表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

3.俺は神童(`・∀・´)

なんとこの前までオギャーしか言えなかった俺が喋れるようになった。3ヶ月長かった(泣)これまではお腹が空いて泣いてもウ○チと勘違いされるし、暑くて布団をのけてもまたかけられていた。これからはそんな心配は無い!…でもまぁこれまで喋れない俺のために色々気を回してくれたし、ちょっとサービスしてやるか。

「まま!」

カシャン

母は食器を手から滑らす。びっくりした俺は慌てて母顔を見た。口をほかんと開け目を丸くしてこちらを凝視していた。

「お義母さん!お義父さん!こ、この子喋りました」

と顔をこちらに向けたまま祖母と祖父に大声で呼びかける。

喜んだのか?喜んだというより驚いてないか?初めて喋る我が子を見る親ってこんなもんなのか?

祖母と祖父が二階から壁伝いに降りてくる。

「何をそんなに驚いとるんじゃ。もう喋れる時期じゃろ?」

「そ、それが『まま』って言ったんですよ!」

「そりゃ本当かね?まだ意味のある言葉は喋れない時期じゃったはずじゃけど…」

前のめりに母が話す

「本当なんです!もう一回言ってみてあーくん。」

「まま!」

「ほ、本当に喋りおった!」

祖父も祖母も母と同じ顔になる。

「アンタ、この子は神童じゃ!」

腰の曲がった祖母に抱えあげられる。そして停まっていた俺の思考が動き出した。

あっこれ喋っちゃいけなかったんじゃ…まぁ喋ってしまったものは仕方ない!

「ばぁば!」

神童になっちゃえ☆

祖母が固まる。

「ばぁばも言えるのかい!じゃあ、じぃじは?」

「じぃじ!」

「3ヶ月にして、意味のある単語を3つも言えるなんてこの子はやっぱり神童じゃ!!」

このあと、祖父がお爺ちゃんと思えない競歩で村中に言って周り、村長の家から絵本を大量に借りてくるのは0歳児の俺には想像できなかった。



【③言葉を習得しよう!!】

2、3ヶ月で二階から「あー」や「うー」などの母音だけを発する「クーイング」ができるようになるぞ!そして、6ヶ月くらいで「だーだ」などの「喃語」が喋れるようになるんだ!1、2歳になると「ママ」といった意味のある言葉が喋れるようになるぞ!これらに沿ってあまり饒舌に話さないようにしよう!さもなくば神童扱いされちゃうぞ☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ