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プロローグ

びくびく怯えながらの投稿です。


 「それ」は、まさしく選ばれた者にのみ許される力であった。


 「それ」とは「魔法」。怪しの力であり、神秘の奇跡である。

 「それ」は時に炎を起こし、水を湧かし、大気を揺らす。只人には決して起こせぬ御業。神の御業であった。

 それ故、選ばれし者達は総じて傲慢であった。持たざる者達を見下し、己こそが唯一、己こそが奇跡である、と。


 ⋯⋯そう、今はその限りで無し。


 傲慢な翼は今や折られてしまった。


 「魔導」のお陰で。


 それは持たざる者が起こす小さな「奇跡」。

 大きな炎は起こせぬし、水も湧かせぬ。大気を揺らす事も難しい。

 小さな火を起こし、水を集め、微風を吹かせる。たったそれだけの奇跡。


 それだけで、「人」は豊かになった。


 その「魔導」を齎らし者こそ、この世の唯一。


 ジークベルト・シュヴァルツクローネ。

 彼は偉大なる、唯一の魔導錬金術師である。

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