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1 私たち高校生になります

桜が舞う季節になった。


私、天草咲月(あまくさ さつき)は今日から新高校生になります。


ピンポーン


家のチャイムが鳴ったと思ったとたん、ドアの向こうから大きな声が聞こえてきた。


「おい、さつき!!いつまで着替えてんだよ!!今日は入学式なんだから早くしろよな!!」


「ご、ごめん橙真くん!!今行くから!!」


ドアの外で怒りながらも待ってくれているのは


私の家の隣に住んでいる水無月(みなづき 橙真(とうま君だ。



私が住んでいるのは、キレイとは言えない作りのちょっとしたアパート。


そして1人ぐらし・・・


どうして1人ぐらしなのかと言うと、私の父親は医者であり、薬の研究もしている。


母親は私が小さい時に事故で死んでしまったらしいから父親と2人暮らし。


でも、私が小学生の頃、父親が研究で忙しくなる日が増え、家に帰って来ることが出来ない日が続いた。


そんな私を心配した父親はとあるアパートに私を預けたのだ。


このアパートは普通とちがっていて住人が家族のように暮らしているというものであった。


住んでいる場所は別々だが、食事は全員一緒に1階の食堂でする。


それに、住人全員が大体は食堂の横にある大広間で1日を過ごしているのだ。


だから、父はここを選んだんだと思う。


あのときは引きこもりがちだったけど今はもうアパートの人とも仲が良く


本当の家族のように思っている。


・・・といっても、たったの7人なのだが、


橙真くんもその一員である。



ガチャ!!


「ごめんね、遅くなちゃった!!」


「おせーよ、ホントに!!さつきは昔からとろいんだから!!」


「・・・橙真くん、怒ってる?」


「怒ってねぇよ!!それよりほら!!」


橙真くんはなにやら自転車の後部座席をポンポンと叩いている。


「??」


「ほら、早く乗れ!!おまえが遅いからこれじゃなきゃ間にあわねぇだろ」


「いいの?私おもいよ?」


「おまえ軽いじゃねぇか!しっかり飯食え!!」


そう言われて私は自転車に乗った。


すると橙真くんは満足げにほほえんで私を乗せた自転車をこいで行く。


今日から私たちは高校生になります!!



だめだめですが、読んでくれた方感謝です^^

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