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プロローグ

「はぁはぁはぁ……」

「お父さん、お母さん。今、助けるから……ちょっと……待ってね」

そう、俺は言った。

父と母の体はとっくに冷えきっているのに。

でも、それでも俺は前のように笑って暮らしたいと願って手を必死に動かしていた。


そこから少しだった時、俺は父と母がもう助からないと幼ながら気がついたのだろう。呆然としていた。

その時に俺は誓った。

「絶対に許さない、こんなことをしたあいつらを抹殺してやる。家族の仇を打ってやる!!!

家族の仇ーーー半妖を!」



この世には、大きくわけて3つの種族がいる。

1種族目は人間、2種族目は妖怪、そして3種族目が半妖である。はるか大昔では人間と妖怪は何度も戦争を起こしていた。しかし今は和平条約によって干渉は特別な場合以外禁止となった。まぁ、人間の一生は妖怪に比べ短いので、そもそも人間は妖怪の存在など忘れてしまっているけれど。

それを利用して悪さをしようとする人間を嫌悪する妖怪や半妖たち。しかしその攻撃はほとんどの人には当たらない。それは「掃除屋」と呼ばれる仕事を持つ人々が「霊力」という特別な力で掃除をしているからだ。

その人々は紅葉月とその分家の者のみでほとんど構成せれている。

そして3種族目の半妖は両方の力に及ばずとても弱い存在として扱われており、掃除屋に掃除されるだけの「ごみ種族」と呼ばれていた。


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