4話 剣術の訓練鬼畜すぎでしょ!
投稿遅くてごめんなさい。(๑•﹏•)
「よし!では始めるか。」
「はい!」
「まあ、まずこの鍛錬場を全力ダッシュで10周!」
「えっ・・今何て?」
「だから鍛錬場を10周、いつも俺は100周は軽くやってるぞ。まあさっさと始め!」
えっちょっと待ってよ。
この鍛錬場って王国がやばい時の避難先にもなるくらいだから、国民全員入れるレベルの大きさだよ...。
ちょ、剣振り回しながらながら追いかけないでよ。
これ止まったり速度遅くなったら本当に死にかけんじゃん。
50m位あけて走り始めてたのにもう真後ろに...。
っていうかまだ4歳の子供にここまでやる??
まあ、明日で5歳だが・・・。
っていうか俺、この国の王子だよ?
忘れてない??
やっとこれで3周。
っていうか走るってことに意識向けないで他の事考えながら走ってたら思ったより疲れにくい。
・・まあそれでも疲労で吐き気が止まんないが。
これで5周目っ。
(ゼエゼエ ハアハア)
さっき一度マーライオンした。
これは王子の姿か!?
7周目、流石に他の事考えていても死にそう。
何だろう、体が物凄く重いのに軽く感じる。
意識が遠のきそうなのに、全てがさっきよりはっきり見える。
何だろう?
体が自動で動いててその中から外を見てる感じ...。
周りの動きが遅く感じる。
あれ・・今何周したんだろう?
あ、あそこでちょうど10周か...。
そう思った瞬間急にひどい倦怠感、吐き気、に襲われる。
息ができないっ・・でも後ちょっと...。
ついたっ!
そしてそのまま俺の意識は闇に引きずり込まれていった。
*******
何か話し声が聞こえる。
「まさか殿下が本当に10周完走できるとは思わなかった。あの様子だと最後の方、意識と体の離脱ができてたよな。俺の場合純粋な体力で走りきって、意識と体の離脱ができるようになったのは大分後なんだよな。」
「まあ、あなたは体力バカですからね。・・明日5歳の誕生日パーティーを貴族達を呼んで大々的にやるのに、どうしてくれるんですか?」
「まあ、何とかなるだろ。」
これはセバスと師匠の話し声・・?
閉じようとする目を無理矢理開ける。
眩しいっ。
「殿下!起きましたか!全くこのバカのせいで...。」
「殿下起きたのか。・・よし!俺は決めた。殿下をこの国1で一番強い男にする!覚悟しとけ!」
「えっ・・。でも騎士団の仕事の時は?」
「そん時は残ってる奴かセバスにでも練習メニュー渡しといてやる。」
この国で一番か・・。
初日でこんなにキツイんだからこの騎士団長を超えるとしたら・・・。
考えるのはやめておこう。
まあ、でも俺は【悪魔人】と戦う事になるんだから、国一番位に強くなってなくちゃ駄目だろうな・・。
「・・わかりました。今後よろしくお願いします!」
そこで取り敢えず今日の剣術の授業は終わった。
*******
部屋に帰るとメイド達が来る。
アリアはご機嫌な様子で俺を風呂に入れ服を着替えさせた。
「殿下、今後も鍛錬頑張ってくださいね。」
そう言って出ていった。
(こんな鬼畜な鍛錬めちゃくちゃ頑張らないと本気で死ぬわ...と思った。)
暫くしてセバスが入ってきた。
もうすぐ夕食だからその時連絡は話せばいいのに...。
何の話だろう?
「・・今日陛下が夕食を共にとのことです。側妃のガレーナ様も参加されるとのことです。」
「・・・分かった。」
そして再びメイド達が入ってくる。
アリアはいない。
ガレーナ様の支度の手伝いか。
死に戻る前ってこんな事あったっけ...?
・・あった!
確か、側妃のガレーナ様の子供が一昨日生まれた・・!
それを今日聞かされる。
自分の弟が生まれる時自分は呼ばれなかったんだ。
それで確かその後父上は弟アランには愛情を注ぐ。
アランがもう少し大きくなったらガレーナ様とアランと父上の三人でご飯を食べるようになるんだっけ...。
王族の子供は万が一すぐに死んだり、王家の血を継いでなかった場合に備えて発表されるのは検査などが済んだ後なんだっけ。
でも子供に位は言うだろう。
そう、そして自分の5歳の誕生日い弟のお披露目をやるんだ。
なんで自分はこんなに父上に嫌われてるんだろう・・?
まあ、いっか。
今はそんな事を考えてる場合じゃないし。
・・だから今日は余り人がいなかったんだ。
そんな事を考えてると準備が整う。
メイド達は頭を下げて出ていった。
あれ?セバスが自分の事を心配そうに見てる。
そんなにひどい顔してるかな...?
上手く表情を作らないと。
支度も終わったし、一旦部屋から出てもらおう。
「セバス一旦部屋から出て。」
「・・かしこまりました。」
鏡の前に立つ。
サラサラの銀髪にサファイヤブルーの大きい瞳。
真っ白い肌、に筋の通った鼻。
自分で言うのも変だが、とても整った顔だ。
そして笑って表情を作る。
笑っている風に見えるが目は笑えてない。
まあ、どうせ自分の事なんて見てないから気が付かないか。
でも相手を不愉快にはさせたくないし自分のできる最大限の笑った表情を作る。
「殿下、お時間です。」
もう行くのか...。
「今行く。」
そして俺は部屋から出た。
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