第29話 2024年 4月 庭の花盛り
早いもので、前回から一月経ちますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 私の住む南関東は、桜もほぼ終わり(八重桜が多少残っています)、藤が満開の花を咲かせています。先月は『コート無しで』などと書いたものですが、もうジャケットを着ていると暑くてたまらないぐらいの日も増えてきました。職場がクールビズになるのが待ち遠しい今日この頃です。
そんな感じなので、庭の草木も大変賑やかになってきました。今回はそれを紹介します。
1 クリーピングタイム(とオオアマナ)
庭の正面、外から一番目立つところに咲いているのがこのクリーピングタイムです。御覧のとおり今年も満開になりました。去年も書いたかもしれませんが、タイムは強く、手間いらずですので、放置しておいても何ら心配は要りません。広がりすぎた枝(蔓?)を手で毟ることはありますが、予想外の所からいきなり生えて対処に困った、と言うことは、今までありませんでした。ハーブとしての要素もありますし、花期もかなり長い、半日陰ぐらいなら大丈夫そうですので、踏みつける場所でなければオススメですよ。
ただし、一応タイムは木本(※草ではなく木の仲間)ですので、あまり混ませてしまいますと、陽が当たらない裏側の部分の葉が黒く枯れて、見苦しくなります。時々剪定してやる必要があるのですが、時期を間違えると、大変見苦しくなりますので、その点だけは御注意を。
満開のクリーピングタイムの間から伸びているオオアマナは、人知れず勝手に生えてきたものです。なかなか味わいがあるんで、放置してます。
ちなみに、コレも↓今年になってから勝手に生えてきました。
ムスカリ
2 紫蘭
クリーピングタイムと比べると花期は長くないのですが、特徴的な紫色の花を咲かせます。咲き始めですんで、もうしばらくは綺麗な姿を見せてくれることでしょう。紫蘭は葉も美しいので、秋まで楽しませてくれる植物です。
※後ろに写りこんでるのはクリスマスローズ。相変わらず満開です。
3 鷺苔
グランドカバーで植えている鷺苔も花が咲き始めました。この植物、私のイチオシグランドカバーだったんですが、今年は冬場にどんどん枯れていきまして……。冬枯れかとも思ったんですが、よく考えると鷺苔は常緑だったはず。
調べてみると、どうやら原因は『水不足』の様子。元々田圃の畦とか湿った場所を好む植物ですので、南関東特有の冬場の乾燥に耐えられなかったようです。もしかすると冬になるとアジュガが消えていくのも同じ原因だったのかも……。
どうやら、今シーズンからは、冬場も水撒きしないといけないかもしれません。冬の水撒き、やだなぁ……。
4 鈴蘭
実は、最初からずっと植えてあったのですが、苦節4年にして今年初めて咲き始めました! いや~長かった!!
4株あるうちのたった一株ですが、とても嬉しいです。それにしても鈴蘭は凄いですね。植えてあるだけで周囲に雑草がほとんど生えません。どんだけ強いアレロパシー物質を出してるんだか……。
5 ポポー
シンボルツリー(予定)のポポーが開花しました。美味しい実の成る植物ですが、去年、一昨年は、それぞれ違う木が開花し、しかも3輪ぐらいしか咲いてなかったんで、まだ収穫はできてません。ですが、今年はこの通り、いっぱい咲いてます。
ただ、このポポー、虫媒花のはずなんですが、いつ見てもそんなに虫が集ってるようには見えないんですよね。クリーピングタイムとかには花蜂がいっぱい来るのに……。
で、調べてみたら、『アメリカではハエを集めるために木の回りに腐った肉を吊す』って記事を見つけました。確かに花の香りは微妙だと思いましたが、まさか花粉を媒介する昆虫がハエだったとは……。とりあえずその勇気は無いんで、綿棒で人工授粉を試みました。さて、上手く行きますかどうか。
6 山菜
コゴミ(草蘇鉄)
ウルイ(擬宝珠)
シドケ(紅葉傘)
二輪草
山菜としては、前回ヤブカンゾウを紹介しましたが、今月もいっぱいはえてきました。
今回は、おひたしや汁だね、卵とじにぬたと、いろいろ工夫して食べてみましたが……。なんかイマイチでした(笑)
まあ、食べられるんですけど、それ以上にもっと美味しい野菜があるかなと。
やっぱり天ぷらにしないと駄目かなぁ。天ぷらは油の始末が面倒で、あんまりやりたくないんですよね。
もう足早のシーズンが去ってしまった植物が多いですが、どなたか美味しい調理方法がありましたら教えてください。来シーズン試してみます。
7 雑草(イネ科・アプリで調べたけど名前は分からん!!)
ある日庭のリュウノヒゲを見ていると……。あれ?
お前! リュウノヒゲちゃうやろ!!
調べてもなんの草か分かりませんでしたが、このまま放っておいたら、種を飛ばされてしまいます。抜こうと思って近寄ると、く、区別が付かん!!
花穂があるところは良いのですが、葉っぱの所は、ぱっと見では全く見分けが付きません。しかも、花穂を引っ張ると、その部分だけ抜けてしまって、ほとんど根が付いてきません。
これは科学兵器だな!
物置からラウンドアップ(原液)と筆を出してきて、花穂に繋がっている全ての茎に塗りたくりました。
これで効果が無かったら、一度掘り起こして分別かなぁ。いずれにしても、しばらくは“待ち”ですね。
今回はこんなところで。




