第34話 2024年12月 秋から冬に
お久しぶりです。関東では11月でも20度を超えるぐらいの暑さだったのに、12月に入ったら氷点下の日も出るようになってます。まさに“急降下”としか言えないような気温の急激な変化です。
そのせいか否かは分かりませんが、周囲でもインフルエンザ等が流行しているようで、職場でも突然有給を獲る人が増えてきた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、長らくお休みをしておりましたが、流石にこれだけ休みますと、庭にも色々な変化が現れてきました。今回はその事をまとめて書きたいと思います。
1 花
①ホトトギス
10月から12月頭までの2か月近く、緑ばかりで変わり映えのしない庭を賑わわせてくれました。このホトトギス、植えた当初はひょろひょろと疎らに伸びるばかりで、立ち上がる端から風で倒されてしまうので、添え木を立てていました。ところが、年が経つに従って生え方が密になり、今年は最後まで添え木無しで耐えきりました。
花も葉も斑模様が特徴的なホトトギスですが、現在は葉も茎も茶色が目立つようになってきました。ホトトギスが枯れ始めると、冬を強く実感します。
②キッショウソウ
花が咲くと吉事があるという言い伝えから、吉祥草と名付けられたとされる植物ですが、御覧のとおり満開を迎えました。知らない人がこれを見れば「おおお!大吉じゃん!?」と思われるかもしれませんが、私としてはそれほど興奮してるわけでもなかったりします。
実は、このキッショウソウ、我が家の庭の暗がりが相当気に入ったようで、年々生息域(?)を拡大してます。その煽りを受けてマンリョウやヤブコウジ、ニオイスミレ、ギボウシあたりを圧迫しており、マンリョウとギボウシの1株は、あえなくお亡くなりになりました。現在はやっぱり庭にマッチしたらしいクリスマスローズと激しい領地争いを展開しているところです。
どっちも虫も付かないし、冬でも枯れないし、水撒きもあんまり必要ないみたいなんで、人間サイドとしてはどっちが勝っても良いかな? と、静観してます。
③エキナセアと宿根性マリーゴールド
ハーブガーデンの方では5月から咲き始めたエキナセア(ピンクの方)、流石に12月に入り、終了も間近な感じです。でも、今年もここまでよく保ってくれました。花としての貢献度は、わが家の庭ではクリスマスローズと並んで双璧かもしれません。
惜しむらくは今年も花を愛でるだけで終わってしまったこと。エキナセアは、かなり薬効成分の多いハーブでもあるんです。そんなわけで、来年こそはハーブとしての用途にもチャレンジしたいなぁ。
なお、オレンジの小さい花が、宿根生のマリーゴールドです。マリーゴールドと言えば初夏から秋にかけて花を咲かせ続ける1年生のものがお馴染みですが、いちいち植え付けるのが面倒だという理由で私は宿根生の品種を植えてみました。毎年勝手にワサワサ生えてくるのは手間いらずなんですが、丈が1m近くなって他の植物に覆い被さる上、花も秋の終わりに小さい花がチマチマ咲くだけ……。虫除けになりそうなんで置いてありますが、リストラしようか迷い始めてます。もうちょっと花が咲いてくれたらなぁ!
2 紅葉
○ニシキギ
我が家の庭で唯一紅葉する樹木です(※他は黄葉まで)。買った時のメーカーの宣伝文句が『世界三大紅葉木』だっただけあって、御覧のとおりの鮮やかさです。ちなみに後の2大植物の名前は覚えてません(※耳慣れなかったとしか記憶が……)。少なくともイロハモミジとか、ナナカマドとか、ドウダンツツジとかじゃなかったはず。なので、言い出しっぺは日本人じゃなさそうだ、とは思ってます。
我が家に植えたのはニシキギコンパクタという矮化品種です。あんまり大きくなると手に負えないかと思って、丈が1m~1.5mに抑えられる品種にしたのですが、1mは予想以上に低い! 確かに紅葉は綺麗なのですが、小さすぎてまるで存在感がありません(笑)
考えてみれば、1mでは腰丈、1.5mでも肩の辺りまでしかありません。仮に2mだったとしても、室内から見れば目の高さ程度です。存在感を求めるなら、3mぐらいには成長しないとダメだったかなぁ~なんてことも感じてます。皆さんも庭木を購入する際は、御注意ください。ほとんどの方は経験することはないでしょうが(笑)
3 冬枯れ
前庭
ハーブガーデン
冬になって夏緑植物はどんどんと地上部が枯れてきましたので、大掃除を兼ねて整理しました。
前庭(after)
ハーブガーデン(after)
大物の陰に隠れてたフッキソウやヤブコウジが姿を現し、落ち葉も無くなって、ずいぶんと庭がスッキリしました。
※一応お伝えしておきますが、刈り取った植物は全て宿根草です。と言うか、我が家の栽培植物は全て宿根草(※家庭菜園を除く)、枯れたように見えても根(地下茎?)は生きてまして、春になるとまた芽吹き始めます。楽ちん(笑)
4 おまけ
○ヤブコウジ
上でも触れましたが、枯れた紫蘭やホトトギスを撤去したら、赤い実を付けたヤブコウジが出てきました。外からは一切見えないような強烈な日陰になっていたはずなのに普通に元気です。流石、藪柑子の名前は伊達じゃありませんね。
○スノードロップ
そして、12月にもかかわらず、早くもスノードロップの開花が始まりました。スノードロップは1月中旬ぐらいから咲き始めるイメージだったので、ちょっと驚いてます。これも異常気象の影響でしょうか?
ちなみに、今年も新たに植え付けるのを忘れてしまいましたので、疎らな開花になりそうです。来年こそは一気に100球ぐらい植え付けて、スノードロップの群生を作るんだ!!
紅白揃いぶみましたところで、今年の投稿は終了です。
みなさま良いお年を!




