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8月6日 懇親会食事見積もり完了

8月6日


 A☆TU☆I! Foooooo!


 研究室への到着はいつもと同じくらい。あまりの暑さのため、今日は帽子をかぶってみた。髪の毛がぺったんこになるのが難点といえば難点。あと、致命的に似合わない。麦わら帽子ならよく似合うって言われるんだけど。


 研究室に到着後、昨日のエクセルの接合面についての問題に当たってみる。吐き出された要素番号をアソシスのエンティティで手打ちで(メモ帳に番号を書き出し、「,」をつけて全部横一列に並べる作業。要素数は多分数百。手が死ぬ)全部打ち出したところ、なぜかこっちはちゃんと接合面を指定していることが発覚。どうなってんだこれ。


 どうも、エクセルで処理した時になんらかのミスがあったらしい。作業工程を一から見直したところ、オフセット関数に問題があったことが分かった。


 というのも、全節点番号を吐き出し、【検閲済み】要素番号の構成節点のセルをオフセット関数の対象にすることで、節点番号から要素の座標を導出するってやり方を使ってたんだけど、そもそも最初に吐き出した節点リストが連番になっていなかった。


 つまり、とびとびにしか存在していなかったから全く関係ないところの座標値を使っていたってことになる。そりゃうまくいかねえわけだ。


 しかし、ここでまた問題が発生。てっきりエンティティの指定をミスったせいだと思ったら、全エンティティを選択しても節点リストが連番になっていない。おかしいと思ってそもそもの節点ファイルを確認したら、構成節点そのものが連番になっていなかった。


 もうやだ。どうなってんのこれ。ありえなくない?


 しょうがないから手動でオフセットに対応できるようにエクセル上の数値をずらしていく。このアナログ作業を簡略化させるためにパソコンを使っているのに、そのパソコンに使えるようにアナログ作業をするというわけのわからん状況に。


 それなりに長い時間をかけて補正を行ったら、今度こそちゃんと数値を吐き出してくれた。マジで指が死ぬ。


 そうそう、守島さんが流体のレポートを出したのに未提出扱いになってて大変なことになっているらしい。守島さんがちゃんとやっているのは私を含め、衣笠先生、銀さん、その他大勢が確認しているのに。しかも、提出はいつもの場所に流体研の人と銀さんの立会いの下にやっているとのこと。


 つまり、0点ならともかく未提出ってのは絶対にありえない。『深沢が何を考えているのかようわからん』ってこもりんがボヤいていた。あいつ、もしかしなくても先生間でも仲がよろしくないようだ。生徒との接触禁止って噂もあるし、いよいよ事が大きくなってきた感がある。


 あと、お茶を飲もうとしたらほんのちょびっとだけしか残っていなかった。『どういうことだ?』と柳下に聞いたら、『昨日羽鳥が飲んでそのままほったらかしにしてた』と情報を受ける。柳下はそのまま水をぶち込んだけど、めっちゃうすい。マジ激おこ。


 1400ごろ、研究室対抗運動大会の食事の見積もりにユーリさんとともに食堂へ行く。どうやら大皿は一皿三千円らしい。予想よりちょびっと安くてなんかラッキー。そのまま二人でだいたいの予算を決め、あとで城木先生に確認を取るってことにした。


 夕方ごろ、銀さんがやってきた。18号館でシャワーを浴びてきたらしいんだけど、すでに灰色のシャツが真っ黒になるレベルで汗だくだった。やっぱ最近の日本は暑すぎると思う。あとエアコンとエレベーターの設置は急務だ。ホントこの建物はボロいし暑すぎる。


 また、銀さんから『運動部が半期(四~九月)単位で予約を入れているらしいから、もしかしたらグランド取れないかも』と情報をもらった。


 普通は一か月単位か、半期にしても八月までじゃね? なんでこんなに中途半端な区切りなのか……。体育会のこういうところがよくわからん。これじゃ普通に使いたい人はどう頑張っても使えない。何のための予約システムなのか。


 その後、接合面剛性の分布と変動について作業を続けていたら、4 Nmのときだけ明らかに値が小さすぎることが発覚。どうやらアソシスで圧力を入力するときに0をいっこつけ忘れたらしい。


 これでようやく終わったと思ったのに、最後の最後でこれだ。もうやんなっちゃう。

 しかも、帰り際の一人しかいないときにけっこーガチな地震が来た。ぐらぐら揺れまくって超怖い。


 意外と長くなった。文章量的にはこれくらいがちょうどいいのだろうか? もっと何かあったような気がするけど、思い出せないのでここまでにしておく。寝不足のせいか、いくらかの記憶力の低下がみられるけど、ただ単に昔より年を取っただけだろうか?


 そして今日の作業はひたすらに指を酷使した。めっちゃ痛い。

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