ぷろろぉぐ
ある少女の伝説がここにはじまる――
少女は目を輝かしてテレビを見つめる。そのテレビでやっている内容は、少女戦士が悪い奴を魔法でやっつけるという、どう考えても幼稚園せいを対象にしたような内容であった。
それでも、小学生くらいの少女はそのアニメを見つめていた。
彼女はもちろん本当は魔法なんてないし、少女戦士なんてありえないことは知っていた。だけど、知っていた上で彼女は目を輝かしていた。
「この子の声ってなんでこんなに綺麗なんだろう? それに、口の動きと声がぴったりあってて本当にこの子が喋ってるみたいだし。こっちの子だって、声が見た目にぴったり過ぎる。なんで、こんなことできるの? 声優さんって……」
少女は一つ息を吸ってみる。そうしてから、呟くのだ。
「すごい」
とたった一言。
でも、もっとすごかったのはその後の動揺である。
普通の子どもなら興味を持たないEDの名前の羅列。それを見て、少女は驚く。否、驚くとかの域ではない。これはまさしく驚愕というほうが正しいであろう。彼女はありえないと呟く。アニメの中の少女戦士のように。
「どうして!? 声優さんが代わっているのに声は全然変わらないの? なんでこんなに同じなの!?」
彼女は綺麗な声にあこがれていた。
新しいのをやらせていただくことになりました「沙由」です。
浄化とは雰囲気はまるっきり違う方向で行きたいと思います。
以後、よろしくおねがいいたしまーす。




