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初めての夏の終わり

入学してからは基礎練習ばかりやっていた


外周

800メートルを5周×3セット

(徐々に周回数が増えました)


トレーニング

徐々に回数が増えていく


この繰り返し


最後にランニングメニューをやる時は全体でやる


ラストにグラウンド整備をして終了だ


最初のうちは自主練なしで帰らされた


ローファーも疲れるから禁止

(2年生からOK)


徐々にやれることを増やしてもらっていたが、まぁ軟式上がりの俺は硬式の球に慣れるのに時間がかかるかかる


軟式球とはバウンドも違う、フライの伸びも違う


おかげで外野を守っていても、前にいけば後ろに球が落ちて、後ろに行けば前に球が落ちる


横に行けば腕の間をライナーが通り過ぎた


もう散々な結果だったよほんと


めちゃくちゃ下手だったと思う


それでも毎日ノックを受けたりして徐々に上達していくのを感じて、一層練習に身を入れた

評価してくれる人も現れたし、やれば上手くなるのを実感する


上手いやつ数名はもうすでに全体合わせのシートノックに参加していて、

それ以外の9割の1年は基礎トレの日々を過ごす


そんな日々も永遠に続くわけじゃなく、

あっという間に時間は過ぎて、初めての夏の大会まではあっという間だ


その間にも沢山のエピソードがあったが、また後々書くとしよう


うちのチームは上手い人が多かったと思う

しかし、何だかメンタルが弱いのが印象的だ

練習の力を全然出せてなかったんじゃないかな?


春の大会ではプロで今も活躍してる選手がピッチャーのチームから、初回から先制していたし


なんと言っても1番の人が華麗にセンター前を打っていたのが今でも忘れられない

タレントも揃っていたんじゃないかな?

バッティングのチームなのは確かだと思う


結果は負けてしまったが、凄く夏が楽しみだった


後から気付いたが、この当時のチーム、絶対的エースが不在だった

エースの人は球は早いけどコントロールが悪く、身体能力を生かしきれていない

恐らくピッチングコーチが足りなかったんだろうと思う

監督は内野と外野出身だし

部長の先生はピッチャー出身みたいだったけど、監督を立てるからガツガツしてない

"野球は教育の一環"

と考えてる人だ


最後になって、キャプテンで捕手の先輩がプレッシャーに押し潰されて部活に来なくなったりもした

結果的に帰ってきたけど、頼りになりそうなtheキャプテンっていう感じの人だった分衝撃は大きかった


てな感じで、ラストはチームの雰囲気がおかしな感じに向いていたのは確かだ





夏の大会を負けてしまい、帰ってくるなりもうランニングがスタートしていた

これが文字通り"地獄のランニング"になる


声と足を揃えて最初のアップでやるようなランニングなのだが、

永遠かと思うほどの時間走り続けた


雨が降ろうがなにしようが終わらない

正直わけがわからないまま走っていた


負けの余韻に浸る暇もない


当時はただひたすらに走り続けていた


"イッチに イッチに イッチニーサンシー"


まさに"軍隊"のランニングである


まさかこのランニングを毎朝30分やってから通常の練習に入るように習慣化するとは

この時の俺らは知る由もなかった



あ〜懐かしき地獄ランニング

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