第19話 2023年 3月 シンボルツリー(?)開花
桜もほころび始め、本格的に春になってまいりました。皆様におかれましては、いかがおすごしでしょうか。
さて、時候の挨拶も済んだところで、鶴舞です。月日が経つのは速いもので、すぐ投稿できるかな~? なんて思っていたら、前回投稿からもう20日も経ってしまいました。
年度末で忙しかったとは言え、あまりよろしくない傾向です。今年の年度末は例年以上にいろいろあってだいぶキツイ感じなんですが、庭もだいぶ春めいてきましたので、ここらで一度投稿しておきます。
1 開花の便り
★シンボルツリー(?)開花
わが家のシンボルツリーとして想定したのは『ポポー』です。ちなみにポポーとは、アメリカ原産の果樹で、和名『アケビガキ』。アケビのような形をした大変甘い実を付ける落葉樹です。1本だと結実が悪いらしいので、わが家の庭にはこのポポーが2本植わっています。
ところがこのポポー、植えて3年ほど経つのに、まだ丈が1mぐらいしかありません。現状では生垣代わりに植えたフェイジョアの方が背が高いぐらいで、とてもシンボルツリーとは言えない代物です。
で、現在シンボルツリーを務めている?のが『トサミズキ』です。トサミズキはマンサク科の樹木で、『株立ち』状に根本から細い幹がたくさん生えます。目立った幹は出来ませんので、シンボルツリーの役割は期待していませんでした。植えた目的は主に、隣家への目隠し兼、庭のアクセントだったのですが、こちらが現在樹高3mほどに成長しており、草本や低木中心の庭では一際目をひく存在となってます。
前述の通り太い幹が出来るわけではありませんので、大きくなったとしても、たかがしれています。しかし、ポポーが成長するまでの代役をこなしてくれており、植えて良かった植物の1つです。
そのトサミズキ、現在花が満開です。特徴的な黄色い花が早春の庭に良く映えます。
★ニオイスミレ
今年もかわいい花が咲き始めました。ただ、3種類植えたはずなんですが、ピンクの花のやつはまだ咲いていません。香りは良いんですが、思ったより花が小さくて、あまり目立ちませんので、同じ種類をもっとたくさん植えれば良かったかなとも思います。気のせいかもしれませんが、去年ほどは虫にやられていないように見えます。謎。
★春蘭
緑色が強いので、見逃してしまうことも多いんですが、今年もきっちり咲いてくれました。夏になると周辺の大きな植物に隠されてしまうので、枯れちゃうかもしれないと、最初はビクビクしていたのですが、徐々に株も大きくなっており、しっかり庭に適応してくれたようです。
★富貴草
なんか見慣れない花が咲いてると思ったら、『富貴草』の花でした。
富貴草はどんどん増えて、一年中緑の葉を絶やさないことから名付けられたそうです。ちなみに、冬場に庭が寂しくならないようにと植えたのですが、紫蘭や蛍袋、ヤブイチゲとの戦いに押されて、そんなに増えてはいません(笑)。
観葉植物として植えましたので、花が咲くことはあまり想定していなかったのですが、白い可愛らしい花を咲かせていました。
※下にある葉っぱはホタルブクロです。
★菜の花(笑)
プランターで菜の花が満開です。ただし、これ、花用に植えたわけではありません。
この菜の花、菜の花は菜の花でも、白菜の花です(笑)。
食べようと思って、秋からプランターで栽培していたのですが、青虫に食い荒らされてボロボロになり、そのうち冬になって青虫は消えたものの、水やりをサボったせいでなかなか結球せず、気が付いたらトウが立ってきて、花が咲きましたとさ!
裏庭で栽培してた2株は、きちんと結球したんですけどね(※実食済み)。せっかく咲いたので、しばらくは咲かせておきます。綺麗だし。
2 春の味覚?
★藪甘草
昨年蕾を食べた話題を出しましたが、その時、『藪甘草も、それなりに蔓延ってきましたので、来年は新芽にもチャレンジ(※食うw)する予定です!』って書きました。で、新芽が出ましたので、不言実行、食べてみましたよ。
どうやって食べるんだろう? と、ちょっとネットで『藪甘草 レシピ』って調べたら、そこそこヒットしました。おひたし+酢味噌のパターンが多いようでしたが、あんまり酢味噌は好きじゃないので、豚肉と一緒に炒めてみました。
○今回の調理
①藪甘草を根本の白いところから切り取る。
②洗って汚れと枯葉を落とす。
③ぶつ切りにして、もやしと一緒に30秒ほど湯通しをする。
④一口大に切った豚バラ肉を、色が変わるまで炒める。
⑤湯通しした藪甘草ともやしを戻し、さらに炒める。
⑥塩胡椒と中華ダシで味を調え、完成!
さて、肝心のお味ですが、山菜としてはびっくりするほど癖がないです。子どもも普通に食べてました。ただ、「藪甘草じゃなきゃ!」って言う特徴は無かったです。
また、根本の方と葉っぱの部分で硬さがだいぶ違いますので、調理するときは注意が必要です。今回は、葉っぱは食べ頃でしたが、根本は硬くて食感が悪かったです。
ちなみに、「次は反省を生かして、熱を通すタイミングを変えてみよう!」って、翌週庭に出たら、もう調理には向かないくらい成長してました。
何にも世話をしなくても毎年生えるし、目立った害虫も付かないし、病気にもほとんどかからないし、花も綺麗で、しかもこちらも食べられる。こんな植物なのに店頭に並ばないのは、やっぱり理由があるってことですね。
近縁の日光黄菅も芽を出し始めたんで、こちらでリベンジしてみても良いんですが、日光黄菅は藪甘草ほど元気じゃないんですよね。
と、いうことで、リベンジは来年しようと思います。
その他の現状と、今後の展望。前回も触れたので書きませんでしたが、現在クリスマスローズとシクラメンが満開です。それから、二輪草、ギボウシ、紫蘭など、どんどん新芽が出てきています。また、最初に触れたポポーと、アジュガが蕾を持っています。芝桜も咲き始めましたんで、近々投稿が出来るのではないかと思います。
今回はこのぐらいで。