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水晶  作者: 秋月良羽
現実世界石化、異世界冒険編
510/748

番外編 ミラング共和国滅亡物語(164)~最終章 滅亡戦争(19)~

『水晶』以外にも以下の作品を投稿しています。


『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中):https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138


『この異世界に救済を』(「小説家になろう」と「カクヨム」で投稿中):

(小説家になろう);https://ncode.syosetu.com/n5935hy/

(カクヨム);https://kakuyomu.jp/works/16817139558088118542


興味のある方は、ぜひ読んで見てください。


宣伝以上。


前回までの『水晶』のあらすじは、エルゲルダがミラング共和国の総統となり、リース王国へと宣戦布告する。一方で、その情報を知ったリース王国では、ラーンドル一派たちによる話し合いがおこなわれ、逆に侵略し返そうということになるのだった。

その情報をリーンウルネは自ら潜入することで仕入れ、ハミルニアとフォルクスを自分の執務室に呼び寄せて、今回の戦争に参加させるのだった。その話し合いで、ランシュとヒルバスの参戦をも促すものであった。

リーンウルネは、一枚の紙をメタグニキアの秘書に渡し、その紙を見たメタグニキアは激怒しながらも、そのメリットのためにヒルバスを今回のミラング共和国とリース王国の戦争に参加させる命令を下すのであった。

その後、ランシュとヒルバスは一時的に騎士団に復帰という形で参戦するのだった。


リース王国は出陣し、ミラング共和国の境までやってきており、作戦会議がおこなわれる。

その作戦の会議の中で、左軍と右軍の大将がそれぞれ決まるのであった。左軍に騎士団が編入されるのだった。

一方で、ミラング共和国軍は、リース王国軍の実力を見るために、軍隊をリース王国と同様に三つに分けるのだった。

最初の戦いは、ランシュとヒルバスの活躍で左軍、右軍はアンバイドの活躍により被害も出ながらも奮闘し、中央軍は散々な目に遭うのだった。

それは、ファルアールトにとってあり得ないことであった。

精神的に摩耗するぐらいに―…。

その一方で、左軍の方では、勝利の宴会が開かれるのだった。

ミラング共和国軍の方でも動きがあるようだ。


次のリース王国の作戦は、とんでもないことが決められ―…。その作戦はミラング共和国本陣に攻めるものであり、ハミルニアはお世辞で言ったことであり、本当に採用されるとは思っていなかった。この作戦だけはやって欲しくないという気持ちで言ったのに、ファルアールトは採用してしまったのだ。残念ながら―…。

それで、左軍の幹部にハミルニアは怒られるのであるが、そのことによって、左軍と右軍は殿のような役目をさせられる可能性が出てくるのであった。


リース王国軍の中央軍によるミラング共和国軍本陣への強襲は、ファルケンシュタイロの肝いりの天成獣部隊の三人の者たちによって、返り討ちにされるのだった。

 ランシュとヒルバスが配置についてから、一時間半ぐらいの時間が経過した。

 そして、走っている者が一人。

 彼は伝令役のものであり、周囲に今の状況を伝えるのが役割だ。

 このような人々がいなければ、連携をとるのにも苦労したりするものだ。

 「中央軍がミラング共和国軍の本陣で戦闘を開始!!」

と、伝令役の者は言う。

 ランシュとヒルバスの近くにいるので、伝令役の言葉はしっかりと二人に聞こえた。

 というか、今は、集中力が高まっているし、どこで重要なことが伝令されるのか分からない以上、耳を集中的に傾ける必要があるのだ。

 そこから―…。

 (中央軍がミラング共和国軍の本陣へと攻撃を仕掛けたのだ。まあ、突っ込むだけという単純なものでしかなく、そのなかで、ミラング共和国側がどのようなことをしてくるかということは、一切頭の中にないだろう。彼らの思考の中にあるのは、左軍や右軍の奴らに手柄を取られてたまるかという気持ちでしかない。その気持ちが上手く良い方向に働けばいいのだが、彼らは自らを向上させようという気持ちはなく、人を落とすことでしか自らの能力を強く見せられないので、それを無視することができる者たちには簡単に敗れてしまうし、ボロが出てしまうものだ。)

と、ランシュは心の中で思う。

 ランシュは考えながらも集中する。

 いつ、自分の役目が回ってくるのか分からないからだ。

 リース王国軍の中央軍が、昨日の戦いの中で、戦果を挙げられず、自分とは対立しているかもしれないところが戦果を挙げているのだから、焦ってしまっているのだ。

 そして、それは良くない方向へと向かう可能性をランシュとヒルバスは予想していた。

 (俺とヒルバス、いや、左軍も右軍も中央軍が敗れて、敗走してくるのは予想済みだ。そうなれば、その隙を突いて、手柄を挙げることができる。それに、どうせ、手柄は中央軍が自分がしたように報告もしくは偽装すると思うので、俺とヒルバス以外の奴らにちゃんと報酬が渡ることを祈るのみだ。ミラング共和国側がリース王国へ宣戦布告しているし、その中で、エルゲルダがリース王国を滅ぼすことを明言しているので、リース王国はミラング共和国に敗れれば、リース王国が滅亡するのは目に見えている。)

と、ランシュはさらに続ける。

 そんななかで、ランシュは、リース王国が滅ぶことを望みはしない。

 復讐を果たすことができなくなるという理由が大きな面を示しているし、レグニエドへと復讐を果たした後、ヒルバスとの約束を履行しないといけないし、部下である以上、見捨てるわけにもいかない。

 一方で、ヒルバスは、

 (開戦されましたか。向こうには、天成獣を扱う部隊があるし、その部隊が動けば、中央軍なんて一たまりもない。むしろ、ラフェラル王国が数を減らしてくれたことがこちらとしての幸運です。必要以上に対決すべきではないですね。)

と、心の中で思う。

 ヒルバスは、メタグニキアの私設部隊に今、所属しているので、そのような情報を得ていたりする。

 なるべく彼らと戦いたいとは思わない。

 なぜなら、今のランシュの目標がエルゲルダへの復讐である以上、ランシュが本気を出すことになってしまえば、レグニエドへの復讐前に、ラーンドル一派にランシュの本当の実力が気づかれてもおかしくはないのだから―…。

 ゆえに、ミラング共和国の天成獣部隊との対決にはなりたくないと考える。

 そっちの方は、ランシュの復讐の目的を果たす可能性が高いのだから―…。

 二人の状態は―…。

 「ヒルバス、待つのは暇だなぁ~。」

 「そうですね、ランシュ君。だけど、中央軍が粘ってくれることは、こちらとしてもありがたいことだと思います。それに―…、ミラング共和国軍の数が減ってくれれば、追撃がなくなるのは残念ですが、余計な死者を右軍と私たちの左軍から出さなくて良いじゃないですか。」

 「そうだな。生き残ってこそ、挽回のチャンスが与えられるのだから―…。」

 暇であった。

 それでも、どこで戦いになるかは分からないので、油断する気はない。

 ヒルバスの言っている言葉をランシュは理解することは簡単にできる。

 なぜなら、リース王国軍の中央軍がなるべくミラング共和国軍相手に、ミラング共和国軍の数を減らせば、それだけ、相手が追撃をしてくる可能性は下がっていくのだ。

 そうなれば、ランシュとヒルバスは戦うことがなくなり、さらに、左軍と右軍は死者を出さずに済むので、兵力を消費しなくて済む。

 それに、生き残ってこそ、次があるのだから―…。

 その間に―…。

 「助けてくれ~。あんなのと相手していられるか!!!」

と、一人の兵士の叫び声がする。

 その声というよりも、身に付けている物から判断して、リース王国軍であり、逃げているような感じから、リース王国の中央軍であると確認できるのであった。

 そして―…、

 (いよいよ、作戦開始ですか。)

と、ランシュは心の中で思うのだった。


 それより少し前。

 リース王国の中央軍。

 そこでは、ミラング共和国軍と戦っているのであるが、一方的に形成が不利であった。

 「どうなっておる!!! ミラング共和国軍は三人しか攻撃してこないではないか!!! なのになぜ!!! …………………なぜ…………………………我が軍がここまで壊滅しないといけないんだ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」

と、司令官の一人が叫ぶ。

 前線の司令官として指揮しているのに、そこに無数のリース王国軍の兵士の死体が群がるだけだ。

 彼を守ってくれる兵士はどこにもいない。

 それも、三人のミラング共和国軍兵士によって、この結果になったのだから―…。

 目の前には―…。

 「残念だったな。お前がミラング共和国軍の兵士であり、司令官であるなら、この戦はお前の勝利であったろうな。ミラング共和国軍が相手でなければ、そのようなことにはならなかったであろうな。……誠に残念だ。両方とも持っていないこの哀れな指揮官の運命は、今、お前の近くにある無数の死体と同じことになることだ。」

と、オーロルは言う。

 実際に、このような状態にした大半は、オーロルによるものである。

 そして、この指揮官が生きているのは、オーロルがここにいるミラング共和国軍の兵士達に対し、リース王国の兵よりも強いということを示し、かつ、油断したとしても、簡単に始末できるということを証明しようとしているからだ。

 オーロルは周囲の気配を探りながら、自分達にとって危険がないということを考慮して動いているのだ。

 そして、このリース王国の司令官の一人は、

 (寝返るしかない。)

と、心の中で思うが―…。

 「寝返ることは許されないことだ。ミラング共和国軍の兵士達。こいつをどう処分するか、君達に任せた。リース王国への恨みをしっかりとぶつけてくれ!!!」

と、オーロルが言う。

 その言葉の後、この場にいるミラング共和国軍の兵士達は、このリース王国の司令官へと向かい、その後、何が起きたのかはもう分かっていることだろう。

 想像することも躊躇われることであり、戦争における残酷な面、そのものである。

 その様子を見る気もなかったオーロルらは、そこから離れていくのであった。

 任務はすでに完了しているのだから―…。


 逃げるリース王国の中央軍。

 (ハア…ハア……ハア…………。クソッ!!! ミラング共和国軍の本陣を狙ったのに、待ち構えていて、簡単に兵士を多大に損耗してしまうなんて!!! ふざけるな!!! ふざけるな!!! どうして、俺だけがこんな目に遭わないといけない!!! 俺はリース王国軍の元帥で、リース王国軍最強なのに!!!)

と、ファルアールトは心の中で思う。

 ファルアールトは、リース王国軍の元帥であり、軍の中で一番上の地位であり、それは実力があり、かつ、実力を評価してくれるラーンドル一派に見いだされたからこの地位にあると思っている。

 自分は実力者なのだから、この地位にいて当たり前だし、戦争に勝って当たり前だと思うのだ。

 だけど、人は本当の意味で、厳正で公平な評価ができるわけではないし、自らの意図というものを、自らの利益という主観的に思っていることを、欲望を出して考えているのだから、結果として、本当の意味での実力と大差が出てしまうことだってある。

 そう、ラーンドル一派にとって、都合が良い人物がファルアールトであり、彼らに軍人としての素質を見破ることができるわけではないのだ。彼らは、軍事の専門家ではないし、商売のことで目がいっぱいなのだ。何も学んでおらず、優秀なのを選ぶことはギャンブルをするに等しい。

 要は、そのギャンブルには、現時点で負けているということだ。

 そして、ファルアールトは、自らが優れているという幻想から抜け出すことができずに、ただ、その幻想に縋りついているだけなのだ。悲しいことに―…。

 そして、リース王国軍の中央軍は逃げて行く。

 左軍や右軍が待機している場所を超えていこうとする。

 それにファルアールトも気づく。

 (そろそろ、右軍と左軍のいる場所に到達だ。後はあいつらに尻拭いをさせてやれば、あいつらの数も減るから、俺の失敗も帳消しできる!!!)

と、ファルアールトは心の中で思う。

 そう、ファルアールトは、リース王国軍の中央軍の後ろに左軍と右軍を待機させていたのだ。

 つまり、中央軍が逃げ切れるために、右軍と左軍は彼らを逃がすために、ミラング共和国軍と戦わないといけないのだ。

 そうすることで、右軍と左軍の兵士の数を減らせるし、かつ、どちらかの軍が失敗すれば、そのことばかりをファルアールトとその部下達で責めれば良い。

 そうすれば、自分の失敗は帳消しになることが分かっているのだから―…。

 そういう狡いことはすぐに頭の中では浮かぶものだ。

 一方で、中央軍の兵士たちは―…。

 「うわあああああああああああああああああ。」

と、一人の人物が叫んでいるのがわかる。

 その声は、左軍や右軍にも聞こえるほどだ。

 そして、ランシュは、

 (逃げてくる、逃げてくる。時間にしては、短い方か。そこまでミラング共和国軍の数は減らせなかったというわけか。しょうがないな。)

と、心の中で思うのだった。

 ランシュは、ヒルバスとともに、自身と天成獣の力で、追って来るミラング共和国軍に昨日とは違うけど、同様の結果を導こうとしているのだ。

 そうなる可能性が高いということも予想して―…。

 そして、ファルアールトは見る。

 いや、見えると表現した方がより正しい。

 (見えてきた!!! 左軍だな!!!)

と、心の中で思うと―…、

 「右軍、左軍ども!!! お前らは、中央軍が逃げ切って、安全な場所に後退するまで、殿としてミラング共和国軍を抑えていろ!!!! じゃあな、アホども!!!!!」

と、言う。

 それも走りながら―…。

 ファルアールトには、今は、格好をつけようということすらできない。

 命の危機の原因となっている存在が追ってきているのだから―…。

 そして、自分がこの中で一番偉く、何をしても許されていると思っているからこそ、このような馬鹿なことを言えるし、自分より下の者達は使われてなんぼという傲慢な精神によるものである。

 このようなことを思っている上司のもとでは、部下はしっかりとした力を発揮することができないケースが多いし、余計な犠牲を増やすだけである。

 それをも跳ね返す圧倒的な実力があれば、話は別となるが、そんなものはそこら中にいるわけじゃない。

 そのことを理解できない者達が、特に、人を虐げることをまるで正義の行いであると錯覚してしまうのである。自分のしていることがどのような結果になるのか気づかずに―…。

 気づけるのであれば、更生する可能性が出てくるかもしれないが―…。

 そして、ファルアールトの言葉は、左軍と右軍の士気を下げるのには十分であった。

 それでも、自分達が殺されないために、しっかりと言われた任務をこなすだけであり、最悪の場合は、ミラング共和国軍に寝返り、リース王国軍の中央軍に対して反旗を翻すことも十分にあり得る。

 だけど、ミラング共和国軍が実態として、リース王国軍にいる傭兵や兵士を受け入れるとは考えられない。逆に、殺される可能性は十分にある。

 人という生き物が理性的であり、合理的な判断ができるからこそ、間違いを犯さないと思っているのなら、大間違いである。

 人は完全な意味で理性的ではなく、どんな客観的だと思っていたとしても主観性を排除することができず、合理的な基準すら本当の意味で分かっていないし、分かることすらできない。

 思考には時間を消費することを避けることはできないし、運命というか、未来を完全に見通すことができない。

 だからこそ、人は他者から見れば明らかにおかしいと思える行動でも、簡単にとることができてしまう。

 そして、ここで、ミラング共和国軍に降参する者はいないし、右軍と左軍の多くの者は中央軍が敗退することはお見通しであった。

 このような展開になり、打開するための準備はちゃんとおこなっていた。

 その中でランシュは、

 (……………こんな馬鹿を守らないといけないのか。やる気をなくすから、命令するな、お前は!!! だけど、俺がやる気をなくすわけにはいかない。たとえ、どんな馬鹿で、理不尽な命令でも言うことを聞かないといけないのだ。これも俺のやるべきことであるレグニエド王とエルゲルダに対する復讐を果たすために―…。)

と、心の中で思う。

 ランシュとしては、もし、目的がなければ、この場からすぐにでも逃げ去っていたであろうが、今はレグニエドとエルゲルダへの復讐があるために、ミラング共和国軍に降参することはない。

 降参しても、レグニエドへの暗殺はベルグが許可していない以上、ベルグによって制止されてしまうであろう。

 だが、さっきのファルアールトの言葉に対して、頭にこないわけではない。

 だからこそ、

 「アホという奴がアホなのに、な。」

と、わざと言ってやるのだ。

 ファルアールトの気持ちを楽にさせないように―…。

 イラついてもらうために―…。

 「そうですね。アホが他人をアホと言っているだけですね。ああいうのは自分のことに関しては詳しくわかっていたりするのですが、他人のことなんて何も理解することができないような方だと思いますから―…。さて、ランシュ君、行きますか。」

と、ヒルバスは返答する。

 (ああいうのが権力を握る質が悪い結果になるんです。本当に、ああいうのは、偽装がするのが上手ければ、簡単にちょっとの面接や身辺調査では見抜けないし、周囲の目的もあって―……、ねぇ~。)

と、ヒルバスは心の中で、呆れるのだった。

 そして、社会というのがこういう馬鹿に権力を与えると、どうなるかを体験させられていることに、絶望するのだった。

 それでも、完全にそのようなことになるはずはなく、希望があるから絶望があるように、僅かな望みに縋るのだ。

 いつか、自分達の手で真面にしようとして―…。

 「だな。」

と、ヒルバスの言葉を聞いたランシュは返事をする。

 そして、ランシュとヒルバスは、自らの武器を構えるのだった。


番外編 ミラング共和国滅亡物語(165)~最終章 滅亡戦争(20)~ に続く。

誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正していくと思います。


では―…。

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