けもの道
何処までも落ちていきそうな気分だった
このままどん底まで落ちてやろうと思った
暗く惨めなけもの道
人が避けていくけもの道
人でありながら人でなく
けものにさえなりきれず
風の吹くまま彷徨い続ける
やけっぱちな気分だった
何をしでかすか自分にも分らない
このまま人生が進むのか
寂しくてやりきれない生活が
これからが人生の一発逆転
どんな悪事であろうと
けもの道を進み始めた俺を
誰も止めることは出来ない
たとえ地獄の門番であろうと
もう止められない
引き返せない
行き着くところまで
歩き続ける
落ちていくとこまで
落ちていく
奈落の底まで
お読み下さりありがとうございました。