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水晶  作者: 秋月良羽
現実世界石化、異世界冒険編
618/748

番外編 ミラング共和国滅亡物語(272)~最終章 滅亡戦争(127)~

『水晶』以外にも以下の作品を投稿しています。


『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中):https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138


『この異世界に救済を』(「小説家になろう」と「カクヨム」で投稿中):

(小説家になろう);https://ncode.syosetu.com/n5935hy/

(カクヨム);https://kakuyomu.jp/works/16817139558088118542


興味のある方は、ぜひ読んで見てください。


宣伝以上。


前回までの『水晶』のあらすじは、ミラング共和国とリース王国との間に、ミラング共和国の総統となったエルゲルダの宣戦布告によって戦争が始まる。その結果、リース王国軍はミラング共和国軍と対峙することになる。その戦いの中で、リース王国軍の中の左軍でランシュとヒルバスは活躍し始めるが、中央軍の指揮官でリース王国軍の大将であるファルアールトは左軍の指揮官であるハミルニアを憎むのであった。

一方で、ミラング共和国軍では、リース王国軍の左軍を混乱させるための作戦も考え、かつ、リース王国軍を倒すための作戦会議がおこなわれるのであった。それを主導するのは総統のエルゲルダではなく、ミラング共和国の諜報および謀略組織シエルマスのトップの統領であるラウナンであった。

その中で、ラウナンやファルケンシュタイロは、一人の女性将校の言うゲリラ作戦を拒否して、リース王国軍と正面から戦うことを選択する。


翌日、ランシュとヒルバスは、ハミルニアの命令により、リース王国軍の左軍とは近くから別行動をとる。そこに、ミラング共和国軍のシエルマスが登場し、ヒルバスだけで始末するのだった。


戦いは決着を見ることがなく今日も夕方には終わるのであった。

その後、リース王国軍の会議は、ファルアールトの心の歪みによって、ハミルニアが罵倒されることになり、ハミルニアはファルアールトの心の歪みを満たすために、リース王国軍の中央軍がミラング共和国の本陣を陥落させるまで、ミラング共和国軍と戦わされることになってしまうのだった。リース王国軍の左軍はランシュとヒルバスがハミルニアと話し合うのだった。


翌日、リース王国軍とミラング共和国軍は戦いとなるが、左軍ではランシュに向かって、アウルが襲って来るのだった。すでに、アウルは何者かによって殺されて、操られていたのだ。その正体はイマニガであり、イマニガは「不死体の生」という技を発動させるが、イマニガの武器に宿っている天成獣に自身の意識を乗っ取られるのだった。イマニガという人間が消え去られた上で―…。


リース王国軍の左軍がそのような状態にあるなか、一方で、中央軍と右軍でも動きがあった。特に

、右軍の方はアンバイドの活躍により、オーロルとフィスガーを撃破、中央軍はミラング共和国軍の本陣へと―…。


リース王国軍の左軍の方は、ランシュとイマニガの体を乗っ取ったガルゲイルの対決は、ランシュが天成獣の宿っている武器である鼻ピアスを破壊して、倒すことに成功するのだった。

その後、リース王国軍の中央軍がミラング共和国の本陣へと来たので、ラウナンは撤退を宣言するのだった。イマニガを使っての作戦が失敗したことにより。エルゲルダを殺されるわけにはいかずに―…。


ミラング共和国軍は、旧アルデルダ領の首都ミグリアドで作戦会議を開き、今後の作戦を方針を決めていく。

その会議の途中に乱入したファットはどこかへと連れ去られ、国内担当首席によって始末され、金庫室に西方担当首席と国内担当首席が向かい、その中の光景を見るのであった。

一方で、ミラング共和国軍の作戦は、軍団をオットルー領、ファウンデーション領、クローデル領の守りに三つを分けるのであった。その指揮官を誰にするかを決める。

その結果、ファウンデーション領はラウナン、クローデル領はファルケンシュタイロ、オットルー領はイルターシャに決まるのであった。

一方で、リーンウルネはオットルー領へと向かっていた。

その間に、リース王国軍側でも動きがあり、旧アルデルダ領を中央軍が、クローデル領を右軍が、オットルー領を左軍がそれぞれ進軍することになった。

それは、ハミルニアにとっては、望まない結果であった。

その間、リーンウルネはオットルー領を訪れ、オットルー領の領主と会談し、リーンウルネの要求を領主に承認させるのだった。


ハミルニア率いるリース王国軍左軍は、オットルー領へと侵攻していくが、ミラング共和国軍はゲリラ戦を展開し、リース王国軍左軍は疲弊していくのであった。

そんななか、イルターシャの居場所を見つけ、降伏させることにランシュは成功する。


一方、クローデル領に進軍するリース王国軍の右軍は、ファルケンシュタイロが率いるクローデル領にいるミラング共和国軍と対峙するのであるが、その最前線にいたのは、クローデル領から徴兵された兵士達だった。その兵たちはアンバイドの実力の前に戦わず降参するのだった。

それが重要な問題となる。

ファルケンシュタイロはファロネンズをクローデル領に派遣し、マーゼルの真意を確かめ、ファロネンズの独断でマーゼルを始末するのだった。

そして、マーゼルが殺されたことを、マーゼルの重臣たちに見せしめ、完全服従を勝ち取る。

一方―…、ファウンデーション領(旧アルデルダ領)では―…、領都のミグリアドが包囲されるのだった。それを打開しようとして―…、シエルマスを投入し、リース王国軍の中央軍のトップを始末するのだった。

その後、クローデル領でも動きがあり、ミラング共和国軍とリース王国軍右軍の対決となるが、アンバイドの活躍により天成獣部隊のトップを始末し、かつ、撤退させることに成功して、クローデル領での勝利を得るのだった。

 そして、オットルー領の方に向かって勝利したリース王国軍の左軍は交渉の場にいた。そこでは話し合いがおこなわれていたが、衝撃の事実が突きつけられるのだった。それは、ファウンデーション領を攻めていたファルアールト元帥が暗殺されるというものであったが、オットルー領の領主との話を終え、ミラング共和国の首都ラルネへと向かうのだった。

 一方で、ファウンデーション領を攻めていたリース王国軍の中央軍は―…、ラウナンの策によりミグリアドから撤退しないといけなくなったが、その後、ミラング共和国が攻めてきたが、リーンウルネの影ながらの支えにより、勝利するのであった。

 そして、舞台は最終決戦となろう場所、ミラング共和国の首都ラルネへと―…。

 絶望でしかない。

 何もできなかったのだから―…。

 アマティック教の教団職員の多くは、そう思いながら―…。

 それと同時に―…。

 「イルカル様………………………………………………。」

 (すみません。)

 教団職員の一人は気絶する。

 どうしてそうなったのかをこの人物は思い出す。

 それによると―…。


 ―ということでの~う。気絶させてしまうかの~う―


 という、リーンウルネの言葉によって、従者の一人とリーンウルネによって、球団職員は倒されていくのであった。

 その光景は、教団職員がいくら戦闘の訓練や自衛の方法を知っていたとしても、歯が立たないものであった。

 それだけ、リーンウルネは戦闘慣れをしていたのだろう。

 そのことに関しては、昔から少しだけ自衛のための戦闘をしていたことと、天成獣の宿っている武器を扱って戦うための方法を長い間、学んでいたことによる。

 それが、今も役立っているのだから、そういう意味で、リーンウルネの人生は決して無駄ではなかったのであろうことがわかるだろう。

 そして、気絶してしまった教団職員の一人は、イルカルを侵入者から守ることができずに、ピンチを招いたことに対して、申し訳なく思いながらも、それが心の奥底から思っていることではないことに僅かばかり気づくのであったが、気絶してしまった以上、そのことも意味をなさない。

 「ふむ、次に向かうぞ。」

と、リーンウルネが言うと、従者とともに、イルカルを探すのであった。


 同時刻。

 リース王国軍はラルネの市街の中に入り、早い者達は中央部に達しており、ミラング共和国軍も多くは自らの本部と城の方へと守りを回すということになっていた。

 それだけ、ミラング共和国軍はかなり苦戦したことになっていたし、リース王国軍の優秀な指揮官の機転によって、追い詰められたとも言う。

 そんななか、ミラング共和国軍の本部では、すでに、ある人間が到達しており―…。

 「逃げろ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」

 「こっちに来るな――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」

 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 「助けてくれ、助けてくれ!!! 命だけは―…、俺の命だけは―…。」

 ミラング共和国軍の兵士が恐慌状態になっている。

 その理由が何なのかは、簡単な理由だ。

 「命が惜しければ、さっさと降伏しろ!!!」

と、アンバイドは言いながら、斬撃を放つ。

 その一発は―…。

 ミラング共和国軍の軍事基地の一つの建物に衝突し、建物の方が大破する。

 それだけ、アンバイドの放っている斬撃はかなりの威力があることが分かる。

 そして、被害もかなりのものだ。

 アンバイドの実力はかなりのものであり、伝説の傭兵と呼ばれている以上、ミラング共和国軍の一般兵士で太刀打ちできるはずもない。

 逃げるのが賢明な判断であろうが、自らの本部が攻められている以上、逃げるという選択肢は有り得ないのだ。自分達の象徴が壊されようとしているのだから―…。それでも、逃げる方が賢明な判断であろうが―…。

 そして、アンバイドはさらに、斬撃を一つ放つ。

 それにより―…。

 「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 ミラング共和国軍兵士の叫び声が木霊する結果となる。

 そんなことを気にせずにアンバイドは、歩きながら攻めてきているし、ここまで来ると、自分一人で先に進んだとしても十分に大丈夫であろうし、一般兵士に負けることなど有り得ないのだ。

 アンバイドは油断するつもりなく、丁寧にミラング共和国軍の兵士を始末していく。

 重傷者や軽傷者もいるだろうが、同時に、アンバイドの攻撃により命を落とした者の方が多かった。

 アンバイドの実力ならば、そのようなことは簡単にできる。

 (………………………ここまでミラング共和国軍の兵士であり、天成獣部隊の奴らはいないようだが………。そうだとすると、ファルケンシュタイロというミラング共和国軍のトップはいないということになろう。城の方に逃げた可能性は十分あるだろうな。自分さえ生き残れば、何とかなると思いながら―…。まあ、それでも、この基地は再起不能になるまで、潰すけど……な。)

と、アンバイドは心の中で思いながら、斬撃をまた一発、放つ。

 ザン!!!

 それによって、ミラング共和国軍の兵士は大きな被害を受ける。

 「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア。」

 「ヒィィィィィィィィィィィ。」

 と、言いながら、アンバイドの攻撃から逃れようとする。

 だけど、逃れられる者はいるだろうが、結局、次の攻撃に餌食になる権利を獲得するだけだった。

 (何なんだよ。こいつは!!! どうすることもできやしない!!!)

 逃げ惑っているミラング共和国軍の兵士の一人は、アンバイドに対して、恐怖しながら、どんなに自らのできる限りの思考を回転させて、探り出したとしても、絶望なほどに、挽回する方法が浮かばないのだ。

 それが当たり前のことであるし、この兵士のことを攻めるのはあまりにも不憫なことでしかない。何でも簡単に問題解決のための方法が浮かび上がるのであれば、この世界で起こっている問題など、すぐに解決して、悩むことなんてない。

 簡単なことではないから、人は苦労し、悩むのである。

 それが問題に向き合っている証拠となるのだから―…。

 そして、ミラング共和国軍の兵士は、ミラング共和国軍の本部で軍事的に全滅と言われておかしくないほどの被害をアンバイドによって、受けてしまうのであった。


 一方、話は、再度アマティック教団の方へ―…。

 時は少しだけ進む。

 リーンウルネは、一人の人物に案内されながら、到着するのだった。

 「ここが、アマティック教団の教祖―…、名前が長かったから正式名称を憶えていないの~う。なんじゃったけ?」

と、リーンウルネはボケてみせる。

 リーンウルネとしては、イルカルという名前で呼ばれていることは知っている。

 だけど、イルカルの本当の正式の名前を憶えるの大変だなぁ~、と感じたし、こいつの名前を憶えていたとしても、使うのはこの場限りになろうということが十分に分かっているからだ。

 人の名前を憶えないのは失礼にあたるが、今回の場合は、第三者から見れば、良い笑いを提供するだけでしかないが―…。イルカルからしてみれば、侮辱されているのに等しいであろう。それゆえ、イルカルはこのことを知れば、怒りの形相になったとしてもおかしくはない。

 「ふざけているのか!!! イルカル様は、本名をフォンミラ=デ=ファンタレーシア=イルカル=フォンド様という素晴らしい名前の持ち主なのだ。お前のような侵入者にイルカル様のお前を聞かせるだけでも烏滸がましいのだ!!! イルカル様に出会い、自らのおこないを改めるが良い!!!」

と、一人の人物はまだ、侵入者に対して、強気の言葉を発する。

 ここまで、案内しなければならなかったのだから、リーンウルネと自らには天と地ほどの実力差があるだろうに―…。

 それほど、イルカルのことを馬鹿にすることが許されなかったからだ。

 この人物は、イルカルに出会ったからこそ、今の職員としての幸せを手に入れることができたのだから―…。それも、自身がイルカルによって、洗脳されていることに気づくこともなく―…。紛い物でしかないのだが―…。

 「ふむ、そうか。悔い改めるのは、イルカルじゃろうに―…。」

と、リーンウルネは言いながら、この人物を手とうで気絶させるのだった。

 (イ…ル……カ…ル……………………さ……………………………………ま………………………………………。)

と、この人物は心の中で思いながら―…。

 悔しさしかない。

 なぜなら、リーンウルネという侵入者に勝つこともできずに、このように、イルカルのいる部屋へと案内してしまったのだから―…。アマティック教の信仰する神によって、自らは罰せられるかもしれない。その罰は自らの命を捨てさせられるような悲劇が目の前で起こるかもしれない。家族や周囲の大切な人々を巻き込んで―…。

 だけど、アマティック教の信仰している神が、そのようなことを起こすかは分からないし、別の要因を、無理矢理納得させるための説明の中で、アマティック教の信仰している神が使われるだけであり、事実には一切関与していないのかもしれない。原因をすべて理解できないのが、人という存在の本質の一つなのであろうか。

 完全でないがゆえに、完璧でないがゆえに、理解したという本質の内容にはどうしても欠けるところが存在するのかもしれない。そのような避けられないことを受け入れて、進み行くしかないが、完全や完璧というものを目指さないと、自らの種という生存を脅かされることになる。最悪の場合は、種の絶滅という未来しか待っていないのだから―…。

 要は、アマティック教の信仰している神が、この人物に過ちを犯した人物に罰することがあるのだろうか、その罰といわれるものは自分やそれ以外の行動の結果、発生した出来事に過ぎないのか。後者の出来事を前者の理由にしての、無理矢理の納得でしかなく、後者のことを考えているように見せかけての真実の見落としでしかない。

 その意味が分かることになれば、神という存在は、この人物の中にはいるかもしれないが、あくまでも自身の概念上のものでしかなく、自らの戒めを与えるための存在になっていることであろう。真の意味での―…。

 神がいるか、神がいないのかは、概念上の問題でしかないのに―…。

 (さて、この部屋の中にイルカルというアマティック教の教主でもおるんじゃろうの~う。こやつを気絶させてしまったから、また、意識のある教団職員を使って、イルカルの居場所を聞くことにするかの~う。)

と、リーンウルネは心の中で思いながら、部屋の扉へと手を触れるようにして、開けようとするのだった。


 その部屋の中。

 「ガハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、お前を踏んずけるのは楽しいの~う。この俺のことを、最初は馬鹿にしやがっておったからに~。えぇ~。」

と、イルカルは言う。

 イルカルは、自らの全能感に酔いしれていた。

 踏みつけている女は、過去に、友達が変な宗教に嵌り、その友達の家に帰ってこなかったのだ。で、それを好奇心というよりも、その友達を心配して調べていると、アマティック教の教団本部に入っていくのを最後に、目撃が途絶えていることから、女はアマティック教の教団本部に侵入し、イルカルの部屋へと向かった。

 だけど、そこに友達はいて、イルカルの女になっており、まるで、女の知っている友達とはすっかりと様変わりしていたのだ。イルカルのような男を好むことはないし、好いていた人はラルネの有名料理屋の一店員であった。その人物と文通をしているぐらいだったのだ。なのに―…、なのに―…、イルカルに好きな人に見せる表情をしていたのだ。

 それにショックを受け、イルカルを倒そうとしたが、イルカルに洗脳されて、自身も友達と同じような運命を辿るのであった。

 すでに、何十回も関係を持たされている。

 「俺様に、返せと言っていたよな。だけど、お前も今は、俺の女になってる。お前は間違っていたのだ。言え!!!」

と、イルカルは踏みつけを強くする。

 今、イルカルはラルネの中で、リース王国軍が攻めてきており、ミラング共和国軍が苦戦していることを知っている。そのせいで、シエルマスから裏切れば、殺すと脅され、ストレスを抱えているのだ。

 そんな些細かどうかは人それぞれなので、一方的に判断を下せば良いとは限らないが、女を踏みつける理由にはならない。

 イルカルは、こうやって、過去に自分が逆らっていた女をいたぶることによって、自らのストレスを解消しながら、自らがいかに優れた存在であるかを、示そうとしているのだ。満たそうともしている。

 ゆえに、イルカルは、これから自らに訪れる未来を考えることなんてできなかった。

 できたとしても、リース王国軍の兵士……、特に、軍の上層部を洗脳して、ミラング共和国が崩壊しても生き残ろうと考えていさえした。さらに、リース王国のトップ層を洗脳して、王国を自らのものにしようとも考えていた。

 そして―…。

 イルカルの部屋の扉が開かれるのだった。


番外編 ミラング共和国滅亡物語(273)~最終章 滅亡戦争(128)~ に続く。

誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正および加筆していくと思います。


次回の投稿日は、2024年9月3日頃を予定しています。

次回以降から、いろいろと決着がついてくると思います。

では―…。

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