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水晶  作者: 秋月良羽
現実世界石化、異世界冒険編
612/748

番外編 ミラング共和国滅亡物語(266)~最終章 滅亡戦争(121)~

『水晶』以外にも以下の作品を投稿しています。


『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中):https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138


『この異世界に救済を』(「小説家になろう」と「カクヨム」で投稿中):

(小説家になろう);https://ncode.syosetu.com/n5935hy/

(カクヨム);https://kakuyomu.jp/works/16817139558088118542


興味のある方は、ぜひ読んで見てください。


宣伝以上。


前回までの『水晶』のあらすじは、ミラング共和国とリース王国との間に、ミラング共和国の総統となったエルゲルダの宣戦布告によって戦争が始まる。その結果、リース王国軍はミラング共和国軍と対峙することになる。その戦いの中で、リース王国軍の中の左軍でランシュとヒルバスは活躍し始めるが、中央軍の指揮官でリース王国軍の大将であるファルアールトは左軍の指揮官であるハミルニアを憎むのであった。

一方で、ミラング共和国軍では、リース王国軍の左軍を混乱させるための作戦も考え、かつ、リース王国軍を倒すための作戦会議がおこなわれるのであった。それを主導するのは総統のエルゲルダではなく、ミラング共和国の諜報および謀略組織シエルマスのトップの統領であるラウナンであった。

その中で、ラウナンやファルケンシュタイロは、一人の女性将校の言うゲリラ作戦を拒否して、リース王国軍と正面から戦うことを選択する。


翌日、ランシュとヒルバスは、ハミルニアの命令により、リース王国軍の左軍とは近くから別行動をとる。そこに、ミラング共和国軍のシエルマスが登場し、ヒルバスだけで始末するのだった。


戦いは決着を見ることがなく今日も夕方には終わるのであった。

その後、リース王国軍の会議は、ファルアールトの心の歪みによって、ハミルニアが罵倒されることになり、ハミルニアはファルアールトの心の歪みを満たすために、リース王国軍の中央軍がミラング共和国の本陣を陥落させるまで、ミラング共和国軍と戦わされることになってしまうのだった。リース王国軍の左軍はランシュとヒルバスがハミルニアと話し合うのだった。


翌日、リース王国軍とミラング共和国軍は戦いとなるが、左軍ではランシュに向かって、アウルが襲って来るのだった。すでに、アウルは何者かによって殺されて、操られていたのだ。その正体はイマニガであり、イマニガは「不死体の生」という技を発動させるが、イマニガの武器に宿っている天成獣に自身の意識を乗っ取られるのだった。イマニガという人間が消え去られた上で―…。


リース王国軍の左軍がそのような状態にあるなか、一方で、中央軍と右軍でも動きがあった。特に

、右軍の方はアンバイドの活躍により、オーロルとフィスガーを撃破、中央軍はミラング共和国軍の本陣へと―…。


リース王国軍の左軍の方は、ランシュとイマニガの体を乗っ取ったガルゲイルの対決は、ランシュが天成獣の宿っている武器である鼻ピアスを破壊して、倒すことに成功するのだった。

その後、リース王国軍の中央軍がミラング共和国の本陣へと来たので、ラウナンは撤退を宣言するのだった。イマニガを使っての作戦が失敗したことにより。エルゲルダを殺されるわけにはいかずに―…。


ミラング共和国軍は、旧アルデルダ領の首都ミグリアドで作戦会議を開き、今後の作戦を方針を決めていく。

その会議の途中に乱入したファットはどこかへと連れ去られ、国内担当首席によって始末され、金庫室に西方担当首席と国内担当首席が向かい、その中の光景を見るのであった。

一方で、ミラング共和国軍の作戦は、軍団をオットルー領、ファウンデーション領、クローデル領の守りに三つを分けるのであった。その指揮官を誰にするかを決める。

その結果、ファウンデーション領はラウナン、クローデル領はファルケンシュタイロ、オットルー領はイルターシャに決まるのであった。

一方で、リーンウルネはオットルー領へと向かっていた。

その間に、リース王国軍側でも動きがあり、旧アルデルダ領を中央軍が、クローデル領を右軍が、オットルー領を左軍がそれぞれ進軍することになった。

それは、ハミルニアにとっては、望まない結果であった。

その間、リーンウルネはオットルー領を訪れ、オットルー領の領主と会談し、リーンウルネの要求を領主に承認させるのだった。


ハミルニア率いるリース王国軍左軍は、オットルー領へと侵攻していくが、ミラング共和国軍はゲリラ戦を展開し、リース王国軍左軍は疲弊していくのであった。

そんななか、イルターシャの居場所を見つけ、降伏させることにランシュは成功する。


一方、クローデル領に進軍するリース王国軍の右軍は、ファルケンシュタイロが率いるクローデル領にいるミラング共和国軍と対峙するのであるが、その最前線にいたのは、クローデル領から徴兵された兵士達だった。その兵たちはアンバイドの実力の前に戦わず降参するのだった。

それが重要な問題となる。

ファルケンシュタイロはファロネンズをクローデル領に派遣し、マーゼルの真意を確かめ、ファロネンズの独断でマーゼルを始末するのだった。

そして、マーゼルが殺されたことを、マーゼルの重臣たちに見せしめ、完全服従を勝ち取る。

一方―…、ファウンデーション領(旧アルデルダ領)では―…、領都のミグリアドが包囲されるのだった。それを打開しようとして―…、シエルマスを投入し、リース王国軍の中央軍のトップを始末するのだった。

その後、クローデル領でも動きがあり、ミラング共和国軍とリース王国軍右軍の対決となるが、アンバイドの活躍により天成獣部隊のトップを始末し、かつ、撤退させることに成功して、クローデル領での勝利を得るのだった。

 そして、オットルー領の方に向かって勝利したリース王国軍の左軍は交渉の場にいた。そこでは話し合いがおこなわれていたが、衝撃の事実が突きつけられるのだった。それは、ファウンデーション領を攻めていたファルアールト元帥が暗殺されるというものであったが、オットルー領の領主との話を終え、ミラング共和国の首都ラルネへと向かうのだった。

 一方で、ファウンデーション領を攻めていたリース王国軍の中央軍は―…、ラウナンの策によりミグリアドから撤退しないといけなくなったが、その後、ミラング共和国が攻めてきたが、リーンウルネの影ながらの支えにより、勝利するのであった。

 そして、舞台は最終決戦となろう場所、ミラング共和国の首都ラルネへと―…。

 (このディキッドという人は、かなり厄介な人ですね。私のことを殺す気がないのは本当ですが―…。信用できるかどうかは別の話です。さて、受け入れても良いか、どうか。ランシュ様の秘密を知られるわけにもいきませんし―…。)

と、ヒルバスは心の中で思う。

 ヒルバスとしても、ディキッドを受け入れたとしても、ランシュの秘密を知られるわけにはいかない。

 ランシュがミラング共和国のトップの総統の地位にあるエルゲルダ、それに加えて、リース王国の現国王レグニエドへの復讐を果たそうとしているのだから―…。その原因を知られるわけにはいかない。

 ここで、ディキッドを始末することも可能であるが、余計な殺しをしても良い結果になることはない。

 ランシュには、味方がいるのは確かである。

 リース王国の現国王であるレグニエドへの復讐を個人で果たすことは可能であろうが、その後のことを考えると、リース王国軍の騎士や兵士らによって、レグニエド殺害の犯人で粛清されるのは避けられない。

 いくら実力があったとしても、対処できる力には限度というものがある。

 ならば、味方の数はそれなりにいた方が良いし、リース王国内でそれなりの地位に就かせておいた方が良い。一番上や政権の幹部になるのではなく、その中間から下位の地位でも十分だ。

 レグニエド殺害後に出世させれば十分なのだから―…。

 それに、天成獣の宿っている武器を扱っている可能性があると思われるかもしれないが、実際に、それに匹敵するのであれば、味方にしておいて損はない。

 だが、そうなってしまうと、ランシュの秘密を知られる可能性も増えることとなり、情報が漏れる可能性もその分だけ高くなるのだ。

 そんなことは許されない。

 こういう意味で、ヒルバスは難しい選択を迫られていると言っても良い。

 いや……、リース王国の方に任せっきりにするということもできるのではないか。

 それはそれで、リース王国に忠誠を誓い、ランシュの計画を阻止される要因になるかもしれない。

 かなり危険なことでしかない。

 本当に難しいことだ。

 「悩んでいるようだな。だが、悩んでいたとしても解決できないことはある。心配する必要はないと何度も言おう。俺としては、もうシエルマスもこの戦いで組織自体の名は無くなるだろうし、ラウナン様でもラルネに侵攻されたリース王国軍のすべてを倒すことはできないだろうな。お前を見ていると良く分かるよ。」

と、ディキッドは言う。

 ここまでの沈黙はあまり良くないので、情報を追加するという感じで言ってみる。

 だけど、ディキッドはヒルバスを始末する気はないし、ここで油断を誘って殺そうとしても失敗することが分かっているのに、そんな命を粗末にすることはしないし、しても意味がない。

 それに、今回のリース王国との戦争で、すでに、ラルネまで追い詰められている以上、ミラング共和国が生き残れる確率はかなり低い。

 ゼロと言ってもおかしくはないのだから―…。

 (……………………………考えても良い考えが浮かばないのは事実ですし―…。だけど、流れに身を任せるのはかなり危険なことです。……………………まずは、先延ばしにすることにしましょう。)

と、ヒルバスは心の中で考えを纏めるのだった。

 「降伏を受け入れるかは、私の独断で受け入れることはできません。なので、こちらの本拠地に案内いたします。騎士団ではなく、降伏されたイルターシャさんというミラング共和国軍のオットルー領での指揮官だった人のいる場所です。」

と、ヒルバスは言うのだった。

 こっちに案内しても、ディキッドが裏切るような真似をしたとしても、被害が出るのはリース王国軍の騎士団の騎士ではなく、オットルー領でミラング共和国軍に所属していた者達である。そういう意味では、ヒルバスも咄嗟のことながら、良く思いついたものである。

 そして、そこへと案内した方が得であるし、敢えて、まだ、独断で受け入れることはできないと言って、自分で判断せずに、相談するということにしたのだ。

 一人で考えて良い結果がでないのであれば、他人の知恵を頼るのも大事なことである。

 そういうことを、咄嗟に実施しようと考えるのだった。

 「ああ。」

と、ディキッドは頷く。

 (イルターシャとかいう指揮官がミラング共和国軍を裏切って、オットルー領でリース王国軍の左軍に降伏したという話は知っているからそこまで驚くことはないし、普通に目の前にいる人物のことを考えれば、降伏するという選択肢は何も間違っていないといえる。僅かな可能性に賭けて無謀をするよりも、安全で確実性の高い方を選ぶ。指揮官としては優秀だな。そして、俺たちもイルターシャのことを侮辱することはできないが―…。)

と、ディキッドは同時に心の中で思うのだった。

 ディキッドは、イルターシャのリース王国軍への降伏の選択は間違ったものではなく、妥当と判断することの方が正しいようだと確信して言うことができる。

 なぜなら、目の前にいる人物の強さをしっかりと判断することができるのであれば、誰も簡単に気づくことであろう。天成獣の宿っている武器を扱っているのは、キールバとの戦いの中ですぐに分かった。それに銃を扱い、相手の隙を一気に攻撃することができること、飛び道具であり、発射から目的物への到着までがかなりの短い時間で達成されることから考えると、迂闊に戦っても勝ち目はない。

 そして、ヒルバスの戦いが、暗部そのものの戦いをしており、こっちの戦い方もしっかりと理解しているのだ。戦えと言っても、よっぽどの実力がなければ、無理な話である。

 ならば、さっさと降参するのは理に適っているし、それを判断したイルターシャの判断には賢明さも感じてしまうのであった。

 それと同時に、自分達もミラング共和国を裏切るようなことになる以上、イルターシャを侮辱するようなことはできないし、したとしたら恥でしかない。それでも、できる人は神経がかなり図太く周囲よりも自分のことしか見えていない人であることには間違いないし、そういう人間は失敗してもそのミスを最後まで認めず、他者のせいばかりにして、自分の悪かった面に注目しようとしないので、結局、物事に対して考える力が身に付けられず、成長していないように見えるし、ミスを繰り返す。

 ディキッドは、ヒルバスが歩き始めるのを確認すると、一緒に歩き出すのであった。

 そして、時は戻る。


 場所は―…。

 「あら、ヒルバスさん、伝えに行ったのではないのですか? 横にはシエルマスの方がおられますが―…。」

と、イルターシャは言う。

 そう、ヒルバスがイルターシャのいる場所に姿を現わすのだった。

 ディキッドとともに―…。

 そして、それはフィードにとっても、予想できたことではないが、お互いに、今のミラング共和国の状況をしっかりと理解できているからこそ、ここで、イルターシャとヒルバスを始末するようなことをする気はない。

 「ええ、降伏するとか言ってきているんですよ。こればかりは私の一存で判断することはできませんし、上へ話を伺った方が良いと思いまして―…。それに、彼ら以外にもシエルマスの工作員はいると思われるので、彼らの処遇に関して、どうするかも重要となりますし―…。大変なことになりましたねぇ~。」

と、ヒルバスは言う。

 ヒルバスは、自分の一存で判断をして失敗した場合のリスクを考えると、上の人間の判断が重要になってくる。それに、ランシュの目的に対して、その目的を邪魔する存在になってもらっても困る。

 こればかりは、どう考えてもデメリットの可能性と向き合うしかない。

 人という生き物は、完璧でも完全にもなれない以上、何かしらのミスをすることは避けられないだろうし、ミスだと思っていた方針が予想外の大成功を導くことがあったりするのだ。後から理由をこじつけるかのように原因をある程度正確に証明することも可能であるが、それと同時に、人は完全に物事の全てを理解できないし、それを全て理解したということを確かめる方法を持ち合わせていないので、完全な証明になることはない。

 完全や完璧になれないがゆえに、新たな可能性へと自らを変化させることができる。そういうことだ。

 そして、ヒルバスは頭を悩ませながらも、イルターシャと合流することができたのもかなりの点で良いと判断することができる。

 フィード以外にももう一人シエルマスの工作員がいるのに気づく。

 「それに、あそこで倒れているのは、始末された方ですか。」

と、ヒルバスは続ける。

 「いいえ、始末まではしていないけど、私の力によって、完全に意識を失っているわ。目覚めた時にどういう行動をとるかは分からないけど、無駄に殺生をするのはあまり良くないわ。それに、今日中には、シエルマスとの決着や、ミラング共和国との戦いにも重要な結果が出そうな感じだわ。ここにいて、意識を失っている人以外は、全員―……、ミラング共和国が滅びると思っているのですから―…。」

と、イルターシャは言う。

 そう、意識を失っているドグラード以外の者達は、ミラング共和国が今日のラルネでの戦いにおいて、ミラング共和国が負け、リース王国によって滅ぼされることは分かっているし、そのようなことになったとしても助ける必要はないと思っている。

 それに、ミラング共和国が決して、良い国ではないし、対外強硬派は周辺諸国に戦争を仕掛けて、そこからかなり略奪をおこなっていたので、征服された国からかなりの恨みを買っているだろうし、その国の国民だった者達は隙があれば反乱を起こす気は満々だろうし、それを作ってしまったのはミラング共和国側にある。

 そうだと考えると、敵を作りすぎたがゆえに、味方になってくれる国や組織も弱った時には少なくなるどころかいないという場合だってあるのだ。

 まあ、それが起こるのかどうかは分からないが、ミラング共和国が滅ぶのは分かっている。

 そのイルターシャの言葉に全員が心の底から頷くことができる。

 なぜなら、リース王国にはヤバいぐらいに実力が強いヒルバスがおり、もう一人、騎士団の騎士の中に数千のミラング共和国軍の兵士を葬っている人物がいて、かつ、伝説の傭兵であるアンバイドがリース王国側で味方しているのだから―…。

 「私は、リース王国軍の騎士団の騎士である以上、ミラング共和国は滅びると考えるのは当たり前ですが、ここまでなると、ミラング共和国の中にもそのように思う人もいるもんですから―…。」

と、ヒルバスは言う。

 そして、ヒルバスはリース王国の騎士団のトップであるフォルクスに、敵が来たということを知らせようとして、陣幕から出たが、結局、その陣幕へと戻らないといけなくなった。

 シエルマスの工作員である者達を、騎士団の本陣に案内するわけにはいかなかった。

 「案内の途中だが、放棄したりはしないよな。」

と、ディキッドは言う。

 ここで、のんびりとしているのも良いが、それでも、会話を終わらせ、案内をしてもらい、いろいろと進めていかないといけないことがあるのだ。

 そうである以上、案内を再開してもらった方が良いのだ。

 「ええ、しませんよ。」

と、ヒルバスは言いながら―…。

 「では、戻りましょう。騎士団の本陣には後で伝えることにしますから―…。」

 そして、ヒルバスの今の言葉を言い終えると、イルターシャが指揮する本陣へと戻って行くのであった。降伏したシエルマスの幹部であるディキッドとフィードを連れながら―…。

 そして、ドグラードはフィードに背負われるのだった。


番外編 ミラング共和国滅亡物語(267)~最終章 滅亡戦争(122)~ に続く。

誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正および加筆していくと思います。


次回の投稿日は、2024年8月20日頃を予定しています。

少し早めですが、少しだけ長期の投稿のお休みをさせていただきます。

最近、疲れがあるのと、熱さのせいで集中力がなくなりかけていますので―…。

では―…。

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