8話 5歳の誕生日パーティーにて①
暫く投稿できずゴメンナサイm(_ _;)m。
今日のパーティーの衣装は濃紺の丈の長いジャケットに細身のズボン。濃紺のジャケットには金糸で細かい刺繍と細かいサファイヤで飾られている。
アリアやメイド達いわく白馬の王子様にしたいらしく、白いジャケットで宝石や刺繍が鮮やかな派手目なものにしようとしていたので止めておいた。
(衣装のセンスは悪くないが、俺は銀髪だから白い服より暗い色の方が髪が映えるし、目はサファイヤブルーだから、細かいサファイアが入ってるだけの方が色んな宝石で飾られてるより良い気がする。それに、あまり派手なのは好みじゃないし。)
そして今パーティー会場の前で貴族達が揃うのを待っている。
王子の5歳の誕生日ということで他国の王族も招かれている。
パーティーでは位が下の者から入って行くので貴族達が全員入った後で、王族の入場となる。
だがガレーナ様は父上のエスコートを受けるので自分が先に入ることになっている。
そしてこのような場合主催国ではない王族は貴族達と一緒に先に入場することになっている。
そろそろ貴族達の話し声も終わったし呼ばれるかな。
「ヴィンランド王国第一王子、レオナルド殿下のご入場!」
その声と共に扉が開く。
会場はこんなに大勢の人がいるのに静まり返っている。
俺は会場に足を踏み入れる。
そしてセバスが一定の距離を保ちながらついて来る。
会場の者達は全員がこっちに注目している。
下を向きたい所だが、前を向いて優雅に自分の席の所へ歩く。
「ヴィンランド王国国王陛下、及び側妃ガレーナ様のご入場!」
俺は自分の席の前で礼をする。
他の者達も俺に倣って礼をしているのを感じる。
扉が開いて父上とガレーナ様が歩いて来る。
ただ歩いているだけなのに威厳を感じる。
そして父上達が席に辿り着く。
「面をあげよ。」
そして全員が顔を上げる。
「今日は我が息子、そして我がヴィンランド王国第一王子、レオナルドの5歳の誕生日祝いに来てくれありがたく思う。今日はパーティーが始まる前に重大な発表がある。今日ここで第一王子レオナルドを王太子に任命する。後もう一つ、側妃ガレーナとの間に第二王子が誕生した。名前はアランとする。皆の者今後宜しく頼む。ではパーティーを楽しんでくれ!」
その言葉と共に会場が騒がしくなる。
多くの貴族たちが来て挨拶をしてきた。
「私、シュナイダー伯爵家の...」
「私、アルンデル子爵家の...」
「私の息子は殿下と同い年ですので...」
そういった挨拶が永遠と続く。
一通り挨拶が終わった所で父上から声がかかる。
「次の挨拶は隣国の第一王子と第二王子だ。皇帝の代理で来たんだろう。第一王子は16歳だが第二王子は5歳お前と同い年だ。フォルセナ帝国は血統主義だ。第二王子は公爵家令嬢と皇帝の間に生まれたが第一王子は妾との間だ。どっちが王太子になるかは分からない。第二王子とは仲良くなれ。」
「分かりました。」
隣国、それもフォルセナ帝国の第二王子か...。
前世でこんな事あったっけ?
多分なかった気がする。
あ、でも確か貴族、王族が10歳から通う事になるセヴィオール学園に留学に来てた気がする...。
あまり面識は無かったけど優秀な人だった気がする。
確か特別枠で入った平民の男と仲が良かったような...。
そんな事を考えながら父上の後ろについていく。
フォルセナ帝国の第一王子と第二王子はこっちに気が付き歩いてきた。
「私はフォルセナ帝国第一王子エヴァン=ザッハベルと申します。こっちは弟のユノアです。」
後ろには第二王子が控えていた。
「我はヴィンランド王国国王。長旅ご苦労だった。今宵はパーティーを楽しみ、ゆっくり休むといい。もし分からないことがあったら、レオナルドに訊いてくれ。」
そう言って父上は歩いて行った。
・・って置いてかれるの!?
なんかこの状況気まずいんだけど...。
取り敢えず何か話さないと...。
まず挨拶しないと。
あ、でも俺この国の王太子だからこの二人よりも立場が上なんだ。
11歳も年上の人にそれは話しづらいな...。
まあ、普通にするか。
「始めまして、ヴィンランド王国王太子レオナルド=ヴァイサスです。今日は俺の誕生日パーティーに来てくださってありがとうございます。この国に滞在する間何かありましたら俺に言ってください。」
こんな感じで良いかな?
長くなっちゃったので一回切ります。
中途半端な場所でゴメンナサイm(_ _;)m。
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