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詩❲恋愛❳

君と繋いだ確かな絆は…

作者: 日浦海里

今でも不意に思い出す

君と出会った時のことを


お互いの顔も分からないまま

駅のホームで待ち合わせをして

お互い「そうかな?」と思いながら

そう言い出せずに

しばらく駅で待ちぼうけてた


みんなと一緒に回る場所を

下見しながら歩いた時間は

とても長いように思えて

過ぎてしまえば一瞬の事で


その帰り道に聞いた

「ありがとう」は

今でもずっと覚えてる


これが最初で最後なのだと

笑った顔は寂しそうで

しばらく言葉を返せなかった


「繋がりが消えるわけじゃない

 だからこれは最後じゃない」


ようやく返せたその言葉に

君は少しうつむくと

零れた涙を指で拭って

今度は少し明るく笑った


君と共に過ごした時間は

とても短かったけれど

過ごした記憶は消えることなく

今でも不意に思い出す


過ぎた時間は戻らなくても

過ごした記憶はここにあるから

繋いだ絆はここにあるから

最後までお読みいただきありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「一期一会」というとき、その「一会」は時間では測ることのできないものであるように思います。そして時間とは、想いの強さや深さによって、短く感じる時も、長く感じる時もある、この詩を読ませていた…
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