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Slip~タイムスリップから始まる1つの物語~  作者: オレンジのえんぴつ
第1章 Slip
9/12

第7話 ツナガル『時間』

12/16日分です!

え?誰も見てないって?

知らない知らない。

[20.Y博士の研究]

203X年>ひっそりとした研究所

コンコン…

A「俺だ!入るぞ」

Y「ああ」

A「回路、組めそうか?」

Y「…組めないなんてことはない。こんなところで諦めるわけないだろ」

A「…そうだな…食料はいつものところでいいよな…?」

Y「うん、部品はこっちだ」

…Y博士はここで研究員Aとともにある目的を果たすためにここで研究をしている。主にY博士が作業をし、Aが買い出しに行っている。お金が尽きると近くの農家の作業を手伝ったり、出稼ぎに行ったりした。もちろん、この生活に『楽』という文字はこれっぽっちもなく、常に体力をすり減らしていた。

ある時、Y博士はAに言った。

Y「なぁ。お願いがある。重要な話だ」

A「なんだ?改まって」

Y「もし、この研究がバレたらどうする?」

A「…重要なデータを持って逃げる…とか」

Y「…もし、研究がバレたらデータ、マシンもろとも爆破してほしい」

A「…っ!…それも時間を乱さないためだって言うのか!」

Y「そうだ」

A「…まぁ勝手にしろ。もう一度一から作るのは嫌だからな!」

Y (だよなぁ…そりゃそうだ。私だってそんなことはしたくない…)

この約束から15年後、A研究員は買い出しから帰ってこなくなった。


[21.3時間後の再会]

2020年夏>夜>元中華街

…( ゜д゜)ハッ!

ここは…そうだ!思い出した!なんか光に吸い込まれて2021年に行ってたんだった!…ってそういうノリじゃないな…今日はいくつもの命が消えた日なのだから…

改めてあたりを見回す。この廃墟の中真っ暗は危険だ!早くみんなのところに戻らないと…!

?「…たのー!どこなのー!」

あっ!この声は…!

J「Romー!聞こえる?!ここだ!ここにいる!」

走ってくる音が聞こえる。

R「っ!J!Jetー!」

Rが…泣いている…!

R「ふざけんな!死んだかと思ったよ!」

ごめん…みんな。

でも、自分についての重要な秘密が知れた。


[22.3次元の逃亡]

2021年冬>深夜>C研究所

…なんだったんだ…あの光は…

ルルルルルルルル…

…警報?まさか…!

ドドドドドドド…

間髪を入れず地鳴りのような爆発音が鳴り響いた。

そうか!C研究所に帰って来れたのか!

…いやいや、そんなことより早く脱出しないと!

…Y博士は走っている。

とにかく走っている。

左手は数々の実験データの詰まった記憶媒体を握りしめ、右手は端末を動かす。

走りながら端末でシャッターを開ける。

最新のリニアカーの姿が見える。

シャッターをくぐる…。

……。

…足が動かない。

何か重要なことを忘れている…!

必死になって考える。

…S…。

「Sーーーー!!!!」

次の瞬間、研究所は大爆発を起こした。

Y博士はとっさの判断でシャッターを閉じ、リニアカーに乗り込んだ。

Y博士は…Sを失くしてしまった。


[23.33年後の再会]

2021年冬>深夜>C研究所

爆発音。

く…もうすぐ奴らが来てしまう…!このチャンスは二度と逃せない!

サーバーをハッキングして手に入れたキーを入力しながらさっき盗聴した話を思い返す。

研究室2Bのドアを開けようとした手が止まる。

さっきの奴は誰だったんだ…?聞いたことのある声だったが…。

S「何が起こってるの?!J!どこに行ったの?!」

J…?もしかして…!

__________

「はじめまして!オレはJです!あのー…」

__________

「あっ!すみません大丈夫ですか?!…J!どこ行ってたの!突然いなくなるから…びっくりさせないでよ…」

「イタタタタ…Jですか…?私はJではありませんよ」

「えっ…人違いでした…すみません。似ていたものですから…」

__________

「何が起こってるの?!J!どこに行ったの?!」

__________

…全部…初めから決まっていたというのか…

何もかも…全部…。

ドーン‼

ホールの下からまた爆発音が聞こえた。

なにか叫び声が聞こえる!

はっとして、ホールの上から見下ろすと、ホールの下では2人の少年が戦っていた。

そのうちの1人が叫んだ。

「ここは俺らが止めておくから早く行け!」

その2人の顔は見覚えがあった。

まだ彼は何か言っていたが、Y博士はためらうこともなく研究室2Bの扉を開けた。

Y「Sーー!!!」

彼女は床に倒れて泣いていた。

Y「S!私だ!分かるか?」

S「っ…?」

なぜ分からない…。歳か…?

S「この声は…!どこにいるの?!」

そうか…!Y博士は意識迷彩の付いた白衣を脱ぎ捨てた。

S「Y…!どうしたのその顔!」

Y「私は33年後のYだ!説明は後だ!」

Y博士は白衣を着直しSを抱きかかえる。

…ごめんな。あの時、逃げ出したりして。

33年ぶりに再会できたのか…。そうか…ごめんな。

Y「しっかり捕まってろよ!」

Y博士は2階の窓を割り、そこから飛び出し、タイムマシンに戻った。

だんだん2021年から遠ざかっていく中で、爆発音が聞こえた気がした。

そしてY博士とコードネームSは2054年、33年後に行ってしまった。


[24.4次元の逃亡]

2054年>?>研究室?

本当に帰ってこれるとは…。

ハッとして後ろを向く。

ε-(´∀`; )ホッ

いた…!救出成功…!

33年の努力が報われた瞬間であった。

S「ここは…?」

Y「ここは私がタイムマシンを作った研究所だ…」

Yは語る。33年間を…。

S「今まで…ずっと1人だったの?」

Y「いや…Aがいたけど…」

S「…?」

ピリリリリ

Y「!」

?「どこだー!諦めて出てこい!ここにいるのは分かってるんだ!」

Y[下がってろ!]

YはSに意識迷彩服をかぶせた。

(_・ω・)_バァン

?「やっと会えたな。Y」

Y「誰だ!こっちに来るな!」

?「おーっと、じゃあそこをどいてくれるかな?俺たちはお前の後ろにあるものが欲しいんだ」

______

Y「もし、この研究がバレたらどうする?」

A「…重要なデータを持って逃げる…とか」

Y「…もし、研究がバレたらデータ、マシンもろとも爆破してほしい」

______


Y「…しょうがない」

Y[S!しっかりつかまってろ!]

?「なにをする気だ?抵抗しても無駄だぞ?こっちには人数がいるんだ」

Y博士はダイヤルを回した。

正確に何年に合わせたかは分からない。

常備していた爆弾を握る。

ピンを抜くと同時にボタンを押した。

?「おい!まさか…!」

Y「これは誰にも渡さん!!」

近くのデータの詰まったサーバーに向かって爆弾を投げつける。

あたりに爆風が広がると共に、奴らと懐かしき研究所がだんだんと薄くなり、やがて消えていった。


第8話に続く…

次回!

第1章終結!

YとSの結末は…

そしてJがとった行動は…

次回「第1章終話(第8話)

エピローグ・アンド・プロローグ(前編)」

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