酒と言う名の雨
週末の今日は生憎の雨模様。
久々に妻子たちとピクニックに行く予定であったが延期となってしまった。
妻が朝早く起きて作った弁当が寂しくテーブルの上に置かれていた。
仕方ない、今日は家でのんびり凄そう……
という訳で……
酒好きオヤジが雨の日に家でやる事と言ったらただひとつ!
俺は早速冷蔵庫から酒を取り出す。
妻の作った弁当を肴に俺は朝の一杯を楽しみ始める。
妻子の視線が痛いのは否めないが、しとしとと降る雨を眺めながら飲む酒はなかなか乙なものだ。
俺はな、酒も雨も同じような物だと思っている。
酒と言う名の雨は、俺と言う名の大地を潤し、俺の心のダムを満たしてくれる。
しかし、酒の雨も降りすぎは良くない。
心のダムを決壊させ、感情と言う名の洪水が周囲に甚大な被害を及ぼしてしまう。
だが幸いにも酒と言う名の雨は自分でコントロールでき、洪水を未然に防ぐことができる。
お前さんたちも気を付けてくれ。
おっと!?
妻と言う名の御天道様が酒と言う名の雨を降り止ませてしまったぞ。
しかもこの御天道様は雷を落とすこともできるらしい。
今回は俺も反省している……。
それにしても……
こっちの雨も早く止まないかな?
豊田楽太郎です。
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