番外編 ミラング共和国滅亡物語(135)~第三章 傲慢も野望が上手くいくことも長くは続かない(43)~
『水晶』以外にも以下の作品を投稿しています。
『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中):https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138
『この異世界に救済を』(「小説家になろう」と「カクヨム」で投稿中):
(小説家になろう);https://ncode.syosetu.com/n5935hy/
(カクヨム);https://kakuyomu.jp/works/16817139558088118542
興味のある方は、ぜひ読んで見てください。
宣伝以上。
前回までの『水晶』のあらすじは、ラフェラル王国を併合しようとするミラング共和国。ミラング共和国でラフェラル王国で活動している商人達は、ミラング共和国からラフェラル王国に流れる商品の関税の撤廃を要求する。
ラフェラル王国の王族と貴族の多くは、その関税の撤廃に賛成するが、王族の一人であるリーガライドは反対する。そのせいで、冷や飯を食わされるのであった。リーガライドは―…。
リーガライドはそんななか、妹であるフィルスーナとともに傭兵隊「緑色の槍」のトップのアルスラードに会う。かつて、リーガライドは傭兵隊「緑色の槍」に所属したこともある。
その中で、三者の話し合いとなり、フィルスーナによって、クーデターを起こすことが決定されるのだった。計画へと移行する。
そのようなことを起こすことが都合が良いと思っているのは、ミラング共和国と繋がっている貴族達や第一王妃の勢力であった。そんななかで、シエルマスも活動をおこなっており、「緑色の槍」に派遣しているシエルマスのスパイから情報を得るのだったが、フィルスーナやアルスラードに気づかれており、スパイらは粛清されていくのだった。
その後、そのスパイが関係していたラフェラルアート(ラフェラル王国の首都)のスラム街にあるアマティック教の教会で、教会の主要な信者とシエルマスのスパイをすべてフィルスーナとラフェラル王国の裏の者達によって始末されるのだった。そのことにより、情報が遮断されることになる。
ラフェラル王国から情報が届かなくなったことに対して、シエルマスの西方担当首席がラウナンに報告し意見をもらおうとするが、その頃、ラフェラル王国ではリーガライドらのクーデターは成功するのだった。
それはどのような過程であったのだろうか?
ラフェラル王国におけるクーデター発生後、まず、宰相を中心とする貴族政力がフィルスーナとラフェラル王国の裏の者により、気絶された後、拘束される。さらに、ファングラーデはリーガライドによって捕まることになった。
第一王妃であるヒールの方は―…、クーデターを把握し、誰が起こしているのかを妄想という感じで突き止める。失敗した人間を処分しようとするが、その時、フィルスーナが現れ、ヒールが個人で雇っている裏の者で始末しようとするが失敗し、裏の者を失うという結果となった。その時のヒールの悲鳴によって、衛兵が駆けつけて、逃げたフィルスーナが狂気をはらんだ人間であることを言うのであった。
その後、ヒールは自らの執事長を軍部の拠点へと向かわせる。自らの指示をファングラーデ王の指示としてクーデター側を鎮圧するように、という命令を―…。だけど、軍事貴族もすでにクーデター側に捕らわれており、軍部もたたき上げが指揮するような状態となっており、ヒールの執事長は捕まるのであった。
フィルスーナは、再度、ヒールのもとへと向かい、少しの会話の後、ヒールを殺し、ラフェラル王国のクーデターは、リーガライド側が勝利することになるのだった。
その後、リーガライドは、ラフェラル王国の支配をフィルスーナとともにしていくことを宣言するのだった。フィルスーナにとっては、迷惑なことでしかないが―…。
一方、フィッガーバードの方は、ミラング共和国の首都ラルネへはあともう少しの距離まで近づくのであった。
そんななか、シエルマスの本部では、東西南北と国内担当の首席、報告官、統領による会議がおこなわれる。その会議の間に、報告官の見習いからラフェラル王国の第一王子であるフィッガーバードがミラング共和国の首都ラルネにやってくるのだった。ミラング共和国の総統であるシュバリテと会見するために―…。ラウナンにとっては好機だった。
ミラング共和国の首都ラルネに到着したフィッガーバードは、これからミラング共和国総統シュバリテとの会見を楽しみにするのであった。そして、フィッガーバードとシュバリテの会見が開かれ、シュバリテはラフェラル王国でクーデターが起きたことをフィッガーバードに伝えるのだった。この会見は、フィッガーバードの要請を受け入れ、ミラング共和国軍がラフェラル王国に派遣されることが決まるのであった。
その後、フィッガーバードは、アマティック教の教団本部に向かうのだった。そこで、イルカルと面会することになる。その場で、イルカルはフィッガーバードを洗脳するのだった。これがシュバリテの狙いであり、ラウナンにとって都合が良い行動だと認識しての行動であった。だが、シュバリテの方にも何かしらの意図があるようだ。
時間が経過し、ラフェラル王国軍の方はミラング共和国との国境方面に軍を出征させる。
一方、ミラング共和国では、ラフェラル王国への遠征のための式典が開催されるのだった。そこでのシュバリテの言葉は短いものであり、彼はこの遠征に対して、何かしらの思いがある。それはまだ、明かされることはなく、フィッガーバードの話へとプログラムは進んでいくのであった。最後は、ファルケンシュタイロの話となり、その自信満々さと一部の嘘が吐かれるのであった。
そして、少し時間が経ち、ラフェラル王国軍の方も国境に軍を配置するのだった。
その後、リーガライドとフィッガーバードは対面する。戦いはすぐそこまで近づいていた。
ミラング共和国軍とラフェラル王国軍が対峙している場所。
そこには双方の総大将がいた。
ラフェラル王国の総大将は勿論リーガライドであり、ミラング共和国軍側は総大将ではなく、その代理である―…。
「フィッガーバード兄貴。あなたの目はいつからそんな虚ろなものとなってしまったのですか。」
と、リーガライドは言う。
フィッガーバードの目が明らかにおかしかった。
それは、表情から気づけないであろうが、リーガライドには今のフィッガーバードがかなり危険な人物であることが理解できた。
まるで、何かに取りつかれているかのように―…。
だからこそ、警戒を怠ることはしない。
勘というものの重要性は、傭兵での経験で嫌というほど磨かれたのだから―…。
「虚ろ? 何を言っているのかさっぱり分からないなぁ~。我が国を不当な方法で占拠したリーガライドごときはこの戦いで、私の正義の鉄槌によって審判がくだされるだろう。お前のごとき矮小の死によってなぁ~。」
と、薄ら笑いを浮かべながら、フィッガーバードは言う。
フィッガーバードにとって、もうすでにリーガライドの生命が終わる未来は決まっているのだ。
フィッガーバードは自らの後ろ盾にミラング共和国がついていることと、同時に、母親が信仰していたアマティック教の教主に会い、啓示を受けたのだから、自分は無敵であると思っているのだ。
フィッガーバードの立場から考えれば、そのようになるのは当然であるし、そのようにならないのであれば、アマティック教など信仰してはいないだろう。
さて、フィッガーバードの表情の変化に、よりフィッガーバードにラフェラル王国の実権を奪われてはいけないと嫌でもリーガライドは気づくのだった。
(フィッガーバード兄貴は完全にイカレてしまったようだ。こいつの思い通りにさせてはならない。始末止む無し。)
と、リーガライドは心の中で判断する。
リーガライドは、今すぐ、ここでフィッガーバードを始末することは可能であるが、それを実行したがために、ミラング共和国側に好機を与えてはいけない。
大事なのは、戦争が開始された時にフィッガーバードを始末するのがベストな選択である。卑怯だと言われようとも、相手側に変な好機を与えようとも、戦争が開始された時点で変なことを言うことはできなくなるのだから―…。
そのようにフィッガーバードは頭の中で計算しているが、それでも、自分の考えていることが正しいとは思っていない。そして、フィッガーバードから感じる嫌な感覚は早めに断ち切っておいた方が良いに決まっている。
「そういうことを口にしてしまうと、その願いは叶わなくなるだけですよ。それに、正義の鉄槌とか、人を馬鹿にするのもいい加減にした方が良い。フィッガーバード兄貴……いや、逆賊フィッガーバード。俺はラフェラル王国の王族として、お前を始末する。こんな茶番はさっさと終わらせて、戦いを始めようではないか。」
と、リーガライドは言う。
リーガライドとしては、もう、フィッガーバードは始末すべき存在でしかない。そうなると、さっさとフィッガーバードとの会話を終わらせて、さっさと防衛戦に移行した方が良い。これ以上、フィッガーバードの馬鹿な言葉など聞きたくもない。
だけど、そのようなことを許してくれるフィッガーバードではなかった。
「まあ、そんな寂しいこと言うなよ。リーガライドの最後のために、私の有難い言葉を聞かせないといけない。」
フィッガーバードは話続けるようだ。
そのことに頭がきたが、ここで言葉にするわけにはいかなかった。
冷静さを失っていると周囲から判断されるわけにはいかなったからだ。
「もう、会話は終わりのはずだが―…。」
と、リーガライドは言いながら、呆れるのだった。
フィッガーバードはそのようなリーガライドの表情を気にすることなく、言い始める。
「まあ、最後の会話なのだから、素晴らしいことを教えてあげないとな。私は、ミラング共和国に来て、アマティック教の教主であらせられるフォンミラ=デ=ファンタレーシア=イルカル=フォンド様にお会いになり、彼は私に対して、素晴らしい説教をされた。そう、私は神に愛されており、今回の危機、いや、試練は私がラフェラル王国のトップになって良き政治をするためのものであると。そして、確実に、この試練を乗り越えられると―…。ミラング共和国軍を使えば―…。」
と、フィッガーバードは言う。
その言葉を聞かされて、さらに、リーガライドは呆れてしまうのだった。
呆れる以外にどのような言葉を使えば良いのか。
フィッガーバードは、まるで恍惚とした表情を浮かべ、まるで、自分はどれだけ相手に対して、素晴らしい、神からの教えというものを広め、敬虔な信徒であるかを示し、神から更なる信頼と恩恵を得ようとしており、神にとって自分という存在がどれだけ貢献しているのか示すようにしている。
言葉として長くなってしまったが、要は、自分の素晴らしさを示しているだけに過ぎないのだ。相手は自らより劣った存在であり、自分によって真面にされていくのだということを―…。
だけど、フィッガーバードの思っていることなど、リーガライドに通じるはずはないだろ。
少しでも真面な人間であれば、フィッガーバードの状態がどれだけ危険なものであるのかを理解することは難しいことではない。
(こいつ、アマティック教に飲まれたのか。母子して―…。)
と、リーガライドは心の中で言う。
リーガライドは、フィッガーバードの今の言葉で「アマティック教の教主であらせられるフォンミラ=デ=ファンタレーシア=イルカル=フォンド様」というワードが出てきており、そこから、フィッガーバードがアマティック教の信仰者であり、飲み込まれてしまったことを判断した。
そのように判断するだけの十分な証拠であり、これ以上は、フィッガーバードの話を聞く気にはなれない。その気持ちはこの場対面し、わずかに話した中で思っていたのであるが、それでも、その気持ちを強くさせるのであった。
そして、フィッガーバードの血の繋がった母親であるヒールもアマティック教に飲み込まれていた。
そういう意味では、アマティック教というのが人をその宗教へと惹きつけるだけの魅力があるということになる。だけど、その魅力というものが、人から発せられたものなのか、洗脳によるものなのかで違ってくる。大事なのは、言葉ではなく、実態であり、実体だ。
そのことをしっかり見極めないと危険な判断になることは想像すれば、すぐに分かることであろう。本人の言葉であったとしても、本人の本当の意志であろうとも、それは他者からの悪影響というもので作り出されたその人の利益にならないことであろう。
それを無理矢理解除することはかなり難しいことであり、返って、最悪の結果を導くことさえある。ああ、人という気持ちは簡単にコントロールすることができる方向が常に良きものではないという例を示してしまっている。
我々、人間という存在がすべてのことを知ることもできずに滅び去っていく存在でしかないのだから―…。完璧や完全を願っても無駄であり、それでも、その方向を目指さないといけないという矛盾を抱えているのだが―…。
リーガライドの呆れている表情に気づくことなく、フィッガーバードは続ける。
「だからこそ、リーガライド、君は大人しく死ぬと良い。」
と、フィッガーバードは言いながら、弓を用い、矢を射る。
まるで、戦争が開始する前に、始末したとしても、どうにでもすることができると思っていることを示すかのように―…。
実際、ミラング共和国の方が、先にリーガライドを殺したのは、リーガライドがフィッガーバードを開戦前に殺そうとしたという理由をでっち上げることが可能であるからだし、そのようにしたとしても、周辺諸国がそのことで何かを言ってくることなど有り得ないということが分かっているからだ。
このような他国のことに関して、一々口にして言うことはあまりない。敵対しているのであれば、別であるが―…。
ミラング共和国のような大国に反抗するような国はほとんどないし、反抗する材料を集めていたとしても、今のミラング共和国と極力戦いたいとは思ってもいない。
なぜなら、今のミラング共和国軍は、強力であり、戦争をすれば、自らの常備軍にも多大な被害が出ることが分かっているし、ミラング共和国が敵国を征服しようという侵略戦争をおこなっている以上、なるべく関わらないようにするのがベストだと思っている。
馬鹿な戦争によって、国力を消耗してしまうのは良い選択だとは思えないし、なるべくミラング共和国から目をつけられないように行動するのが賢いやり方であるし、国の上層部にとっては自らの地位を安泰させるのには都合の良い方法である。
まあ、そのような選択をしたとしても、ミラング共和国に目をつけられた時点で、そのような方針は意味のないことなのであるが―…。
その時になって、助けてくれる国があるかと言えば、ほとんどないであろう。
そして、フィッガーバードは、リーガライドに目掛けて矢を放つ。
その矢は、はっきりとリーガライドを狙っていた。
フィッガーバードの矢の攻撃から身を挺して守ろうとする近くにいる家臣は誰もいなかった。
もしも、天成獣のような人の身体能力を向上させたり、特殊な能力を使えるようにできるような存在がない世界であれば、リーガライドはこの場で、フィッガーバードの矢の攻撃を受けて、自らの生を終わらせていてもおかしくはなかったであろう。
それに―…。
(リーガライド…。お前に放った矢には毒が仕込んである。とても強い毒を―…。)
と、フィッガーバードは心の中で思いながら、言葉を発する。
「家臣に庇われないとは―…。」
「家臣に庇われないとは不幸だな」と、言おうとした。
だけど、それは途中で遮られる結末を見るのであった。
フィッガーバードにとっては、予想外のことでしかない。
唖然としてしまう。
「ふう~、俺の家臣たちが身を挺しないほどに俺が慕われていないのではない。俺自身が常に言っているからだ。俺の身を守ることがあったとしても、家臣の命を無駄にはしたくない。それに、俺がこの戦争で死ぬことがあったとしても、俺の後継者はちゃんと用意した。そいつには、嫌われるかもしれないが、俺よりも我が国のトップとして、我が国を繁栄させるためには必要不可欠であることは分かりきっている。国民が気づかないだけで―…。だからこそ、俺は、フィッガーバードのような自らの欲の実現のためには、他者がどんな損益を被っても良いと考える輩しか周囲にいないような奴らから、我が国を守るため、我が国の国民、暮らしている者達を守るために、地獄へと送ってやるだけだ。」
と、リーガライドは言う。
その言葉は、後半ほど強くなる傾向にあり、「我が国を守るため」よりも「我が国の国民、暮らしている者達を守るため」のところがより強くなり、国というものが人々の営みによって成り立っていることを理解していることがわかる。
リーガライドは、国は国王とその取り巻き達のためにあるのではなく、そこに暮らしている人々とともにあるということが分かっているのだ。
だからこそ、自分の利益のためなら、他者がどんな不幸に遭っても構わないという人物をリーガライドは許すことはできないし、その輩に囲まれて上手く利用されてしまい、自分達では現時点で戻しようもないし、これ以上、取り戻すための時間を費やすことができない以上、フィッガーバードは始末しないといけないということを改めて、決意するのだった。
フィッガーバードの周りにいる奴らとフィッガーバードとともに、この世に地獄というのがあるのであれば、そこに送ってやりたいと―…。
これは、ラフェラル王国に住んでいる人々を守り、彼らの利益、および繁栄を享受できるようにするために必要なことだ。
そのような気持ちを表面的にしか理解できなかったフィッガーバードは、
「地獄へ行くのは、リーガライドだろ。ラフェラル王国を不当な方法で乗っ取っているのだからなぁ~。そして、なぜ、剣だけで私の矢の攻撃を防いだ原理は分からないが、そのような奇跡は起きない。」
と、フィッガーバードは再度、弓を用いて、矢で攻撃しようとする。
だからこそ、リーガライドは聞く。
「もう、戦争は始まっていることで良いんだな。」
「ああ、始まっている。私の攻撃で!!!」
と、フィッガーバードは答える。
こうして、ラフェラル王国の防衛戦が開幕するのであった。
(待ってたぜ、その言葉!!!)
と、リーガライドは、心の中で言う。
これは好機だ。
番外編 ミラング共和国滅亡物語(136)~第三章 傲慢も野望が上手くいくことも長くは続かない(44)~ に続く。
誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正していくと思います。
『水晶』の番外編の第三章は執筆をし終え、第四章も同様に仕上がりました。第四章は2回の投稿で終了するという感じです。今は、最終章の執筆に入っています。
第128話の文章と若干違うような感じになりそうです。そこは修正していくかもしれません。
そして、第三章は、来週あたりで投稿し終えると思います。そこで一回休んで、第四章も2回投稿してから休むと思います。
最終章は、2023年10月ごろからの投稿となりそうです。
ということが近況かなと思います。
今年中に『水晶』の番外編の最終章を終えるのはほぼ不可能な状態になっています。長引いてしまいました。
一方、他の作品に関しては、カクヨムのみで投稿している『ウィザーズ コンダクター』の方は、第10部の執筆に入っており、その最初の部分、結構陰謀くさくなりそうなところを書いています。修行回でもありますが―…。こっちの方は、2023年まで第10部の仕上がりに関しては、半分半分の可能性かもしれません。少し無理すれば、仕上がると思いますが―…。
『この異世界に救済を』に関しては、2023年にすべきことはすでに終えており、第一部を仕上げるような感じです。のんびりと―…。プロットの方も第3部を仕上げて、その先を進めている感じです。間章ですが―…。
今後とも、『水晶』、『この異世界に救済を』、『ウィザーズ コンダクター』をよろしくお願いいたします。
読んでいただけるとやる気がでます。PV数とか評価してくれると、さらに、元気が出ます。感謝しています。
ということで、では―…。