第四章 聖騎士になるために その三
初めての投稿で不慣れの部分もありますが、どうかよろしくお願いします。また、所々にAI(名前や誤字脱字の修正など)を使っているため、完全に自分作の作品ではありません。どうか暖かく見守ってください。
聖騎士・大魔法使い育成学園への招待状を受け取ってから、俺とアヴァンはイブリース村で試験の準備に没頭した。アヴァンの指導のおかげで、俺はこの世界の歴史や魔法の基礎知識を着実に身につけていった。夜は名月流の特訓を続け、技の精度をさらに高めていった。
そして、ついに学園へ向かう日が来た。俺たちは、アヴァンが事前に調べておいてくれた飛空艇乗り場へと向かった。
「すごい……これが飛空艇か」
目の前に広がるのは、巨大な船にいくつもの魔法陣が描かれた、空に浮かぶ船だった。
「ええ。飛空艇は、国や教団が管理する特別な乗り物よ。これを使えば、学園まで一日で行けるわ」
アヴァンは、興奮した様子で俺に説明する。俺たちは、受付で招待状を見せ、飛空艇に乗り込んだ。
飛空艇は、想像よりもずっと快適だった。窓の外には、雲海が広がり、時折、大きな鳥のような魔物が優雅に空を飛んでいるのが見える。
「イリス、大丈夫よ。あなたはきっと、学園に合格できる」
アヴァンは、俺の不安を察したように、そう言ってくれた。
「ああ。俺は、俺のやるべきことをやるだけだ」
俺は、窓の外の景色を見つめながら、心の中でそう誓った。
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飛空艇を降りると、目の前には巨大な城のような建物があった。聖騎士・大魔法使い育成学園。その圧倒的な存在感に、俺は思わず息をのんだ。
学園の入り口には、多くの若者たちが集まっていた。彼らは皆、俺と同じように、この学園の試験を受けに来たのだろう。
俺たちは、受付で試験会場を教えてもらい、会場へと向かった。試験は、まず実技試験からだった。
「次、イリス・ミラン・シルバー!」
俺の名前が呼ばれ、俺は会場へと入った。会場の中央には、模擬魔物が立っている。
「その魔物を、あなたの力で倒してください」
試験官の言葉に、俺は剣を構える。
「名月流・弥生抜刀!」
俺の剣から放たれた光の斬撃が、模擬魔物を正確に捉える。模擬魔物は、一瞬で塵となって消滅した。
「な??!!名月流だと?。合格だ。次、筆記試験会場へ」
試験官は、少し驚きながらそう告げた。
俺は、実技試験を難なくクリアし、筆記試験会場へと向かった。筆記試験は、アヴァンが教えてくれた知識を思い出しながら、なんとか解答することができた。
試験を終え、俺が会場の外に出ると、一人の少年が俺に話しかけてきた。
「なあ、君。すごい剣術だったな! 俺は、カイトっていうんだ。君の剣術に興味があるんだ。是非、俺と手合わせしてくれないか?」
カイトと名乗る少年は、俺と似た年頃で、俺と同じように、剣を腰に差していた。
「……いいぜ。俺はイリスだ。よろしくな」
俺は、彼の真剣な眼差しに応えるように、手合わせを受けることにした。
俺たちの手合わせは、真剣勝負だった。カイトの剣術は、俺の「名月流」とは違い、堅実で、力強かった。互いの剣がぶつかり合い、火花が散る。
「くそっ! やっぱすげえな、君の剣術は!」
カイトは、俺の「名月流」の連撃をかわしながら、そう叫んだ。
その時、一人の少女が、俺たちの手合わせを見ていた。
「すごい……。こんな剣術、見たことがないわ……」
少女は、そう呟き、俺たちに近づいてきた。
「あなたは……?」
俺がそう尋ねると、少女は、俺の顔を見て、少し驚いたような表情を見せた。
「私は、リリィ。あなたと同じ、この学園の受験者よ。あなたのその剣術……。とても、懐かしい気がするわ……」
リリィと名乗る少女の言葉に、俺は、胸の奥がざわつくのを感じた。
この学園で、俺は、新たな仲間と、そして、新たな謎と出会ったのだ。
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イリスがカイトとリリィと話している頃、私は筆記試験を終え、会場の外へ出ていた。多くの受験者たちが、安堵の表情で談笑している。私も、ホッと一息ついた。イリスに教えた知識が役に立ってくれたようで、彼もきっと合格したはずだ。
その時、一人の少年が、私の元へと歩み寄ってきた。彼は、私と同じ、魔法使い志望のようで、立派な杖を手にしている。
「あの……。先ほど、あなたの魔法、見させてもらいました。すごい風の魔法でしたね」
少年は、少し照れたように、そう言った。
「ありがとうございます。でも、私も風魔法を習得したのがほんの数日前でして……本当は闇魔法属性が主力で……ところで、あなたが持っている杖、とても強そうですね。」
私がそう言うと、少年は、嬉しそうに微笑んだ。
「僕は、エルド・リバーテン。光の魔法を得意としています。聖騎士・大魔法使い育成学園の試験、合格できるように、お互い頑張りましょう!」
リバーテン。飲食店の経営から出世した大貴族。エルドと名乗る少年は、イリスと同じように、この学園に合格するために、熱い情熱を燃やしているようだった。
「はい! 私は、アヴァンです。よろしくお願いします、エルドさん」
私は、彼と握手を交わした。彼の掌は、温かく、そして、力強かった。
その時、私の耳に、イリスの声が聞こえてきた。
「俺は、イリスだ。よろしくな」
私は、イリスの声がする方へと目を向けた。そこには、二人の受験者と談笑するイリスの姿があった。
「あ、イリスも、もう友達ができたみたいだ」
私は、その光景を見て、嬉しくなった。イリスは、一人で旅をしていた頃とは違い、もう一人ではない。この学園で、彼も、私と同じように、かけがえのない仲間を見つけたのだ。
「私の仲間も、イリスの仲間も、みんなで合格できるといいな」
エルドが、そう呟いた。
私も、彼と同じように、そう願った。
この学園で、俺は、新たな仲間と、そして、新たな謎と出会ったのだ。
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