第2話 2022年 1月 雪と冬枯れ。そして芽生え
正月なので、藪柑子(十両)と万両の赤い実で、一応おめでたくw
左手が藪柑子(※普通のと斑入りのが植わっています)、右手が万両です。
もう、七草も過ぎてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、第2話なのですが、「冬なので、庭にあんまり変化はないのですが、もう少しで、前回から1か月になろうとしているので、投稿してみました。」って書いて、数日前からスタンバってました。※詳しくは1月5日の活動報告をご参照ください。
ところが、幸か不幸か、あったんですよ。変化が!
雪
まあ、今朝はこの通りですけど。
まさか、こんな所まで、思うようにいかないとは考えもしませんでしたw
こんな感じですが、今年もよろしくおねがいします。
ヒメツルソバが冬枯れしました。
前回、元気だ元気だと言っていたヒメツルソバですが、あの後、あっという間に、萎びてしまいました。その様子は大変見苦しく、正月を迎えるにあたって、庭の汚点になりそうでしたので、大掃除の折、萎びた部分は毟ってしまいました。
before
after
いつまでも元気ではないことが判明し、ちょっとがっかりです。これなら、アジュガの方が、原因不明の理由で溶けるの割り引いても、いつも葉っぱがきれいで良い気がしてきました。
※『after』の方をよく見ると、ロゼッタ状の葉が点在しているのが、溶け残っていたアジュガです。間にヒメツルソバを植えたので、完全に隠れてしまっていましたが、陰できちんと生き残っていました。
スノードロップの芽が出てきました。
実は、昨年の早春に芽出し苗を4株植えてみたところ、庭に花がほとんど無い早春の時期に、かわいい花が咲くのはいいのですが、4株程度だと、ものすごく【しょぼい】ことが判明しました。
腹が立ったので、秋に球根を20球ほど植えてやりましたぜ。
植えた場所は、水はけの良い築山のてっぺんです。
前作『私の庭づくり』でも書いたとおり、私、庭で色々やらかしてます。そして、この話は初出ですが、実は、平底の鉢で育てていた、チューリップの寄せ植えを、梅雨時まで放置して、十球以上の球根を溶かしてしまったことが……。
今回、追加で20球もスノードロップを植えるのに、流石に、その轍は踏みたくありません。地植えで移動が出来ませんから、植える場所には細心の注意を払いました。
そして、球根を植えた中心に、夏緑性のグラスの一種『風知草※裏葉草』を植えたので、夏は風知草、冬はスノードロップが出ている計算にしてあります。これで、地面がむき出しになりませんから、近隣を縄張りにする猫の糞対策もばっちりです。
ただ、まわりに、アジュガを植えてしまったので、夏には完全に埋もれてしまうような気もします。そんな関係で、来春、生えてこられるかどうかは未知数ですが、そのときはそのときです。行き当たりばったりですが、まあ良いでしょうw
クラピアが冬枯れの季節になりました。
まだ、緑の所もあるんですが、概ね枯れてきました。おかげで、こっそり生えていた雑草が、よく目立つこと目立つこと! だもんで、「よっしゃ! 抜いたろ!」と、引っ張ったら、土が凍っていて抜けないw 氷が溶けてく午後は風が出てくるので、あんまり外で作業したくないんですけど、やらないと、後が怖いので、仕方なく頑張りましたとさ。
ちなみに庭で一番よく生えてくる草はこれです。
※接写したので大きく見えますが、2cmぐらいの草です。
はっきりわかりませんが、多分、畳表の原料の藺草の仲間の、草藺です。冗談みたいな名前ですが、本当にこんな植物があります。ちなみに、全く臭くありません。
上をクラピアに覆われても枯れず、持ち上げるように生えてきます。根は深くないのですが、掘るときに地上部分が崩れやすく、そこを残すと、株分けしたみたいに、また成長します。このサイズでとどまっているなら、芝生代わりになりそうにも思えますが、丈が30cmぐらいまで成長するそうなので、放置するわけにも行きません。結構めんどくさい連中ですw
それから、サギゴケも種が飛んだらしく、それっぽい草が、クラピアの中に、ちらほらと見かけられるようになってきました。こっちは、「クラピアに取って代わっても良いか!」ぐらいに考えているので、絶賛?放置中です。
ただ、本当にサギゴケなのか、怪しい草も、ちらほら生えてきました。サギゴケの可能性があるうちは、とりあえずこちらも放置です。
ま、最悪でも『ラウンドアップ』を筆で塗りたくれば、ピンポイントで枯れますから、あんまり気にしないことにします。
ちょっと短めなので、今、植えてちょっと後悔している植物を2つほど。
①クリスマスローズ(ヘレスボス)
シェードガーデン(日陰の庭)の本に、『擬宝珠、風知草の陰に植えれば、冬枯れの時期も庭が寂しくならない』って書いてあったので、5株も植えちゃったんです。
ところが、冬から春の間に成長して、冬枯れで地上部分がなかった擬宝珠や風知草を覆ってしまい、主にしたかった植物が、逆に陰になっているというw(※こいつらも日陰に強いんで、毎年問題なく生えてきますが、クリスマスローズが邪魔になって、上手く広がらない感じです)
葉っぱが結構堅くて、触るとちょっと痛いのも嫌なんですが、一番腹が立つのは、2年も経つのに、花がまだ1度も咲いていないということです。花が咲かなかったら、こんなゴワゴワした葉っぱの植物なんて、はっきり言って邪魔です。
猿蟹合戦でカニがやったみたいに、目の前で「ちょんぎるぞ~♪」って脅しをかけてやったら、咲きませんかね?w
ま、何はともあれ、あと1年咲かなかったら、抜いてやりますけどね!
②ワイルドストロベリー
古くなった株の枯れ葉が目立ち始めたので、ちょっと剪定したのですが、何かランナーがすごいことになっていました。
『グレコマ』って植物は、和名を『垣通し』と言って、垣根を突き破って、隣家にまで繁茂してしまうほど、繁殖力の強い植物とされていますが、うちのワイルドストロベリーこそ、まさに垣通し! 油断していたら、垣根の向こう側にもランナーが伸びて、ちっちゃい芽が幾つも生えていました。
そして、逆側の、遊水池部分に伸びていたランナーは、「いっぱい増えたら食えるから、放置でいいや!」と、放っておいたのですが、水に漬いてしまったら、実は食えないことに気付き(遅い!)、抜こうとしたところ、ランナーの先に出来た芽にも関わらず、根が深くて簡単に抜けない! 大したことがないと思っていた作業が、ちょっとした仕事になってしまいました。
この手間を、頻繁に行わなければいけないのは面倒くさい。かといって、全部抜き去るのはもったいない。本当に悩ましいです!w
また、何か変化があったら書きますが、何にもなければ、また1か月ぐらい、放置すると思います。
こんな適当な連載で申し訳ありませんが、今回もお読みいただきありがとうございました。




