が来たことを悟った。
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