6話 再び見る白い空間での映像
毎度、投稿が遅くてゴメンナサイ。(๑ ⁼̴̥̥̀ᐜ⁼̴̥̥́๑)
食事会が終わりセバスと部屋に戻る。
椅子に座るとセバスが蜂蜜をたっぷり入れたミルクを出してくれた。
昔からセバスのこれ大好きだったんだよな...。
久しぶりに飲むな...。
一口飲む。
何かこ飲むと毎回ほっとするんだよな。
セバスの方を見るとこっちを心配そうに見ている。
あ、弟の事と王太子に指名された事言わないと...。
「セバス、俺に弟が生まれたそうだ。名はアランだそうだ。後、俺を王太子に指名するらしい。明日のパーティーで発表するそうだ。」
「本当ですか!? おめでとうございます!・・今後は勉強や剣珠、政治など力を入れていかないといけませんね。後、アラン様の誕生おめでとうございます。」
「そうだな。」
セバスは驚いたように目を見開いた後、喜んでくれた。
弟の誕生に対しても。
実のところ俺は死に戻る前から弟の事があまり好きではなかった。
自分とは違い、父上から愛され母親からも愛され、自分の事を真っすぐ見つめてくるアランが。
そう、アランにとても嫉妬してたんだ。
やり直しの機会を得た今でも表情くらいは取り繕えるだろうけど苦手意識は拭えない。
でも少なくともアランの瞳を真っすぐ見つめ返せるようにはなりたい。
「はぁ〜」
思わずため息をついてしまう。
「どうされました?」
セバスが心配そうに見てる。
「何でもない。もう風呂に入って寝るから下がっていい。」
「・・・かしこまりました。」
セバスと入れ替わるようにメイド達が入ってきて風呂に入る。
そういえばセバスずっと自分の事心配そうに見てるよなぁ。
死に戻る前もずっとこんな調子だったし。
折角やり直せるんだし、今回はセバスに余計な心配をかけたくないな。
・・・もっと上手く表情を作れるようにならないといけないし、剣術の鍛錬も政治の勉強も頑張らないといけないし...。
入浴が終わってベットに入った後も暫く考えていたが、暫くすると俺の意識は眠りの世界に落ちていった。
*******
また、どこまでも何もなく白い空間にいる。
すると前のように映像が流れ出す。
これは王都の町並みだ。
・・だが自分が処刑された時よりも遥かにひどい。
建物は原型をとどめてなく、道端には抱き合ってる母親と子供や僅かな食料で争いを起こしている男達。
道端で死んでいる人も多い。
王城には何故か隣国フォルセナ帝国の旗が立っている。
そして王城から声が聞こえてくる。
「これよりヴィンランド王国はフォルセナ帝国の支配下となる。【悪魔人】で溢れかえっていたヴィンランド王国を我がフォルセナ帝国が救った。今後はフォルセナ帝国に永遠の忠誠を誓い、従うように!」
え?
フォルセナ帝国の支配下??
・・俺が死んだ後の次の【制裁】の力を持つ奴は??
・・・俺が死んだ後に【制裁】の力の保持者が生まれてくるんだから間に合わなかったのか...。
あれ?
あの処刑台に今立ってるのってセバスじゃないか?
何でセバスが?
思わず声をを上げる。
「セバス!」
*******
「・・下! 殿下!」
「セバス...。」
「魘されてましたので、大丈夫ですか?」
「...嫌な夢を見ただけだ。まだ朝早いしもう一度寝る。」
「かしこまりました。外に待機しておりますので何かあったらお呼びください。」
そう言ってセバスが出ていった。
・・・今見たものも前見たものも明らかに俺の記憶じゃない。
あの白い空間で前みたいに自分の知らない事を見た。
これは誰かが見させてるんだろうか?
・・でも何で?
・・・再び俺が自分の責務から逃げ出さないため?
でもこの映像を見せてくるのは誰なんだろう?
なんでその人未来を知ってるんだろう?
考えても考えても答えが出てこない。
そうして自分は結局その後一睡もできずにセバスが声をかけにくるまで悩み続けていた。
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