3.俺は神童(`・∀・´)
なんとこの前までオギャーしか言えなかった俺が喋れるようになった。3ヶ月長かった(泣)これまではお腹が空いて泣いてもウ○チと勘違いされるし、暑くて布団をのけてもまたかけられていた。これからはそんな心配は無い!…でもまぁこれまで喋れない俺のために色々気を回してくれたし、ちょっとサービスしてやるか。
「まま!」
カシャン
母は食器を手から滑らす。びっくりした俺は慌てて母顔を見た。口をほかんと開け目を丸くしてこちらを凝視していた。
「お義母さん!お義父さん!こ、この子喋りました」
と顔をこちらに向けたまま祖母と祖父に大声で呼びかける。
喜んだのか?喜んだというより驚いてないか?初めて喋る我が子を見る親ってこんなもんなのか?
祖母と祖父が二階から壁伝いに降りてくる。
「何をそんなに驚いとるんじゃ。もう喋れる時期じゃろ?」
「そ、それが『まま』って言ったんですよ!」
「そりゃ本当かね?まだ意味のある言葉は喋れない時期じゃったはずじゃけど…」
前のめりに母が話す
「本当なんです!もう一回言ってみてあーくん。」
「まま!」
「ほ、本当に喋りおった!」
祖父も祖母も母と同じ顔になる。
「アンタ、この子は神童じゃ!」
腰の曲がった祖母に抱えあげられる。そして停まっていた俺の思考が動き出した。
あっこれ喋っちゃいけなかったんじゃ…まぁ喋ってしまったものは仕方ない!
「ばぁば!」
神童になっちゃえ☆
祖母が固まる。
「ばぁばも言えるのかい!じゃあ、じぃじは?」
「じぃじ!」
「3ヶ月にして、意味のある単語を3つも言えるなんてこの子はやっぱり神童じゃ!!」
このあと、祖父がお爺ちゃんと思えない競歩で村中に言って周り、村長の家から絵本を大量に借りてくるのは0歳児の俺には想像できなかった。
【③言葉を習得しよう!!】
2、3ヶ月で二階から「あー」や「うー」などの母音だけを発する「クーイング」ができるようになるぞ!そして、6ヶ月くらいで「だーだ」などの「喃語」が喋れるようになるんだ!1、2歳になると「ママ」といった意味のある言葉が喋れるようになるぞ!これらに沿ってあまり饒舌に話さないようにしよう!さもなくば神童扱いされちゃうぞ☆