表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
笑う彼には月光る  作者: かくかくしかじか
赤髪の少女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/83

第三章 異次元からの迷い人 その七

初めての投稿で不慣れの部分もありますが、どうかよろしくお願いします。また、所々にAI(名前や誤字脱字の修正など)を使っているため、完全に自分作の作品ではありません。どうか暖かく見守ってください。

轟音の響いた方角を目指し、森を抜けると、目の前に小さな集落が現れた。それがヴァルガ村だとすぐに分かった。しかし、村は静まり返り、活気が全くない。家々は土と石でできており、どれも堅牢な造りだ。だが、人々の姿はどこにも見えない。


「やっぱり……何かあったんだ」


俺は剣を抜き、警戒しながら村の中へと足を踏み入れた。アヴァンも杖を構え、いつでも魔法が使えるように準備する。


村の中心にある広場に出たとき、俺とアヴァンは目を見開いた。


そこに立っていたのは、背丈ほどもある巨大な斧を肩に担いだ、大柄なドワーフの男だった。そして、その隣には、見慣れない服装をした、一人の少女が膝をついている。


「あれは……?」


俺が呟いた。少女は、ボロボロになった白いブラウスと、ひどく汚れたスカートを身につけている。そして何より、彼女の腰に下げられた奇妙な金属の塊が、俺の目を釘付けにした。


ドワーフの男、ボロスは、警戒しながらも二人を一瞥すると、すぐに少女に駆け寄った。


「カオル殿、大丈夫か!?」


「は、はい……なんとか……」


少女の声は、まだ震えている。彼女はまだ立ち上がれないようだ。


俺とアヴァンは、その様子を遠巻きに見つめていた。その時、広場の地面に落ちていた、一つの小さな革製の袋が俺の目に留まった。それは、ギルドからの依頼書を運ぶ際に使われるものとよく似ている。


「ギルドの……?」


俺は思わず声を漏らした。その声に気づいたボロスが、警戒心をあらわに二人を睨みつける。


「何者じゃ、お前たちは!?」


その問いかけに、俺はゆっくりと剣を収めた。敵意がないことを示すためだ。


「俺たちは、冒険者ギルドから来た者です。この村の異変を調査するよう依頼を受けました」


俺がそう説明すると、ボロスは少しだけ警戒を解いた。


「ギルドから……? 遅かったではないか! だが、ちょうどよい。お前たちに聞きたいことがある」


ボロスはそう言いながら、少女を助け起こした。


「カオル殿、この者たちに、お前が見たものを話してやってくれ」


ボロスに促され、少女――カオルはゆっくりと立ち上がった。その顔には、先ほどまでの恐怖と疲労の色が残っていたが、彼女の瞳は、どこか強い意志を宿しているようだった。


「あなたたち、冒険者なんですね……。この村を覆っているのは、ただの魔物じゃない。影の魔物です」


カオルの言葉に、俺とアヴァンは顔を見合わせた。そして、アヴァンが、まだ村の外で聞いた轟音の音を思い出して呟いた。


「もしかして、さっきのあの音……!?」


「はい。私が……私がこの銃で、あの魔物を撃退しました」


カオルはそう言って、腰に下げた銃を指差した。その瞬間、俺の頭の中で、全てのピースがカチリと嵌まる音がした。森の不自然な静寂、破壊された立て札、そして聞いたことのない轟音。それらの繋がりは、俺たちの想像をはるかに超えるものだった。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。感想やレビュー、どしどし募集してます。時間があればぜひ協力お願いします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ