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水晶  作者: 秋月良羽
プロローグ
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プロローグ

よろしくお願いいたします。

 女の実の娘は死んだ。

 目の前にいる兵士の銃によって。

 頭や胴体を撃ち抜かれて。


 女は自らの娘の死に対して、理解はしていた。しかし、それを受け入れられるものではなく、目の前の兵士の男に対する恨みへと変えることで。

 娘が二度と帰ってくることのない現実という名のリアルを受け入れることができずに。

 娘を奪った兵士のすべてを奪うために、使った。自らの能力(チカラ)を。


 兵士は死んだ。女によって殺された。


 女は実の娘の死に対して、泣くことはなかった。女は本能でわかっていた。泣けば私の娘を私は忘れてしまう、と。そう、女は自らの娘という存在をこの世界から完全に消さないために。


 そんななかに一つの黒い棒のように、いや、茎のように伸びる存在が現われた。その存在は、実の娘を兵士によって殺された女が無意識のうち生み出したものなのかもしれない。その存在は女に言った。


 「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 これ以降、長きに渡る戦いが始まることになる。それは、女である「()」という存在と、女によって生まれし「()」という存在の戦いが―…。

 人の一世(ひとよ)という一人の人生の期間のすべてがほんの一瞬と思われるほどの長き戦いとなった。



次回、現実世界石化、異世界冒険編(仮)。ある男の実験により現実世界に住む人々は石化していく。


追伸、設定の矛盾や誤字などがあるかもしれません。その点に関しましては、気づきしだいなるべく修正していくと思います。できればの話になってしまいますが…。

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― 新着の感想 ―
茎のようなものが創造したのは珍しい 儂とはなんだろうと気になります
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