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第10話 2022年 5月 アジサイはもうちょっとですが……

 ここ数日天気のいい日が続きました。皆様は、いかがおすごしでしょうか。

 晴天ばっかりだと散水をしなくちゃいけないのが悩みどころです。ただ、関東は今晩から雨らしいので、今日はあえて水を撒きませんでした。これが吉と出るか凶と出るか……。



1 今回の成長株


挿絵(By みてみん)

 ここ1週間で一番成長したのがローマンカモミール(キク科)です。


 前回、ヤセウツボを駆除したときには20cmぐらいのたけだったのが、現在は30~50cmぐらいになり、花も咲き始めました。あ、ヤセウツボが寄生していたっぽい株だけじゃなく、全体的にですからね。


 こいつは、触るとリンゴみたいな香りがします。グラウンドカバーにもなるので、ヨーロッパでは『リンゴの香りがする芝生』なんて言われることもあるそうです。

 踏みつけるような場所に植えてやるとその効果を発揮しそうなんですが、残念なことに、ここは日本。さらに水はけの悪い我が家の庭です。乾燥を好む地中海地方原産のローマンカモミールでは、耐えられないでしょう。


 そんなことで、甘やかして踏まない場所に植えたら、大きくなることなること!

 しかも大きくなると、香りがきつくなって『リンゴ』って感じじゃありません。


『カモミールティー』っていうのもあるんですが、一年草のジャーマン種と違って、多年草のローマン種は苦みが強くて、お茶は美味しくありません。「いっそのこと風呂にぶち込んで、ハーブ湯にしてやろうかやろうか?」とも考えたのですが、アブラムシとかが付いてきそうでなんか嫌です。


 誰か良い活用法をご存じないでしょうか?






2 ご新規(花)


挿絵(By みてみん)

 除虫菊(キク科)


 あの蚊取り線香の原料になった植物ですね。基本は白なんですが、我が家の除虫菊はご覧の通り、鮮やかなワインレッドの花が咲く品種です。


 ちょっとは虫除けになるかなと思って、昨年3株ほどハーブガーデンに植えたんですが、モナルダ、オレガノ、ラムズイヤーなど、他のハーブ類との競争に負けて、今年は1株しか残りませんでした。

 去年はおっかなびっくりで対応したこともあって、他のハーブ類の勢いを殺しきれず、除虫菊を枯らしてしまいました。しかし、1年経って、ほとんどのハーブはぞんざいに扱っても大丈夫なことが判明しましたので、周囲に蔓延はびこる連中はどんどんむしってしまう予定です。生き残ったこの1株は大切にしたいです。






 ちょっと前から咲いてはいたんですが、ハーブガーデンついでに紹介します。


挿絵(By みてみん)

 ルー ※ヘンルーダ(ミカン科)


 この植物、古来はティーなどにもされたようですが、どうやら毒があるらしいことが判明し、近年では香料や観賞用として、および『とある目的』で栽培されています。


 ごらんのように、黄色い可愛らしい花が咲くのですが、丈が1m近くなって場所を取るので、ちょっと邪魔です。ミカン科なんで、アゲハチョウとかが卵を産みに来るかと思って整理はしなかったのですが、残念なことに去年は来ませんでした。


 私は『とある目的』のために植えたのですが、効果があるのかないのか不明瞭なので、今年幼虫が湧かなかったら、ちょっと整理しちゃおうかと思っています。


※『とある目的』については、前作『私の庭づくり 第12話』をご覧ください(宣伝w)。シリーズ設定してありますので、上の方から跳べます。






 グランドカバーとしては、クラピアの花も咲き始めました。


挿絵(By みてみん)

 クラピア(クマツヅラ科)


 接写したので大きく見えますが、実際のサイズは1cmぐらいの小さな花です。この花が咲き始めたということは、クラピアが上にも成長を始める時期です。梅雨も近いので、そろそろ1回目の刈り込みをしなきゃいけないなと考えています。ちょっと憂鬱。

 実は刈り込み用に、電動刈り払い機を買ったのですが、これで刈ると切れ端が結構飛び散ります。掃除用に電動ブロワ(※吹き飛ばし機)も買ってあるのですが、隣家にまで飛び散った分はどうしようもありません。だから、境目の所は、植木ばさみで、シャク、シャクと根気よく刈る必要があります。考えただけで今からどんよりとしてきますw






挿絵(By みてみん)

 アスチルベ(ユキノシタ科)


 シェードガーデンの隅でふわふわとしたアスチルベの花が咲いているのに気付きました。

 トサミズキやチョウジソウの影に隠れていたため、完全に見落としてました。不覚!


 まずは奥に隠れたピンク色の花の品種が咲きましたが、手前の白花の品種も蕾を付けていますので、こちらも間もなく咲くと思います。あんまり花期が長い植物ではないので、見落とさないようにしたいものです。





 ユキノシタ科のアスチルベを取り上げたついでに。


 前回触れた、本家本元ユキノシタの花はだいたい終わってしまったようです。これからしばらくすると夏枯れと言うか夏焼けというか、元気のない時期に入ります。


 寂しい冬の庭を彩ってくれたユキノシタに感謝! 冬までじっくり休んでください。


 そして、除虫菊は咲きましたが、エキナセアはまだ蕾です。また、アジサイも完全開花まではもう少しです。



 次の更新は、来月前半になるとおもいます。次回こそアジサイの報告がしたい!









 追記。クリスマスローズはまだ咲いています。もう、驚くしかありませんw





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― 新着の感想 ―
[良い点] 追記のクリスマスローズに吹き出しました(笑) 元気でなによりです。 [一言] 我が家はジャーマンカモミールなので、ハーブティーにしちゃってますが、ローマンカモミールの方が香りが強いんですよ…
[良い点]  梅雨を鯨飲して、でっぷりと肥え太ったアジサイを見ると、今だに、わ、もうすぐ夏休みだ! とワクワクする気持ちになります。もうとっくに夏休みを卒業した、ビールとロッキンチェアーのオッサンだの…
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