第99話 本気じゃない
カクヨムで『ウィザーズ コンダクター』投稿中。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138
宣伝以上。
前回までの『水晶』のあらすじは、第十回戦、最終回戦、第一試合がアンバイドVSリークの戦いが始まるのであった。リークは、アンバイドの武器を一つ破壊することに成功するのだった。
パリーン。
ガラスが割れるような音がする。
この音を聞いた、いや、割れるものを見たアンバイドは、
「くっ!!」
と、動揺するのだった。
アンバイドとしては、リークという人物を、前のルーゼル=ロッヘの戦いからして、そこまで強くなっているとは思えなかったからだ。
それこそがアンバイドの勘違いでしかないということは、ここで証明されることとなった。
リークは確実に強くなり始めているのだ。アンバイドが予想しているよりも―…。
そして、黒い球体から発生して伸びた棒は、アンバイドの武器の中央にある球体を割り、その球体は、四角いリングの下に細かく粉々になって地面の上に落下する。
黒い伸びた棒は、少し進んで動きを止めるのだった。
そのことに対して、アンバイドは不思議に思うのだった。
「!!」
(止まった…、一体、どういうことだぁ?)
と。
リークは、次にする攻撃の準備はすでに終えていた。黒い球体からビームを放つようにして一直線に伸びた黒い棒の動きが止まることが、次の攻撃の準備でしかないのだ。
黒い棒の至る所から、ブワッ、ブワッ、と黒い棒の一部分から黒い泡のようなものが形成される。
「!!!」
と、アンバイドは、嫌な感覚がしたのだ。
そう、ブワッ、ブワッ、と黒い棒よりも黒い泡のようなものが、急に、伸びる棒のように伸び始めるのだった。それも、さっきの黒い球体から出た黒い棒の伸びる速度よりも見た目の速度が速いのだ。
そして、それは、アンバイドに向かって、ホーミングするように狙って向かってくるのだった。
アンバイドは、向かってくるのを避ける。避けることしかできなかったのだ。
(何なんだ、どこまで攻撃準備をしているんだ!!)
と、心の中で、悔しそうにしながら言うのだった。
アンバイドが避けている様子を見ていたリークは、
(素早いなぁ~。おい!! ……まだ、速く―…。)
と、心の中で呟くのだった。
理由としては、リークの今の攻撃はまだ、スピードを上昇させることができるからだ。
【第99話 本気じゃない】
数個の黒い棒が動きを止める。
(また、止まった!!!)
と、アンバイドは、心の中で言う。
それは、この黒い棒からブクッと、泡のようなものが発生し、物理法則を無視するかのように伸びるのだ。そのことを知っているが、対処のしようがないのだ。
その黒い棒が伸びるスピードがあまりにも速過ぎるのだ。
「そろそろ、気づいた方がいいんじゃないか。俺が狙っている標的はただ一人。そいつ目掛けて何度も攻撃するのさ。」
と、リークは言う。
そう、リークが使っている攻撃方法は、ホーミングを可能にし、かつ、一回の伸びる攻撃が次の攻撃の準備となるようなものなのだ。
そして、一つ一つの威力はしだいに弱くなるが、この攻撃には、重要な意図というものが存在する。
そのことに関しては、この第十回戦第一試合が進んでいくうちにわかってくることだろう。
また、動きを止めた黒い棒からブワッ、ブワッ、と泡のようなものが形成される。
そう、あの伸びる攻撃がこれから始まるのだ。
一方、中央の舞台。
瑠璃チームがいる側。
四角いリングでの第十回戦第一試合をギーランは見ていた。
そう、リークの黒い棒の伸びる連続攻撃を―…。
(……………。)
と、考えながら、言葉にもしないで―…。
それでも、そのような時間は、ほんのわずかな時でしかなかった。
すぐに、リークの攻撃の意図を理解したのだ。当事者じゃない第三者だからこそ見えるという視点によって―…。
「あの攻撃はたぶん―…。」
と、ギーランは、ごにょごにょと言いかけると、その声に瑠璃が気づくのであった。
「パパ、あの黒いフードを被っている人の攻撃がわかったの?」
と、瑠璃が今、疑問に思っていることの正体をわかったのではないかと感じたので、ギーランに聞いてみた。
「ああ、あの黒いフードを被っている奴の攻撃は、アンバイドの身動きをとれなくさせるためのものだね。さっき、アンバイドの武器を破壊する威力もある。ゆえに、アンバイドへの攻撃にもなるし、アンバイドに攻撃が当たらなくても、身動きをとれないようにしていくこともできる。さらに、黒い棒みたいなものは全然消えていない。」
と、ギーランは、冷静に言う。
ギーランの今の声の大きさでは、アンバイドには聞こえていないであろう。
「そうなると、アンバイドさんの攻撃方法は、さっき破壊されたのと同じ形をした二つの武器で戦うしか―…。」
と、瑠璃は、アンバイドの過去の戦い方を見て、アンバイドがしそうなことを言う。
「そうだな。だけど、アンバイドの武器は、あれだけじゃない。アンバイドの武器は、一つのメインと三つのサブに分けられる。瑠璃が見たのは三つのサブだけで戦ったものであろう。」
と、ギーランは言う。
ギーランは、アンバイドがどのような武器で戦うかは、瑠璃よりも詳しく知っている。それは、ギーランの方が瑠璃よりもアンバイドの戦いを多く見ているし、かつ、本気になって戦っている姿を何度も、何度も見たことがあるからだ。
その時に見た、アンバイドの武器というものを知っている。あれは、瑠璃たちが想定している実力よりも強い。
ゆえに、ギーランは気づいていた。アンバイドはここまで本気を出していないということを―…。
「で、お姉ちゃん。」
と、瑠璃は、ギーランの話を聞いた後、自らの実の姉であるミランに話しかけようとする。
だけど、お姉ちゃんという言葉は、ミランにとって禁句でしかない。お姉ちゃんと呼ばれることが嫌いというわけではなく、復讐対象であった瑠璃に呼ばれると、何か頭にくるから、複雑な気持ちを抱くために―…。
「お姉ちゃん言うな!!」
と、ミランは、瑠璃に向かって、怒りながら言うのだった。
瑠璃は、ミランに怒られたのがショックで、涙を流すのであった。そこまで、多くの涙ではないが―…、本当は―…。だけど、気持ち的には、目から滝のように涙が溢れ出ているほどだ。
「お姉ちゃん―…、ひどいよぉ~。」
と、瑠璃は、泣きながら言う。
本当に、家族愛を込めて、ミランに向かってお姉ちゃんと言っているのに、ミランからこの数日ほどずっと、「お姉ちゃん言うな」と言われるばかりだ。瑠璃は、すでに、ミランに命を狙われたことは気にしていない。というか、もう襲ってこないだろうなぁ~ということは、直感的にわかっていた。
ゆえに、残るのは、血の繋がった家族としての再会したのだから、家族としての時間を過ごしたいという気持ちが大きくなるのだ。もちろん、現実世界における育ての親について、どうでもいいとは思っていない。このランシュの企画したゲームが終われば、すぐにでも現実世界の石化に関係しているとされるベルグを探しに行くだろう。ランシュが企画したゲームで勝利すれば、ランシュからベルグの居場所を聞くことができるのだから―…。
「ひどくない。」
と、ミランは、さっきの瑠璃の言葉に自らの言葉は、酷いものではないと言う。
まあ、他人から見れば、ミランの言葉は酷いものでしかないが―…。
四角いリングの上。
そこでは、アンバイドとリークの戦いがおこなわれていた。
「いけぇ!!!!」
と、リークは言う。
リークの言葉に反応し、ブクッ、ブクッ、とさせている黒い棒にいくつもある泡のようなものが、また、黒い棒になり、アンバイドを狙うのだった。それも、物凄い速さで―…。
その移動速度は、前までのものよりはるかにこえていた。
(どんどん速くなっていってないか!! ここも避けないとな!! くそ~、たぶんだが、というかこれ、俺の動きを封じるのが狙いか!!? こうなったら、使うしかねぇ~、俺のメインの武器を―…。)
と、アンバイドは心の中で覚悟するのだった。
アンバイドとしては、自らの武器は三つのサブ、そう、リークによって一つ破壊された武器であるサブの三つだけで何とかしようと考えていた。メインの武器は、サブと比べると遠距離攻撃ができるわけではないが、サブよりも武器としての攻撃力は数倍も高いものである。その武器を扱いこなすことは簡単であろうが、威力が強く、手加減できたとしても、弱い相手なら簡単に重傷を負わせてしまうほどである。ゆえに、アンバイドが覚悟しなければ使わないのである。
(さあ~、かわし続けても意味はない。クローマ師匠によって、闇の扱い方はより上手くなり、洗練されたのだから―…。)
と、リークは心の中で言うのだった。
実際に、クローマに修行をつけられて、リークの力は、段違いに成長した。特に、闇の扱い方、そして、戦略的な戦い方を―…。こういう観客のいる場所では、大きな技というのは動きが不利になる場合もあり、細かい動きを組み合わせた方が勝利に繋がりやすい。
アンバイドは、黒い棒が伸びてきて、自らに接触する寸前で、ジャンプして避けるのだった。
ゆえに、アンバイドを狙っていた黒い棒は、それぞれがぶつかってしまうのだった。
(ふん、これでしばらくの間、距離をとることができる。)
と、アンバイドは、心の中で思い、黒い棒から距離を取るのだった。
だけど、黒い棒は、そのぶつかった場所に今度は集まっていくのだった。リークの右手にある黒い球体のようなものから離れて―…。
中央の舞台。
瑠璃チームがいる側。
「これ、アンバイドさん。かなりヤバい状態なのでは!!?」
と、礼奈が言う。
礼奈としても、気づいていた。リークの狙いが、アンバイドの身動きをとれなくするものであること。
そして、礼奈は、アンバイドが距離をとったことに対して、次のリークの手が何となくわかってしまったからだ。
(アンバイドさんは、悪手をとってしまった。たぶんだけど、黒い丸くなっているものが―…。)
と、セルティーも心の中で、どういうことになるかを理解する。
ゆえに、アンバイドは悪手を自らでとってしまったのだ。距離を取るということで―…。
四角いリング。
リークは、
「拡散しろ!!!」
と、言うと、黒い棒が集まって形成された、リークが右手に持っているのは違う別の黒い球体が、一斉に何本、何十本もの黒い伸びる棒のように、アンバイドに目掛けて向かっていくのであった。
そのスピードは、さらに加速されたものとなっていた。
「!!!」
と、アンバイドは、驚き、ギリギリのところで黒い棒が伸びてくる攻撃を避けるのだった。
だけど、今度は、意味のないことでしかなかった。
理由は、とても簡単なことだ。
「追え!!」
と、リークが言うと、アンバイドを追うのであった。
その時、伸びる黒い棒は方向転換をし、アンバイドのいる方向に向かって、高速で移動するのであった。伸びながら―…。
(まだ、狙ってくるのか!!)
と、アンバイドは心の中で言い、舌打ちをする。
リークの攻撃がルーゼル=ロッヘの時より単調単撃だったのが、単調の中に何度も何度も攻撃できるようにされているので、アンバイドにとってはしつこく感じられるものだった。
ゆえに、アンバイドにとって、余計に苛立たせるものであった。
(完全に俺を狙ってきやがってる!!! 前に戦った時よりもはるかにややこしくなっているし、強くもなってやがるのか―…。)
と、心の中で思うほどに―…。
リークの伸びる黒い棒は、アンバイドに向かって移動する。さらに、スピードを上げて―…。
「捕まれ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。」
と、リークは叫びながら―…。
その声は、意味があるわけではない。だけど、気持ちとは、強く入れることが必要な時がある。
そして、リークの黒い棒の伸びる攻撃は、ついにアンバイドを捕えるのであった。今度は、貫くのではなく、アンバイドの左足に巻き付き、動けなくして―…。
(足が捕まった!!)
と、その時、アンバイドは心の中で言うのだった。
そして、黒い棒は、意思というものが存在でもするのではないかと思われる動きをして、アンバイドを動けないように、アンバイドの周囲を通り、最後に四角いリングの表面に突き刺さるのであった。
これで、アンバイドは、一切、攻撃の動作および武器を展開しても、リークがアンバイドに向かって攻撃してきた時には、一つは確実に防御の方に回さないといけない状況になるのであった。
(グッ……!!! ウッ…、左足を捕まえられ、攻撃の動作もとれないぐらいになるとは―…。ルーゼル=ロッヘで勝ったと思って、油断してしまったか。俺もずいぶんと調子に乗っていたようだな。こうなったら、あれを使うしかないか。)
と、アンバイドは心の中で覚悟を決めるのであった。
タン、タン。
と、動けるリークが少しだけ、アンバイドの方に向かって進むのであった。
「これで、身動きがとれなくなったなぁ~。いい気味だぜぇ~。」
と、リークは言う。
リークとしては、アンバイドを捕えることができ、さらにすでに、勝利への布石を確実にはることができたのだ。後は、確実に勝利のためのステップを踏むだけだ。リークが確実だと考えている方法を―…。
「いちいち知らねぇが、調子に乗るな!!」
と、アンバイドが言う。
その言葉は、アンバイドにとっては、本当の意味でリーク自身が勝利したも同然のような態度をとっているので、その態度をアンバイドが引っくり返すことができるという意味を込めて、強く言うのだった。アンバイドはこの状況ぐらい引っくり返すことは可能だ。捕まえたとしても、完全に追い詰められたわけでも、逆転ができないわけでもない。逆転するためには、本気を出すということになってしまうが―…。
だけど、リークにとっては、アンバイドがさっさの言葉に込めた意味とは、逆の方向で解釈してしまったのだ。
「そんなことを言っても意味はない。アンバイド―…、お前は実はもうすでに余裕というものがないのだろ。俺の攻撃を受けて倒されるだけなのだから―…。」
と、リークは言うのだった。
そこには、余裕の笑みというものも浮かんでいた。それは、アンバイドを倒すまで、あと一歩のところまできたのだから―…。
そして、リークはすでに、攻撃の準備をするのだった。
アンバイドは、リークの全体を見ながら、すぐに気づき、
「!!」
と、驚くのだった。
リークは、右手に持っている黒い球体を別の形へとするのだった。
中央の舞台。
ランシュが率いるチームがいる側。
「リーク、なかなかやりますね。アンバイドをあそこまで追い詰めるなんて―…。」
と、ヒルバスは、リークのアンバイドに対するここまでの戦いを見て、素直に褒める。
それは、リークがしっかりと戦略を練ったうえでの攻撃であり、最初の攻撃だけで終わるのではなく、最初の攻撃に次の攻撃への布石をしっかりとはっていることに対して、リークの成長を感じたからだ。
「確かに、リークの成長を感じる。アンバイド相手によくやっている。あそこまで短期間でよく成長したものだ。」
と、ランシュも感心するのであった。
ランシュとしては、それを短期間でなしているということが、称賛にあたいするほどだった。
だけど、ランシュ、ヒルバス、それに加えてクローマは、すぐに同じような結論を下す。
それをクローマが言葉にするのだった。
「だけど、まだ、アンバイドのほうが上ってことか。」
と。
四角いリングの上。
リークは、黒い球体から、一つの弓の形をしたものにした。
そして、それを右手から左手に持ち替え、右手に黒い球体をもう一つ作り出す。
その黒い球体の形も変化させ、矢の形に変えるのだった。
そう、リークのやろうとしていることがわかるだろう。
右手に持っている矢を弓に当て、弓を後ろへ引っ張り、矢を放つ。
シュッ、と音をさせながら―…。
すでに狙いは、アンバイドに確実に向かうようにしていた。これも、黒い棒の時に使ったホーミングによってなされている。
中央の舞台。
瑠璃チームのいる側。
「あれじゃあ、アンバイド―…、負け?」
と、クローナは言う。
クローナとしては、アンバイドがリークほどの相手に苦戦はすることがあるかもしれないが、敗れるとは到底思えなかった。リークの成長具合は、物凄いものがあるが、それでも、アンバイドがやられるほどのことではなかった。
それでも、試合の状況、アンバイドは身動き、特に攻撃の動作をおこなうことができないほどであり、リークの矢の攻撃は確実に、アンバイドの体を貫くであろうということが予測できる。
ゆえに、どうしても、アンバイドが負けないと思いながらも、負けるのではないかということが頭から離れないし、負ける結論を冷静に言わないといけなくなる。
だけど、ギーランは別の結論を出すのであった。
「クローナちゃんだったか。アンバイドが負けることはないよ。アンバイドはまだ、メインの武器を使って戦っているわけじゃない。たぶんだけど、メインの方を出してくる。そうなると、第十回戦第一試合の流れは、一気にアンバイドに有利な方向に行く。確実と言ってもいい。」
と、ギーランは言う。
ギーランは、アンバイドのメインの武器のことを知っており、その実力に関しても理解していることから確実にこの第十回戦第一試合でリークに負けるということはない。メインの武器は、それほどに強いのだから―…。
そして、ギーランは続けて言う。
「アンバイドは、本気を出していないのだから―…。」
と。
四角いリングの上。
アンバイドは、ついにメインの武器を展開する。
その武器はしだいに形を形成し、剣になるのだった。
そして、剣から放たれる光が、球体のようになり、アンバイドの周囲を覆うのだった。
(……あれは…何だ。)
と、リークは、アンバイドの辺りから発生した光に驚くのであった。
その光の球体は、黒い棒を消していくのであった。光の球体に触れたり、中にあったりしたものだけであるが―…。
「生なる領域」
と、アンバイドが言う。
「生なる領域」とは、アンバイドのメイン武器の技の一つで、光輝く球体を発生させ、その球体にあるものを自らが指定したもの以外を消滅させるものである。だが、それは、天成獣が宿った武器で発生したものだけだが―…。
そして、光の球体はしだいに消えていく。
「何だ、これは!!!」
と、リークは、驚くことしかできない。
(俺の黒棒が消滅するなんて―…。)
と、リークは、心の中でも言うのだった。
リークにとっては、有り得ないことであり、追い詰めたはずなのに、勝利を確実にしたのに、それがアンバイドの一手により台無しになったのだ。
驚かない方が無理であり、動揺するのは当たり前のことでしかない。
「俺は、ルーゼル=ロッヘでは完全に本気を出してはいない。俺の本気を見られるのだ。ラッキーだと思った方がいいぜ。そして―……、リークに勝利はない。この剣によって…な。」
と、アンバイドは、言う。
アンバイドは、ランシュが企画したゲームで初めて本気を出すのである。
【第99話 Fin】
次回、圧倒的すぎる!!!
誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正していくと思います。
次回の投稿は、文章量が少なくなります。理由は、一話分がバトルで、短く終わってしまうからです。
さらに、次回の投稿日は、2021年8月25日頃を予定しています。
では―…。