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笑う彼には月光る  作者: かくかくしかじか
赤髪の少女

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第六章 赤髪の少女 その一

所々にAI(名前や誤字脱字の修正など)を使っているため、完全に自分作の作品ではありません。どうか暖かく見守ってください。

身体が、風に溶けていくような感覚に襲われた。進級試験の結果発表で、中都に行けないことが確定した瞬間、私の心は砕け散った。イリスやリリィ、カイト、エルドは、きっと私よりもっと強くて、もっと頑張っていたんだ。私は、彼らの足手まといになるだけだったのかもしれない。


そんな思いが、私の心を支配した。悔しさと、情けなさと、仲間たちに追いつけないという焦り。それらがごちゃ混ぜになり、制御不能になった私の魔力は、無意識のうちにランダムテレポートという魔法を発動させてしまった。


そして、目が覚めると、私は見慣れない場所に立っていた。


あたりには、木々が鬱蒼と茂り、遠くには、険しい山々が連なっている。ここは、どこ?


私は、不安と恐怖で、心臓がバクバクと鳴っているのを感じた。


「誰か……! 誰かいませんか!」


私は、大声で叫んだ。でも、返ってくるのは、自分の声の反響だけだった。


私は、リュックから地図を取り出した。しかし、この場所は、私が持っているどの地図にも載っていない。どうやら、かなりの遠くまで飛ばされてしまったようだ。


どうしよう……。どうやって、学園に戻ればいいの?

ーーーーーーーーーーーーー


『とても悔しかった。』


戻る道がわからない私の頭にとっさに浮かんだ言葉だった。


もともと、アヴァンは闇魔法を扱う家系の一人だった。紫色の瞳で闇魔法を使う私は、幼い頃から差別を受けてきた。イリスと初めて会った時も、きっと何か言われると思っていた。しかし、イリスは何も言わず、私のことを、あるがままに受け入れてくれた。だからこそ、学園に入った時、私は闇魔法を封印した。差別されて、イリスにまで迷惑がかからないように、風魔法の勉強をひたすらした。


闇魔法を使わないのは、イリスのためでもあった。闇を斬る剣士であるイリスの隣に、闇を操る私がいるのは、きっと、誰もが嫌悪感を抱くことだろう。私は、イリスと、そして仲間たちと一緒にいたい。その一心で、風魔法の練習に打ち込んだ。


それなのに……。


よりによって、闇魔法の魔法使いではない光属性のリリィに、しかも私が好きだった技で負けるなんて……。

私は、リリィの闇魔法を見て、胸が締め付けられるような思いだった。リリィは、闇を操りながらも、どこか、私よりも闇に似合っていた。私は、自分が闇魔法から逃げたから、リリィに負けたのかもしれない。そんな思いが、私の心を蝕んでいく。


その時、私の目の前を、一匹の小鳥が横切った。その小鳥は、私を導くかのように、ある方向へと飛んでいく。


私は、小鳥に導かれるように、その方向へと歩き始めた。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。感想やレビュー、どしどし募集してます。時間があればぜひ協力お願いします。



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