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水晶  作者: 秋月良羽
現実世界石化、異世界冒険編
267/747

第128話-8 復讐のための準備

カクヨムで『ウィザーズ コンダクター』を投稿中。

興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

アドレスは以下となります。


https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138


宣伝以上。

前回までの『水晶』のあらすじは、「騎士試し」でランシュ、ヒルバス、メルフェルドが天成獣の宿っている武器に選ばれるのだった。

 俺がリース王国の騎士団に入って四年が過ぎる頃。

 ちなみに四年とは、騎士見習いとして入団した時からである。

 去年の「騎士試し」によって天成獣の宿っている武器にも選ばれた。

 だが、それでも、天成獣の宿っている武器での戦い方は、しっかりと慣れておくことと、扱い方をしっかりと理解しておかないといけない。

 そうしないと、無駄に多くの人を巻き込むことになり、余計な恨みをかってしまう。

 そして、天成獣の宿っている武器であり、俺の武器に宿っている天成獣トビマルの力は、かなり強いことがわかった。

 天成獣のことに関しては、トビマルのおかげで理解することができた。トビマルによれば、トビマルは複数属性というもので、なかなかない希少なものであると言っていた。

 そして、トビマルの力に関しては、世間で公表されているような文献では分かっていないことの方が多かった。

 リース王国の建国者があまり話そうとしなかったがためだ。

 だけど、文献に書かれている文章と、トビマルの話の二つはしっかりと結びつけることができるものである以上、俺は何となくトビマルでの戦い方は理解できるし、かつ、トビマルの力を発揮させすぎないようにしないといけない。

 コントロールの問題よりも、俺がトビマルに選ばれたということがリースの中央で権力を握っている奴らに知られると大変なことになるのは、去年の「騎士試し」の時にアナウーランと先輩が話していたことからも理解できる。

 また、別の点では、俺の目的にとって、力を隠しておくのは必要なことだ。

 そうすれば、俺の力の情報の公開していない部分が、レグニエドへの復讐で生かすことができる。

 知られている情報は、相手に対策をうたれている可能性が存在する以上―…。

 で、今、俺はどこにいるかというと、リース王国の騎士団の騎士、全員が集められていた。

 そして、そこに、レグニエドがやってくるのだ。

 王と臣下であることを形の上でも理解させるかのように、レグニエドは騎士を見下ろすのだった。

 「レグニエド王より、重要な話があります。」

 と、リーウォルゲ団長も緊張しながら言う。

 王という雰囲気はないだろうが、王を敬うような態度をとらないと、リース王国の中央で権力を握っている奴らに睨まれ、最悪の場合は暗殺されるかもしれないからであろう。

 まあ、噂話程度のことしか知らないが、リース王国は騎士団以外に何か私設な暗殺部隊を持っているらしい。

 そいつらの実力は、普通の騎士よりも強いらしい。

 騎士団の騎士の中にも選ばれて、そっちの方へと所属先を変えていった人もいるからだ。

 本当、騎士団への監視も怠らないわけか。

 まあ、騎士団に反乱を起こされるのが嫌だからというのもあるのだろう。

 互いに睨みを利かせるのは、相互の牽制をもたらし、余計なことをさせない上では重要だ。

 だけど、一番働かせないといけない中央の権力者たちには、一切ないという矛盾をかかえているが―…。

 本当、自分は自由だけど、他人はダメだという考えが多すぎだろ。

 まあ、そんなことをしても意味はない。

 レグニエドは、騎士を見下ろしながら言い始める。

 「此度は、リース王国のアルデルダ領に隣国のミラング共和国が侵攻してきた。これは許されざることだ。我と親しき友であり、(いち)、優秀な領主のエルゲルダ殿が苦戦されている。リース王国の防衛のために、騎士団と兵士の遠征が決まった。お前たちには存分に活躍してもらい、リース王国の強さを示すのだ。我の領土を侵した愚か者たちに対して!!!」

 そして、拍手が大きくなるのだった。

 こうしないと、リース王国に敵対関係があるのではないかと疑われてしまうからだ。

 俺は特に、このように従順のフリをちゃんとしておかないといけない。

 俺の武器は、騎士団のリーウォルゲ団長と先輩以外は、俺の武器が長剣であるということにもなった。

 これはただの長剣でしかないが―…。

 後、飛べるということぐらいにしておいた。

 うん、今は関係ないのかはわからないが、このルールはこの遠征でも守らないといけない。

 本当に―…、大変だよ。

 レグニエド王が去ると、宰相が現れて、説明を開始するのだった。

 宰相の名前は、メタグニキアとかいう人物だ。まあ、覚えていても意味はないだろうが―…。

 「宰相メタグニキアだ。私は、今回の遠征に関しては同行しないが、重要な作戦の大まかなものを伝えておく。今回は、アルデルダ領の防衛であるが、アルデルダ領に侵入しているミラング共和国軍との戦闘はなるべく回避しておくことにする。アルデルダ領の領主エルゲルダ様が領内を荒らされるのを嫌ってだそうだ。住民の命と土地を守りたいという気持ちで―…。その意見を我々は汲むことにした。ゆえに、リース王国の騎士団は、アルデルダ領の領境に配置することにした。以上だ。日数は戦局の変化があるために、定めないものとする。では、各自で遠征の準備を開始してくれ。」

 こうして、各自、武器や馬などの準備が開始されることになった。

 ただし、リース王国の騎士団全員がアルデルダ領の遠征に向かうわけではない。

 向かってしまうと、リース王国の首都や、リース王国の領土内の治安が悪化するかもしれないからだ。強盗や殺人、喧嘩などによる―…。それを防ぐための最小限の人員は残すことになる。

 そして、メルフェルドがリースに残り、俺とヒルバスはアルデルダ領の領境に向かうことになったのだ。先輩とともに俺たちは―…。


 遠征当日。

 「ラウナウ先輩、ランシュさん、ヒルバスさん、無事な姿で戻ってきてください。」

 メルフェルドは心配しながら言う。

 メルフェルドは、騎士のような人生を歩みそうな感じの才能を持っているが、騎士としての戦場で戦い、壮絶な最後を向かえることに関しては、嫌悪感を示している。

 メルフェルドによれば―…。


 ―命は誰かを守るために使うべきですし、人生が一度である以上、生き残る方が多くの自分にとって大切な人を守る機会が多くなるのです―


 とか言っていた。

 命は大事だ。

 自分の命を大事にしない人は、他人の命を守ることなどできはしない。

 俺もそう思っている。

 「ガハハハハハハハハハハハハハハ、心配するな。俺はむしろ敵の中で大暴れして、敵の血で俺の服を濡らしておくわ。だが―…、俺も自分の命だけは無駄にしないからな。そして、メルフェルド―…、リースのことは任せた。」

 ラウナウ先輩が豪快に笑い声をあげながらも、言うべきことを言うのだった。

 本当に、先輩はマイナスの気持ちというものが存在しないのではないかと思ってしまう。

 こういう楽観的なところが、生き残るための要因だったりしてな―…。

 「はい。」

 と、メルフェルドは返事するのだった。

 「私も死ぬ気はありません。ランシュ君もそうですよね?」

 ヒルバスが俺に聞いてくる。

 答えは決まっている。

 「ないな。」

 俺はレグニエド王に対して、復讐を果たさないといけない以上、ここで死ぬわけにはいかない。

 俺自身は、自らの命をどこで使うべきかはすでに決めているのだから―…。

 「では、頑張ってきてください。私は帰りを待っています。」

 そうメルフェルドが言った後、集合する時間になるので、リース王国の騎士団の門へと向かうのだった。


 リース王国騎士団の門の前で―…。

 リーウォルゲ騎士団団長が壇上に立ち、言い始めるのだった。

 「今回の遠征は、我らのリース王国の領土に侵入した愚かどもだ。会えば、遠慮せずに戦え、我らの土地に住まう民を守るのだ――――――――――――――――――――!!!!」

 『オオ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。』

 リーウォルゲ騎士団団長の最後の雄叫びに、遠征に向かう騎士全員が団長以上に叫ぶ。

 俺もその一人である。

 レグニエド王が言うよりも、よっぽどやる気が出る。

 リーウォルゲ騎士団団長は適当な感じな人っぽいが、それでも、人を惹きつける魅力というものがある。

 雰囲気も俺が先頭が立って進み、敵を倒しつつ、仲間の道を切り開き、付いてこいと背中で言ってように思わせられる。

 歴戦の猛者と言ってもいい。

 「相変わらず、団長の覇気は違うぜ。俺らをこうもやる気にさせるものか。フォルクスもこの覇気を身に付けて欲しいものだ。天成獣の宿っている武器が杖というだけで、使用を避けて、剣ばかりしているのも止めて欲しいが―…。」

 先輩はリーウォルゲ騎士団団長を褒めながら、フォルクス副団長を批判するが、俺は知っている。

 「ラウナウ、俺がどうしたって―…。」

 そう、ラウナウの後ろに副団長がいるのだ。

 リーウォルゲ騎士団団長が一番前にいるので、一番後ろにいるのだ。

 そうすれば、リーウォルゲ騎士団団長に何かあっても、フォルクス副団長が指揮できるようにしているのだ。

 「ガハハハハハハハハハハハハハハ。フォルクス副団長、お前の武器が杖であることを知っているのだ。騎士ではなく、魔法使いとして戦ってみたらどうだ。そうであれば、俺らも後方の心配をせず、思いっきり戦えるのだが―…、なぁ~。」

 先輩は、フォルクス副団長を揶揄うように言う。

 先輩―…、揶揄ってるようにしか聞こえないが、フォルクス副団長が天成獣の宿っている武器を持っていることは、騎士試しの時の説明で聞いた。

 だけど、武器がどんなものかは知らなかったが、杖だったとは―…。

 まあ、フォルクス副団長本人は、杖を握るということはないだろう。

 覚えておく必要はないか。

 「ラウナウ、お前は本当に遠慮というものを知らないようだな。まあ、知っているのであれば、騎士団の中でも空気の読める行動ができるはずだからなぁ~。」

 フォルクス副団長はお怒りのようだ。

 俺とランシュは、少しだけ先輩とフォルクス副団長の距離を取る。

 気持ちだけであるけど―…。

 「俺でも空気の読める行動はできるが、あえて、読まないようにしているだけだ。同期のよしみで寛容になってくれよ。」

 先輩は―…、少しぐらいフォルクス副団長のことを揶揄うの遠慮してくれるといいんだが―…。

 ほ~ら、リーウォルゲ団長が気づいて、視線をこっちに睨みつけてきているじゃないか。

 そして、諦めたのか、リーウォルゲ団長は遠征軍に参加する騎士団の兵を出発させるのだった。

 兵が出発すれば、フォルクス副団長も先輩も口論をやめて、大人しく行進を開始するのだった。

 まるで、口論自体がなかったかのように―…。

 俺とヒルバスも行進して、リースを出発するのだった。


 アルデルダ領の境。

 その一部分である。

 俺とヒルバスは同じところを守ることになった。

 アルデルダ領に入るためには三つの道があり、リース王国の別の領から入れるのは二つであり、その道を結ぶように兵を点々と配置するのだった。

 残りの一つはミラング共和国に繋がる道で、そこはミラング共和国軍が占拠しており、リース王国の騎士団だけで突破するのは不可能ではないが、多くの犠牲がでる可能性があった。

 奇襲などが良い戦法であるが、あまり騎士団の中では好まれないようだ。

 騎士である以上、正々堂々正面から突破するのが良いという考えが根付いているからだ。

 それでも、必要とあれば、騎士の精神を曲げてでも、する必要はあるのだから―…。リース王国を守るということが一番目標であり、王国に住んでいる人々の安全に繋がるのだから―…。

 「ふむ、暇だな。」

 先輩が、暇なせいか、ダレ始めている。

 仕事中ですよ~、先輩。

 「ラウナウ、相変わらず暇が苦手なのですか?」

 綺麗な声が聞こえる。澱みのない―…。

 「ニナエルマか。」

 先輩はその声の人物の名前を言う。

 ニナエルマという人は、騎士団の中でも、武力よりも交渉事などにおいて優秀な人であり、人を見る目があることでも有名だ。

 ゆえに、ニナエルマはリース王国の中央で権力を握っている者たちから警戒されているそうだ。

 見た目が爽やかで、男でもこの人には勝てないと思える雰囲気を抱かせる。

 絶対に、女性にモテるのだろうなぁ~。

 「はい、そうです。彼がベルグ様の推薦で入ってきたランシュ君ですか、二年前に騎士団への入団試験を受けて合格もしたという稀有な経歴の―…。それがラウナウの元で教育を受けているのですか―…。まあ、ラウナウは適当なところはありますが、人として悪い人ではないので、大丈夫だとは思いますが―…。」

 ニナエルマは先輩を善人だと言う、適当な人とも言っているが―…。

 「相変わらずだなぁ~。だが、俺も暇だと思いながらも、見張りはちゃんとしている。だけどよぉ~、なぜ、アルデルダ領に入ることが禁じられているんだ?」

 と、ラウナウはニナエルマに向かって疑問をぶつけるのだった。

 確かに、疑問に感じることだ。

 何で、アルデルダ領の領主自らが領内に侵入者がいるのに、リース王国の介入を拒む必要がある。援軍としてはありがたいはずだ。

 もし、ありがたくないのなら、リースの中央で権力を握っている奴らと対立していることを考えないといけなくなる。

 「私も疑問に感じています。」

 と、ヒルバスもこの会話に混じってくるのだった。

 「ヒルバス君か、天才だと聞きました。では、私が聞いて、推測できることを話しましょう。ただし、推測なので、公式な見解されると困りますが―…。」

 そして、ニナエルマは続けて、今回の遠征の原因のニナエルマ自身の推測を話し始めるのだった。

 「今回のミラング共和国のアルデルダ領への侵入は、アルデルダ領で外国の商人に対して課された関税の過剰な増税が原因です。これは、リース王国の中央で権力を握っているラーンドル一派とアルデルダ領の領主エルゲルダの結託によるもので、外国の商人に対して高額な税を課し、そこから得られる収入で、エルゲルダの懐に入っていた税収の減少分を補おうとしたみたいです。外国の商人はアルデルダ領から手を引けばいいのですが、ミラング共和国の中の対外強硬派が昨今の軍備縮小の世論をなくさせるために、リース王国のアルデルダ領の税問題を引き合いに出兵を強行させたようです。ミラング共和国には、このアルデルダ領への出兵のために、大量の嘘情報をばら撒いて、住民を煽動していたそうです。」

 「ああ、確か、俺の実家もミラング共和国には商売で言っているから、そのような話を聞いたことがある。ミラング共和国は、その対外強硬派が二カ月前に、実権を掌握してから、軍事費の増額へと動いているようだ。国民の一部のなかにも軍事費増額に反対しているようであるが、最近はその話も聞かない。兵器の開発もしていて、社会保障の方が疎かになっていて、一般住民の窮乏化が始まって、貧困状態になるものが増加しているが、対外強硬派がそれを隠しているようだ。隠しきれていないが―…。まあ、窮乏化は、エルゲルダの馬鹿政策をした時から始まっているようだし、そこばかりをクローズアップさせている。まあ、事実だから否定はできないが―…。ミラング共和国が勝ったとしても、社会保障費を疎かにしている奴らが、元の状態に戻るとは思えないが―…。」

 途中から、先輩がニナエルマの言葉に補足を付け加えるように言う。

 リース王国も王国だけど、ミラング共和国も共和国だな。

 自分たちが守れるための戦力は必要だが、必要のない戦力を持つのは国の寿命を縮めるだけだ。

 遠征ばかりして、国庫を空にしてしまった王様の死後に、大きな混乱を呼んで国を衰退させることがあるのだから―…。

 「住民も窮乏化していることと、貧困という社会問題のせいで、視野が狭くなり、そのはけ口をアルデルダ領に向けています。そのように対外強硬派が誘導しているのですが―…。まあ、見事に成功し、ミラング共和国は、国民共々、アルデルダ領への侵入を大手を振って、歓迎しています。そのせいで、リース王国を拠点に内陸貿易をしている商人が肩身の狭い思いをしています。本当に、両国の政治をおこなっている人々に対して、呆れてものが言えません。トップを真面な人物に交代して欲しいものです。そして、リース王国のラーンドル一派としては、このミラング共和国の遠征は寝耳に水ですが―…、好機だと思っているようです。そう、貧しく、税が集まらないアルデルダ領を見捨てるということです。そのために、我々リース王国騎士団の敗北を狙っているかもしれません。最後の方は私個人の推測でしかありませんが―…。」

 俺は一応、アルデルダ領の出身ということになる。

 アルデルダ領の領主エルゲルダは嫌いだし、復讐の対象の一人だ。

 俺の生まれ育った町を燃やし、住民を殺したのだから―…。

 だけど、俺が生まれ育った町が、他の国の領土になるのは好きになれそうにない。

 それでも、俺は今のところは―…。

 「ランシュ、どんな悔しくても動くなよ。お前の武器は、このようなしょうもない場で引き抜くものではないのだからな!!」

 先輩が、俺を牽制するように言う。

 いや、牽制だ。

 その言葉を、聞かないといけないと思うのだった。

 俺の理性の面が―…。

 本能は反対のことをしようとして、俺のことを支配しようとするのだが―…。


第128話-9 復讐のための準備 に続く。

誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正すると思います。


そろそろ第128話の完成が見えてきているような―…。このミラング共和国の侵入をランシュ視点で描くといろいろと足りないようなことになりますが、まあ、どっかで番外編として書ければ書いてみたいなと思います。本当にすれかどうかはわかりませんが―…。

それよりも今は、ランシュ視点での二年前までの部分をしっかりと完成させる方を頑張らないといけません。

無理しない程度に―…。

次回の投稿に関しては、次回の投稿分が完成しだい、この部分で報告すると思います。

では―…。


2022年1月25日 次回の投稿分が完成しました。次回の投稿は、2022年1月26日頃を予定しています。


2022年11月27日 以下を修正する。

「ああ、確か、俺の実家もミラング共和国には商売で言っているから、そのような話を聞いたことがある。ミラング共和国は、その対外強硬派が数年前に実権を掌握してから、軍事費の増額へと動いているようだ。国民は当初、軍事費増額に反対していたようであるが―…。兵器の開発もしていて、社会保障の方が疎かになっていて、一般住民の窮乏化が始まって、貧困状態になるものが増加しているが、対外強硬派がそれを隠しているようだ。隠しきれていないが―…。」を、

「ああ、確か、俺の実家もミラング共和国には商売で言っているから、そのような話を聞いたことがある。ミラング共和国は、その対外強硬派が二カ月前に、実権を掌握してから、軍事費の増額へと動いているようだ。国民の一部のなかにも軍事費増額に反対しているようであるが、最近はその話も聞かない。兵器の開発もしていて、社会保障の方が疎かになっていて、一般住民の窮乏化が始まって、貧困状態になるものが増加しているが、対外強硬派がそれを隠しているようだ。隠しきれていないが―…。まあ、窮乏化は、エルゲルダの馬鹿政策をした時から始まっているようだし、そこばかりをクローズアップさせている。まあ、事実だから否定はできないが―…。ミラング共和国が勝ったとしても、社会保障費を疎かにしている奴らが、元の状態に戻るとは思えないが―…。」に―…。

 理由は、後の(2022年12月上旬投稿再開後の番外編で)ストーリーで、対外強硬派がミラング共和国の政権を掌握することになったのが、エルゲルダの二つの税における政策以後のことであるので、「数年前」という期間を「二カ月前」に変更し、かつ、エルゲルダのおこなった政策によって、ミラング共和国に住んでいる人々の生活が貧しくなっていったのは事実なので、そのことの追加、そして、ラウナウのミラング共和国が勝った場合の展望というものを付け加えることにしました。

 原因は、私の確認の見落としであり、フリーメモにここの話をミラング共和国の対外強硬派が権力を握る過程で、間違えないようにコピーして、貼り付けておいたのですが、意外なところでミスをしてしまうとは―…。2022年11月27日に、この部分の第三者視点を書いている時に気づきました。誠にすみませんでした。

 対策としては、なるべく、フリーメモに話の内容で重要となると思われるものを、貼り付けておくようしていき、かつ、しっかりと確認しておくことだと思っています。なるべく、ミスにしないように、読んで確認をとっていくようにしていきます。

 それでも、ミスがあった場合は、適宜、修正していくと思います。

 再度、お手数をおかけして申し訳ございませんでした。



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