第二章 イリスとアヴァン ギルドに呼び出される その五
初めての投稿で不慣れの部分もありますが、どうかよろしくお願いします。また、所々にAI(名前や誤字脱字の修正など)を使っているため、完全に自分作の作品ではありません。どうか暖かく見守ってください。
リュウガはペンを置いた。ヴァルガ村へと向かうイリスとアヴァンの物語は、そこでひとまず筆を休めた。書斎の窓から差し込む午後の光は、朝よりもいくらか強く、羊皮紙の上に影を落としている。
「ふう……」
大きく息を吐き出す。物語に没入していたせいか、肩や首が凝っていた。軽く体を伸ばし、固まった筋肉をほぐす。目の前には、書き進めた「第一章 勇者の始まり」と、今終えたばかりの「第二章 イリスとアヴァン ギルドに呼び出される」の原稿が積み重なっている。その分厚さを見るにつけ、改めて自分がどれだけの時間を費やしたのかを実感した。
(ギルドマスターのやつも、随分と厳しい任務を俺たちに押し付けたもんだな……)
物語の中の自分たちの境遇を思い返し、リュウガは苦笑した。あの時の自分たちは、まさか後に魔王と対峙することになるなど、夢にも思っていなかっただろう。しかし、その根幹となる重要な出来事が、この「名月流」の覚醒と、ギルドからの監視だったのは確かだ。
彼は、改めて書斎の隅に置かれた、例の『勇者リュウガの冒険物語』に目をやった。憎々しげにすら感じるその表紙。あの本に書かれている内容がいかにデタメであるか、そして自分の書いている「真実の物語」がいかに重要であるかを、改めて痛感する。
「この続きを、どう展開するか……」
リュウガは顎に手を当てて考え込んだ。ヴァルガ村での調査任務。そこでは、後の仲間となる意外な人物との出会いがあった。そして、その村で繰り広げられることになる、壮絶な戦い。
あの時のことを思い出そうとする。森の奥で感じた、ぞっとするような魔物の気配。そして、村を覆っていた、まるで生きているかのような「影」。筆は、再び真実を紡ぐ準備をしていた。
彼の目は、書架に並ぶ様々な書物や、壁に掛けられた古びた地図へと向けられた。次の章に向けて、具体的な描写を固めるため、記憶の奥底を探っていく。英雄の執筆活動は、まだまだ始まったばかりだ。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。感想やレビュー、どしどし募集してます。時間があればぜひ協力お願いします。次回から三章に入ります。




